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とある英雄譚のようです
215
:
名無しさん
:2018/04/24(火) 16:51:22 ID:JZ..YL360
( ФωФ) 「こちらの名前は知っているようだが……俺は知らんな」
('A`) 「俺の名前はドクオ・ルグ。魔術師だ」
( ФωФ) 「それはみればわかる。希少な魔術師が何用かな?」
('A`) 「少し話があってね」
( ФωФ) 「ふむ……では他の者には席を外させよう」
「なっ……! このような乱暴者と二人きりにさせるわけには」
( ФωФ) 「大事ない。わざと結界を派手に壊したのも、俺を呼ぶためであろうよ。
このような場所で話すことも無かろう。ついて来るがよい」
('A`) 「流石。話が分かる」
( ФωФ) 「一人前の神官を育てるのには、相応の時間がかかる。
無意味に減らされることは避けたいのだよ」
ロマネスクは空中を歩き、精霊の森の中心部に聳え立つ最も高い樹木へと向かった。
その後ろを少し離れてドクオが追う。
背後から放たれるいくつもの殺気を軽く受け流しながら。
('A`) 「初めてだよ、こんなにまともな待遇を受けたのは」
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