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とある英雄譚のようです
236
:
名無しさん
:2018/04/24(火) 17:10:51 ID:JZ..YL360
重たい一撃をドクオが受けたのを確認し、距離をとる女性。
断絶と打ち合っていた七本の刃が女性の背に集まる。
手放した二刀と合わせて、後光の様に円形に浮いて配置された九つの剣。
「ローテイシオン」
高速で回転した魔力剣は、光輪となってフォールの背から放たれた。
('A`) 「がっ……」
ドクオが盾として生み出した断絶ごと、その胸を深々と切り裂いた。
人間がおよそ生きていられないほどの鮮血が飛び散り、ドクオは膝から崩れ落ちた。
(゚ー゚*下リ 「……やりすぎてしまいましたか」
('A`) 「痛ぇ……。とっさに再生魔術を自分にかけてなかったら、御陀仏だったな……」
(゚ー゚*下リ 「意識もあるのですか。全く、恐ろしい方ですね」
('A`) 「はは……褒められても嬉しくないな。だが、身体捌きは盗ませてもらった。
少なくとも俺が相対した中で最高レベルの剣術だ」
(゚ー゚*下リ 「魔術師とは本当に恐ろしい。同じ人間ではないんでしょうね」
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