[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
( ,,^Д^)ビッグ・トレジャーの大冒険のようです!!!
123
:
名無しさん
:2018/04/04(水) 21:39:39 ID:V53fHRGY0
.
( ゚∀゚ )「よっと……これでいいかぁ?」
奴が引きずってきたのは、ベルトコンベアの先にしつらえられた、鉄鋼裁断用の巨大なチタンブレードだった。
固い鉄鋼を加工するためのものだけあって、そのブレードは分厚く、重たい。
全長は2メートル前後、厚みに至っちゃゆうに5センチはありそうだった。
Σz; ゚ー )リ「そんなもん、武器になるわけないだろ!?」
車をひっくり返したアヒャルドの筋力からして、重さはどれだけあろうと問題じゃない。
けどそのブレードは明らかに奴のタッパよりデカく、人がぶん回して扱えるような代物じゃなかった。
(; ゚∀゚ )「おっと……重くはないが、バランスが悪ぃな」
当たり前だが、それは人が振るうことを前提として作られちゃいない。
取っ手も握る猶予もなく、奴は人外のパワーでむしるようにブレードの端を掴んでいるだけだ。
片手で使おうとするとどうしても引きずって歩かなきゃならない。
両手で引きずらないように持つと、視界がふさがって前が見えなくなっちまう。
だが、よろけながらも奴は、その不釣り合いなブレードを武器として扱おうと必死になっていた。
(; ゚∀゚ )「こいつを上手く扱えるようになるまでは、それなりに時間がかかる」
(; ゚∀゚ )「それまでに、俺もお前もおっ死んでなきゃいいがな」
Σz; ゚ー )リ「本気かよ……どうかしてるぜ」
(; ゚∀゚ )「へっ。俺がまともだったことが今まで一度でもあったかよ」
(; ゚∀゚ )「いいからお前は、自分のための逃げ道を探してな」
そうして奴は、コンテナの陰から躍り出て、マフィアどものいる方向へ走っていったんだ。
.
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板