したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

とある英雄譚のようです

20名無しさん:2018/04/22(日) 20:59:23 ID:G.gIoQVo0

|゚ノ ^∀^) 「彼の者を穿て」

山端から引き剥がされた大樹が五本。
激しく回転しながらロマネスクを貫かんと迫る。

( ФωФ) 「支配力は申し分ない」

ロマネスクが人差し指を立て、空をなぞった。
何もないはずの空に突如としてできた裂け目。
飛来した大樹は粉みじんに吹き飛んだ。

|゚ノ ^∀^) 「っ! 固まれっ!」

両の掌を前に向ける。
氷の壁が何枚も生まれ、次々と砕けた。

( ФωФ) 「反応も早い。だが……」

激しい戦場に吹いた無害な弱い風。
殺意も、害意すらも無いそれは、他の攻撃に紛れてその命じられた意図を成し遂げた。
氷の壁で前面を覆っていたはず女性の帽子が、風に吹かれて飛び去って行く。
瞬きするほどの間に起きた出来事に、女性は対処することすらできない。

|゚ノ ^∀^) 「……御無事で」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板