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とある英雄譚のようです

11名無しさん:2018/04/22(日) 20:53:08 ID:G.gIoQVo0

唸って首をかしげてみるが、目的の相手が何処に行ったのかまるで見当がつかなかった。
諦めて相方のところに戻ろうとした時、二人の耳に探していた相手の声が届く。

( ФωФ) 「腕を上げたな、二人とも」

ミセ;゚ー゚)リ 「えっ!?」

森に潜んでいた少女の後ろに突然現れた男は、両手を軽く打ち合わせて音を鳴らす。
男が称賛の意を込めたそれも、少女たちにとっては地獄の合図でしかなかった。

( ФωФ) 「だが、まだまだだな。潜んでいるのに声を出したら意味がないだろうが。
         さて、反省の時間だ」

ミセ*゚ー゚)リ 「いや、私はちょっと……トソンが欲しがってたような……」

(゚、゚;トソン 「なっ……! ミセリっ!?」

( ФωФ) 「二人合わせてに決まっている」

ミセリの襟首を掴み、ロマネスクは飛び上がった。
音も無く、助走も無く、二人は森の中から遥か上空へ。

(゚、゚トソン 「やっば、ごめんミセリ。それじゃっ……」

( ФωФ) 「逃がさん」


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