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とある英雄譚のようです

15名無しさん:2018/04/22(日) 20:56:25 ID:G.gIoQVo0

(゚、゚トソン 「用って何? ジジイが行かなきゃいけないことなの?」

詰め寄る少女の肩を押さえ、ロマネスクは座るように促す。
地べたに腰を下ろしたトソンにミセリが裾を整えるように示した。
トソンは無言で服装を正し、二人は老人を見上げる。

( ФωФ) 「何事も心配することはない。お前たちはここで精霊術の腕前を磨いて待ってろ」

ミセ*゚ー゚)リ 「……いつ帰ってくる?」

( ФωФ) 「一年後だ」

(゚、゚トソン 「遅れたら許さないから」

( ФωФ) 「肝に銘じておく。二人とも、今日はもう家に帰れ。
         あの戦いの前にもかなり力を使っていたのだろ」

額に浮かべた汗と、少女たちの顔に色濃く出ている疲労。
自身に戦いを挑む前から、その力を行使していたことに男は気付いていた。

精霊術の最大の利点である、利用限度がないことをいいことに、
ミセリとトソンは他に類を見ない程、深く厳しい鍛練を自分たちに課してきた。
そのかいあってか、同世代の術師と比べて特に秀でている。


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