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とある英雄譚のようです

27名無しさん:2018/04/22(日) 21:05:34 ID:G.gIoQVo0

( ФωФ) 「これで十分か。それとも……その首を落とさねばならないか?」

「貴様、名は何という」

( ФωФ) 「ロマネスク・デトロ」

「……老樹ロマネスクか!」

( ФωФ) 「その呼ばれ方はあまり好きではないんだがな」

「得心がいった。道理で敵わぬわけだ。精霊術の祖であったとは……」

黒龍は大きく唸った。
自らが敵にした者の恐ろしさが、今になって彼の全身を震わせる。
この世界に住む生物の中で最も強い身体を持つ龍族ですら争いを避けるべき相手の名。

「この首、落とすのならば好きにしろ。どうせ抵抗は無意味だ」

誇り高い龍族らしく、ヴィオレンサは両の後ろ足でまっすぐに立つ。
その灰の瞳が、真っ直ぐにロマネスク見据える。

( ФωФ) 「殺すつもりなどない。最初から言っている。そこを退けと」

「貴様……なぜ精霊の森を離れている」


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