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とある英雄譚のようです

128名無しさん:2018/04/22(日) 23:52:18 ID:G.gIoQVo0

<_フW゚)フ 「あぁ、勿論だ。これだけの高揚感は久しぶりだ。
          最後まで楽しませろよ、人間」

戦いの余波で荒れ地となった森の中で向かい合う一人と一頭。
どちらも、睨み合ったまま一歩も動かない。

川 ゚ -゚) 「……ふっ!」

先に動いたのはクール。
顕現させているだけで膨大な魔力を発生させる天剣は、
扱い方を間違えれば逆流によって自らを傷つけかねないほどの出力を持っている。
扱い慣れていない現状で、相手の出方を窺うにはあまりにも不利だと判断しての事だった。

真正面からの剣筋に対し、エストがとったのは魔力壁の精製。
目に見えない壁がクールの剣を阻む。

<_フW゚)フ 「もう限界と見えるがな」

じりじりと壁の圧力が増し、クールは後ろへと押され始めた。

川 ゚ -゚) 「はっ……そっちも大技撃つ余裕がないのはわかってる」

<_フW゚)フ 「それはどうかな」

エストの全身から噴き出した白銀の靄。
それが狼の頭へと変化し、クールに襲い掛かる。


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