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とある英雄譚のようです

19名無しさん:2018/04/22(日) 20:58:52 ID:G.gIoQVo0

|゚ノ ^∀^) 「もしかしたら、一度招集された者は死ぬまで招集され続けるのではないでしょうか」

( ФωФ) 「確かに、俺は死者以外で離脱したものを知らない。
         だが、一体誰に任す。俺の後を継げる者などいはしない」

|゚ノ ^∀^) 「ご自分の立場をもっとよく理解していただけると助かります。
       もはやあなた様はこの大森林の象徴。万が一にも欠くことができない存在なのです」

( ФωФ) 「国の区切りなど、世界の終焉の前には些事だ」

彼女は現れた時と同じように唐突に男の眼前へと移動した。
並び立てば、ロマネスクの胸よりも低いぐらいだろうか。
大人と子供ほどの差があれど、堂々と向かい合っていた。

|゚ノ ^∀^) 「僭越ながら、あなた様をとめるだけの力はあると思っています」

( ФωФ) 「試してみるか?」

一瞬の静寂。弾かれたように距離をとった二人はお互いの掌を前に向ける。

使役された大気の精霊が二人の中心点でぶつかり衝撃波を引き起こした。
空気の波紋が山の表面を撫で、木々が大きくうねる。


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