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とある英雄譚のようです

23名無しさん:2018/04/22(日) 21:02:14 ID:G.gIoQVo0

言い終わると同時に黒龍が吐き出した火球は、いとも容易く男を飲み込んだ。
跡形もなく消えたと思われた男は、何食わぬ顔で同じ場所に立っていた。

「……何をした」

( ФωФ) 「何も?」

「ふざけおって」

男の周囲を全て燃やし尽くすかのように放たれた火球の数は十。
それらは音も無くかき消された。

「……なっ!?」

( ФωФ) 「小手調べは充分か?」

「……よかろう」

大地に両の足を落とした黒龍は、付近一帯の熱源を口腔に集中させる。
明確な殺意を持った予備動作に対して、ロマネスクは動かない。
先程までとは比にならない程に膨張した大火球が、ほんの一握りの光へと凝縮される。

「アルフォス」


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