[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
とある英雄譚のようです
118
:
名無しさん
:2018/04/22(日) 23:44:12 ID:G.gIoQVo0
クールの攻撃手段は、あの日から変わらずたった一つ。
だが、かつてよりも洗練された武器。
超高密度の魔力で創造した光の剣は、
触れるものを悉く断ち切る単純な力の塊。
三年以上の歳月が彼女に与えたのは、魔力剣をただ振り回す以外の運用。
七つの剣がクールの後背に現れ、そのうちの六つが流星のようにエストへと奔った。
放たれた剣にも劣らない速度で喉元を狙うクール。
<_プW゚)フ 「その程度かっ!」
エストは一喝して、前足の一振りで飛来する剣を薙ぎ払う。
その後に続いたクールの刺突は、額の先で見えない壁に防がれた。
川 ゚ -゚) 「ほう」
<_プW゚)フ 「力を出し惜しみしている余裕はない筈だ」
エストの遠吠えと共に、灰色の魔力が無差別に森の中を切り裂いた。
あまりにも広範囲で強力な一撃は、クールを魔力防壁ごと刻んだ。
傷だらけの姿で剣を杖にしながら何とか立つクール。
純白のドレスのあちこちに血を滲ませながら。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板