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とある英雄譚のようです

173名無しさん:2018/04/24(火) 12:16:56 ID:JZ..YL360

振り返ることなく飛び去って行く灰龍。
その姿を眺めながらモララーは立ち尽くしていた。

( ・∀・) 「くそ……!」

頭上を見上げて太陽の位置を確認し、その後に目指すべき先を見据える。
灰龍が拠点にしている山は煙に覆われ、その影しか見えない。

( ・∀・) 「行くしかない……か」

後ろを振り返ったところで、森との境界は見えない。
逃げ出す手段も場所もなく、前に進むことでのみ生き残ることができる。
最初はゆっくりと歩きながら。
魔力を両足に込めて、跳ねる様に溶岩の海を駈けた。


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