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とある英雄譚のようです

110名無しさん:2018/04/22(日) 23:35:52 ID:G.gIoQVo0

川 ゚ -゚) 「母の事を知っているのか?」

「ええ。とても気高く美しく、そして誰よりも強かったのです」

川 ゚ -゚) 「母様の話は父様もあまりしてくれないのだ。もし時間があれば、聞かせてほしい」

「国王様が……。そうですね、わかりました。
 私の覚えている話だけにはなりますが」

川 ゚ -゚) 「気にはしないさ。母様と会ったのはいつだった」

「忘れはしません。十年ほど前の雨の日でございました。
 あのような獣が私達の村を襲ってきたのです。
 討伐に向かった私を含めた数人は深く傷つき、森の中で身動きが取れなくなりました」

川 ゚ -゚) 「まさか、知らずのうちに母様と同じことをしているとはな」

「姫様によく似ていらっしゃいました。戦闘に赴いてきたはずなのに、真っ白なドレス。
 今日の姫様と同じでございました。
 あの日の女王様は、跳ね返った泥で裾などかなり汚れておりましたが。
 一瞬でした。私達が傷一つ付けられなかった獣を倒してしまうのは」

川 ゚ -゚) 「どうやって倒したんだ」

「光の剣がいくつも現れ、それが獣を貫いておりました。
 それから傷の手当までもしていただき、無事に村に帰ることができたのです」


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