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( ^ω^)遊戯王BOONRAINS(´・ω・`)
315
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:04:20 ID:OO7Le7NU0
────────
(´・ω・`)《ここらのストレージは全部閉鎖されていた……VIPで何が起こっているんだ?》
<ヽ;∀;>「誰かぁー!助けてニダー!!」
(´・ω・`) (ん?あれは……)
(#∴)「貴様、大人しくしろ!」
(´・ω・`) (お、この前のセキュリティ課の人じゃないか。相変わらず仕事してるなぁ)
<ヽ#`∀´>「ウリはアンティデュエルなんて持ちかけてないニダ!」
(#∴)「情状酌量の余地もない!証拠は上がっているんだ!」
(´・ω・`) (アンティデュエルか。VIPでは絶対にやってはいけない規則だよね)
(´・ω・`) (一応、第三者目線でデュエルログを確認してみるか。ここ最近のVIPの変化と関係があるかも知れないし……これかな)
316
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:04:59 ID:OO7Le7NU0
────
<ヽ`∀´>「よし、4連勝ニダ!この調子なら実技試験も余裕で臨めるニダね」
(-@∀@)「もしもしキミ。Aクラスの人かな?」
<ヽ`∀´>「そうニダ。何か用ニカ?」
(-@∀@)「ハハ、やっぱりね。Aクラスの連中はデュエルのセオリーも知らない無能揃いと聞いたけど、全くその通りだと今のデュエルを観て思ってさ」
(-@∀@)「アドバンテージ理論や対人プレイングの基礎もなっていない……まさに落ちこぼれの収容所だな、Aクラスは」
<ヽ#`∀´>「……いきなり出てきてもの凄い言い草ニダね。でも、実力は伴わないくせに口先だけのBクラスのアンタが言うと少しはそれらしく聞こえるニダよ?」
(-@∀@)「な……!」
<ヽ`∀´> (アカデミアに今あるクラスはAとBだけ。Aクラスを馬鹿にしてきたってことは、つまりアイツはBクラスのやつってことニダね。名前は知らないけど)
317
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:05:47 ID:OO7Le7NU0
(-@∀@)「よろしい。キミがその気なら、デュエルで白黒つけてあげよう」ガシャン!
<ヽ`∀´>「受けて立つニダ。ただし!ウリが勝ったとき、アンタにはウリたちAクラスの皆へ放った非礼を詫びてもらうニダよ!」ガシャン!
(-@∀@)「この後に及んで勝つつもりなのか。どちらが上か、ハッキリさせてやる……!」
<ヽ`∀´>「「デュエル!!」」(@∀@-)
────
(´・ω・`;)《おいおい、これアンティデュエルじゃないやんけ!しかも先にケンカ吹っかけてきたのはメガネのほうじゃないか!》
(´・ω・`;)《ここは……そうだ!》
318
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:06:32 ID:OO7Le7NU0
(´∩ω・`) スッ……
(´メω・`)《お巡りさん、ちょっと待って!その人は悪くないよ!》
(#∴)「ん?誰だお前は?」
(´メω・`;)《ほらあの時の!VIPのヒーロー、ホライゾンの良き相棒AIショボンですよ!》
(#∴)「知らんな。そこをどけ!」
(´メω・`;)《えぇ、そんなぁ!VIPの平和は私達ヒーローとあなた方セキュリティで共に守りましょうって固く誓い合った仲じゃないですか!》
319
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:07:10 ID:OO7Le7NU0
(#∴)「そんな記憶はないぞ。そうだろう?」
《チャットログを抽出しています。検索結果��0件》
(´メω・`)《僕も今思い返したけど、よく考えたらそんなこと言ってなかったわ》
(#∴)「訳のわからんAIだな。お前も連行する!」
(´・ωメ`;)《ファッ!?》
<ヽ;`∀´>「ちょ、関係ないAIまで巻き込むなニダ!」
(#∴)「黙れ!これが私のやり方だ!」
(´メω・`) (様子がおかしいと思ったら……やっぱりな。これは視覚から信号を送るタイプのウィルスにやられている)
(´メω・`) (こうなったら……)
320
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:07:46 ID:OO7Le7NU0
────────
アカデミア寮
《ブーン……ブーン!》
( ^ω^)「おっ、ショボンから?」
《今すぐ来てくれ!この前のセキュリティさんがウィルスでやられて、大変なんだ!》
( ^ω^)「すぐに向かうお!」
────────
321
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:08:29 ID:OO7Le7NU0
( OwO)「ショボン!一体、何があったんだお?」
(´メω・`)《来てくれたか!ブーン、あの人だよ!》
<ヽ;`∀´>「アンタ、もしかしてあのホライゾンニカ!?」
( OwO)「今、助けに来たお!」
(#∴)「新手か。貴様は何者だ?」
( OwO)「以前会ったときとは明らかに豹変しているし、僕のこともすっかり忘れているみたいだおね……」
(´メω・`)《ブーン、初陣のときと同じ作戦で仕掛けるよ!君がデュエルで奴を止める間に……》
( OwO)「ショボンが悪性プログラムの原因をつき止める!」ガチャン!
(#∴)「言っても聞かないのであれば、実力行使あるのみ!捕縛の時間だ!!」ガチャン!
( OwO)「「デュエル!!」」(∴#)
322
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 11:53:58 ID:630JjpeQ0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
323
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 17:57:38 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「先行は私だ!モンスターをセット、さらにカードを2伏せてターンエンド!」
◇◆◆◇◇ :(#∴) 8000
□□■□□ 手札:2枚
□□□□□ :( OwO) 8000
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
( OwO)「僕のターン、ドロー!」(手札:6)
( OwO)「手札から《E・HERO オーシャン》を攻撃表示で召喚するお!」(ATK��1500)
( OwO)「すかさずバトルフェイズ!オーシャンでセットモンスターを攻撃するお!」
324
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 17:58:17 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「セットされたモンスターは《アサルト・ガンドッグ》だ。戦闘破壊される」
オーシャン(ATK��1500) → アサルト・ガンドッグ(DEF��800)
(#'∴)「だが、モンスター効果を発動!」
《アサルト・ガンドッグ》
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1200/守 800
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 デッキから「アサルト・ガンドッグ」を任意の数だけ特殊召喚する。
(#∴)「デッキから2体の同名モンスターを攻撃表示で特殊召喚する!」(ATK��1200)
325
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 17:59:20 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「頭数を増やして来たかお……カードを1枚セット、ターンエンドだお!」
◇◆◆◇◇ :(#∴) 8000
□②③□□ 手札:2枚
□②□□□ :( OwO) 8000
◇◇◇◆◇ 手札:4枚
②③アサルト・ガンドッグ
②オーシャン
(#∴)「私のターン!ドロー!」(手札:3)
(#∴)「私はチューナーモンスター、《ジュッテ・ナイト》を召喚する!」(ATK:700)
326
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:00:05 ID:2Vrr0I6M0
《ジュッテ・ナイト》
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 700/守 900
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。 相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して表側守備表示にする。
( OwO)「チューナーってことは、まさかこの人も!」
(#∴)「お上の威光を見よ!レベル4、アサルト・ガンドッグにレベル2のジュッテ・ナイトをチューニング!」
(#∴)「シンクロ召喚!レベル6、《ゴヨウ・ガーディアン》!!」(ATK��2800)
《ゴヨウ・ガーディアン》
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000
地属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
327
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:00:56 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「これがセキュリティさんの持つシンクロモンスター……!」
<ヽ;`∀´>「あれがシンクロ召喚……初めて見るニダ!」
(#∴)「バトルフェイズだ!ゴヨウ・ガーディアンでオーシャンを攻撃!」
ゴヨウ・ガーディアン(ATK:2800) → オーシャン(ATK:1500)
( OwO)「レベル6にして攻撃力2800……やっぱりシンクロモンスターは強力だお」(LP:8000→6700)
(#∴)「驚くのはまだ早い!ゴヨウ・ガーディアンの効果を発動!戦闘で破壊した相手モンスターを、自分フィールドに守備表示で特殊召喚する!」(DEF:1200)
( OwO)「こっちもタダでは転ばないお!トラップ発動、《ヒーロー・シグナル》!デッキから《E・HERO エアーマン》を特殊召喚!」(ATK:1800)
328
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:01:44 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「エアーマンの効果!デッキから《E・HERO アナザー・ネオス》を手札に加えるお!」
(#∴)「無駄なことを……」
《気をつけて下さい。相手のHEROデッキは融合召喚を使います》
(#∴)「融合召喚だと……となると、今はサーチ&リクルートで素材を集めているという訳だな?」
( OwO)「!」
《手札にあるこのカードで、相手の行動を大きく封じることができます》
( ∴)「そういうことか……ならば!私は永続魔法、《禁止令》を発動する!」
329
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:02:20 ID:2Vrr0I6M0
《禁止令》
永続魔法
カード名を1つ宣言してこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 宣言されたカード名を元々のカード名とするお互いのカードに以下を適用する (この効果の適用前からフィールドに存在するカードには適用されない)。 ●フィールドに出す事ができない。 ●カードの発動及び効果の発動と適用ができない。 ●通常召喚・反転召喚・特殊召喚できない。 ●攻撃及び表示形式の変更ができない。 ●素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。
(#∴)「私は《融合》を宣言する!このカードがフィールドに存在する限り、お前は融合を使用することができない!」
( OwO)「な……!何で融合召喚を使うって知ってるんだお?僕のことを覚えていないのに……」
(#∴)「AIが私に教えてくれるのだ……選ぶべき正しき未来をな。ターンエンドだ!」
330
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:04:03 ID:2Vrr0I6M0
◇◆◆⑨◇ :(#∴) 8000
□②③④□ 手札:1枚
□②□□□ :( OwO) 6700
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
②アサルト・ガンドッグ ③ゴヨウ・ガーディアン ④オーシャン
⑨禁止令
②エアーマン
(´・ω・`)《どうやらあのAIが悪さをしているみたいだね……ブーン、君のモンスターで奴にダメージを与えてくれ。僕はその攻撃に乗って奴のデュエルディスクにハッキングを仕掛ける!》
( OwO)「やってみるお!僕のターン、ドロー!」(手札:6)
( OwO)「融合は使えないけど、勝ち筋が潰えたわけじゃないお!《E・HERO アナザー・ネオス》を召喚!」(ATK:1900)
331
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:04:42 ID:2Vrr0I6M0
《E・HERO アナザー・ネオス》
デュアル・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守1300
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、 通常モンスターとして扱う。 (2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを 通常召喚としてもう1度召喚できる。 その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。
( OwO)「バトル!アナザー・ネオスで……ごめんお!オーシャンを攻撃!」
アナザー・ネオス(ATK:1900) → オーシャン(DEF:1200)
(#∴)「ヒーローが仲間を攻撃するとは呆れたものだな!リバースカード、オープン!《シフトチェンジ》!攻撃対象をオーシャンからゴヨウ・ガーディアンに変更する!」
(#∴)「ククク……戦闘破壊が成立すれば、ゴヨウ・ガーディアンの効果でアナザー・ネオスも私のフィールドに特殊召喚される!」
332
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:05:35 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「させないお!手札から速攻魔法《デュアル・スパーク》発動!」
《デュアル・スパーク》
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する レベル4のデュアルモンスター1体をリリースし、 フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。 選択したカードを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。
( OwO)「アナザー・ネオスをリリースして、ゴヨウ・ガーディアンを破壊するお!」
(#∴)「ならばこちらも!永続トラップ《ディメンション・ゲート》、ゴヨウ・ガーディアンをゲームから除外する!」
( OwO)「くっ……対象を失い、カードを破壊出来なかった場合、デュアル・スパークでカードはドローできないお」
333
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:06:21 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「でもまだ、僕にはエアーマンが残っているお!オーシャンに攻撃!」
エアーマン(ATK:1800) → オーシャン(DEF:1200)
(#∴)「破壊される。だが、また新たなモンスターを奪えばいいだけの話だ」
( OwO)「まだ別のシンクロモンスターがいるってことかお……カードを1枚セット、これでターンエンド!」
◇⑦◇⑨◇ :(#∴) 8000
□②□□□ 手札:1枚
□②□□□ :( OwO) 6700
◇◇◇◆◇ 手札:3枚
②アサルト・ガンドッグ
⑦ディメンション・ゲート ⑨禁止令
②エアーマン
(#∴)「私のターン、ドロー!」(手札:2)
(#∴)「レベル2チューナー、《ナイトエンド・ソーサラー》を召喚!」(ATK:600)
334
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:08:01 ID:2Vrr0I6M0
《ナイトエンド・ソーサラー》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻1300/守 400
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、 相手の墓地のカードを2枚まで対象として発動できる。 そのカードを除外する。
(#∴)「行くぞ!私はレベル4のアサルト・ガンドッグに、レベル2のナイトエンド・ソーサラーをチューニング!」
(#∴)「荒ぶる獣の牙もて捕獲せよ!シンクロ召喚、レベル6!切り捨て御免の狩人!《ゴヨウ・プレデター》!!」(ATK:2400)
《ゴヨウ・プレデター》
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2400/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 「ゴヨウ・プレデター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターがプレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。
( OwO)「また新しいシンクロモンスターが出てきたお……!」
335
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:08:56 ID:2Vrr0I6M0
(#∴) (奴が融合を行っていないうちにラッシュをかけたいところだが……今の手札ではこの盤面が限界か)
《ディメンション・ゲートを破壊できれば、ゴヨウ・ガーディアンが帰還します》
(#∴) (だが今、サイクロンのような魔法・罠の除去カードは持っていない……どうしたものか)
《まだ方法はあります。……》
(#∴)「!ククク……そうか。そういうことか!」
( OwO) (AIが何かを伝えた……どういうつもりだお?)
(#∴)「装備魔法、《自律行動ユニット》を発動する!」(LP:8000→6500)
336
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:09:33 ID:2Vrr0I6M0
《自律行動ユニット》
装備魔法
(1):1500LPを払い、相手の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。 このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
(#∴)「1500のライフポイントを支払い、お前の墓地からアナザー・ネオスを私のフィールドに引きずり出し、このカードを装備する!」(ATK:1900)
(#∴)「いくぞ!バトルフェイズ、ゴヨウ・プレデターでエアーマンを攻撃!」
ゴヨウ・プレデター(ATK:2400) → エアーマン(ATK:1800)
( OwO)「まさかそのモンスターも……」(LP:6700→6100)
(#∴)「察しがいいな。ゴヨウ・プレデターの効果発動!戦闘破壊したエアーマンを私のフィールドに特殊召喚する!」(ATK:1800)
337
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:10:18 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「ゴヨウ・ガーディアンとは異なり攻撃表示で特殊召喚できるが、このターンエアーマンが与える戦闘ダメージは半分となる。だが、これで充分だ!」
( OwO)「奪ったモンスターで更なる追撃ができるってことかお……」
(#∴)「追撃だけではない。この状況下、エアーマンが蘇生された最大の意義は別にある!お前にはわかるか?」
( OwO)「奪われたのはエアーマンだけじゃない、相手フィールドには自律行動ユニットで特殊召喚したアナザー・ネオスが……そうか!!」
(#∴)「エアーマンのモンスター効果を発動!自分フィールドに他のHEROが存在するとき、その1体につきフィールドの魔法・罠カードを破壊できる!」
(#∴)「私のフィールドには、自律行動ユニットで奪ったアナザー・ネオスが存在する!これにより、私は自身のディメンション・ゲートを破壊!」
(#∴)「そしてディメンション・ゲートが破壊されたことにより、その効果で除外したゴヨウ・ガーディアンがフィールドに帰還する!」(ATK:2800)
338
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:10:51 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「そんな……!エアーマンのその効果はVIPでも使ったことはないのに……僕のモンスターをこんな自分の手足のように操るなんて……!」
(#∴)「見たか、一流のタクティクスを!これが私の力だぁ!バトル続行、ゴヨウ・ガーディアンでプレイヤーへダイレクトアタック!」
( OwO)「くっ……」
(´メω・`)《戻ってきてみればらしくないじゃないか。まさか未知のシンクロモンスターの力に怖気付いたのかい、ブーン?》
( OwO)「ショボン……! 」
(´メω・`)《あいつは自分で強くなった気でいるけど、それは大きな間違いだ。AIの力を自分の力と思い込まされて、心をAIに支配されているんだ!》
(´メω・`)《そんな奴に負ける君じゃないだろう?》
339
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:13:28 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「……そうだったお。僕はホライゾン、あの人を救う為に、そしVIPを守る為に!僕が負けるわけにはいかないんだお!」
( OwO)「リバースカードオープン!手札を1枚捨て、発動せよ!《超融合》!!」
《超融合》
速攻魔法
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。 自分・相手フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(#∴)「超融合だと……?」
( OwO)「このカードの発動に対して、如何なる効果も発動できない!その効果で、フィールドのモンスターを融合するお!」
(#∴)「ハッ、フィールドのモンスターだと?お前のフィールドにはモンスターなど……」
( OwO)「そう、僕のフィールドには素材となるモンスターは存在しないお!」
340
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:14:31 ID:2Vrr0I6M0
(#;∴)「フィールドのモンスター……まさか!?」
( OwO)「気づいたかお?超融合は融合を超えた、究極の力!絶対無敵の融合カードだお!その力は敵味方関係なく全てのモンスターを取り込む、まさにブラックホール!」
( OwO)「あなたのフィールドにいるアナザー・ネオスとエアーマンの2体で、融合召喚!我が戦場に吹き荒べ、《E・HERO Great TORNADO》!!」
《E・HERO Great TORNADO》
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200
「E・HERO」モンスター+風属性モンスター このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。 相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。
(#∴)「私のターンに融合召喚だと……!だが!ゴヨウ・ガーディアンの攻撃が残っているのを忘れたか!」
341
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:15:09 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「Great TORNADOのモンスター効果を発動!融合召喚したとき、相手モンスター全ての攻守を半分にする!ダウンフォース!」
(#;∴)「何だと!?」
ゴヨウ・ガーディアン(ATK:2800→1400)
ゴヨウ・プレデター(ATK:2400→1200)
(#∴)「クッ……何か対抗策はないのか!?」
《手札の枯渇した現状、打てる策はありません。次のターンに体勢を立て直して下さい》
(#∴)「そうか……悔しいが、仕方あるまい。私はこのままターンエンドだ」
◇◇◇⑨◇ :(#∴) 6500
□②③□□ 手札:0枚
□②□□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:2枚
②ゴヨウ・プレデター ③ゴヨウ・ガーディアン
⑨禁止令
②Great TORNADO
342
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:15:54 ID:2Vrr0I6M0
(´メω・`)《あいつ、完全にAIに頼りっぱなしだね》
( OwO)「このターンで仕掛けるお!僕のターン、ドロー!」(手札:3)
( OwO)「魔法カード、《ミラクル・フュージョン》発動!墓地からブレイズマンとオーシャンの2体をゲームから除外して、融合召喚!」
(#∴)「ブレイズマンだと?そんなモンスター、いつの間に……」
────────
( OwO)「リバースカードオープン!手札を1枚捨て、発動せよ!《超融合》!!」
────────
(#;∴)「あのときか……!」
( OwO)「現れるお!《E・HERO アブソルートZero》!」(ATK:2500)
343
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:16:53 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「バトルフェイズ!Great TORNADOでゴヨウ・ガーディアンを攻撃!」
( OwO)「ショボン、今だお!ブレイブ・タービュレンス!」
(´メω・`)《よし、いくぞ!》
Great TORNADO (ATK:2800) → ゴヨウ・ガーディアン(ATK:1400)
(#;∴)「ぐっ……」(LP:6500→5100)
( OwO)「そっちは頼んだお、ショボン!続けてアブソルートZeroでゴヨウ・プレデターを攻撃!ジャスティ・スノーダスト!」
アブソルートZero (ATK:2500) → ゴヨウ・プレデター (ATK:1200)
(#;∴)「うわぁ!」(LP:5100→3800)
( OwO)「よし、もう少しだお。ターンエンド!」
344
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:17:35 ID:2Vrr0I6M0
◇◇◇⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□②③□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:2枚
⑨禁止令
②Great TORNADO ③アブソルートZero
(#;∴)「わ、私のターン……」(手札:1)
(#;∴) (私のフィールドには禁止令が1枚だけ。モンスターも0、手札は今引いたこのカードのみ……)
(#∴)「教えろAI……次、私はどうすればいい?」
345
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:18:07 ID:2Vrr0I6M0
《……んー、とりあえずターンエンドがいいんじゃないの?》
(#∴)「ふ、ふざけるな!このままでは……お前は私に負けろと言うのか!?」
(´メω・`)《負けるのが嫌なら自分で考えなさい!AIはお前のお母さんではありません!何でも世話してくれると思ったら大間違いだよ!》
(#∴)「お前は……何者だ!?」
( OwO)「ショボン!そっちは大丈夫そうかお?」
(´メω・`)《あぁ。このディスクに寄生している悪性AIは今僕が抑制している!あとは君がトドメをさせば完全に除去可能だ!》
( OwO)「おっ、ありがとうだお!」
346
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:18:36 ID:2Vrr0I6M0
<ヽ`∀´>「何だかよくわからないけど、ウリも応援するニダ !」
(#;∴)「ぐ、貴様ら……!魔法カード《貪欲で無欲な壺》発動!」
《貪欲で無欲な壺》
通常魔法
メインフェイズ1の開始時に自分の墓地から 異なる種族のモンスター3体を選択して発動できる。 選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。 その後、デッキからカードを2枚ドローする。 このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(#∴)「墓地の獣族、アサルト・ガンドッグと戦士族、ゴヨウ・ガーディアン、魔法使い族のナイトエンド・ソーサラーの3体をデッキに戻してカードを2枚ドロー!」
(#∴)「……カードを2枚伏せ、ターンエンド!」
347
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:19:06 ID:2Vrr0I6M0
◇◆◆⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□②③□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:2枚
⑨禁止令
②Great TORNADO ③アブソルートZero
( OwO)「僕のターン!ドロー!」(手札:3)
( OwO)「一気に決めるお!GreatTORNADOでプレイヤーへダイレクトアタック!」
<ヽ;`∀´>「通ってくれニダ……!」
(#∴)「させるか!トラップ発動、《王魂調和》!」
《王魂調和》
通常罠
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。 その攻撃を無効にする。 その後、以下の効果を適用できる。 ●レベルの合計が8以下になるように、 自分の墓地からチューナー1体とチューナー以外のモンスターを任意の数だけ選んで除外し、 除外したモンスターのレベルの合計と同じレベルを持つSモンスター1体を、 エクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。
348
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:19:37 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「Great TORNADOの攻撃を無効にする!さらに追加効果で、墓地のモンスターを除外し、素材としてシンクロ召喚を行う!」
(#∴)「墓地のレベル6、ゴヨウ・プレデターにレベル2、ジュッテ・ナイトをチューニング……!」
(#∴)「お上の威光の前にひれ伏せ!シンクロ召喚!レベル8、《ゴヨウ・キング》!!」
《ゴヨウ・キング》
シンクロ・効果モンスター 星8/地属性/戦士族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上 (1):このカードが相手モンスターに攻撃する攻撃宣言時に発動する。 このカードの攻撃力はダメージステップ終了時まで、 自分フィールドの戦士族・地属性のSモンスターの数×400アップする。 (2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●破壊したそのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 ●相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んでコントロールを得る。
349
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:20:12 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「僕にはまだアブソルートZeroが残っているお!ゴヨウ・キングへ攻撃!」
アブソルートZero (ATK:2500) → ゴヨウ・キング (ATK:2800)
( OwO) (これも全てあの人を救うため……オーシャンのときといい、本当ごめんお!) (LP:6100→5800)
( OwO)「アブソルートZeroがフィールドを離れたことで、効果発動!相手モンスターを全て破壊するお!」
(#∴)「モンスターを戦闘破壊したこの瞬間、ゴヨウ・キングの効果も発動!」
( OwO)「残念だったお!僕のE・HERO融合モンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない!ゴヨウ・キングの効果は受けないお!」
350
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:20:51 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「甘い!ゴヨウ・キングがコントロールを奪取できるのは戦闘破壊したモンスターに限らない!戦闘破壊をトリガーに、相手モンスター1体を対象としてそのモンスターのコントロールを得ることができる!」
( OwO)「何!?」
(#∴)「お前のフィールドに存在する、Great TORNADOのコントロールを得る!」
<ヽ;`∀´>「あっ!ゴヨウ・キングの効果が先に処理されたってことは……」
(#∴)「逆順処理により、アブソルートZeroの効果を解決。私のモンスターはGreat TORNADOを巻き込み、全て破壊される!」
( OwO)「ぐっ……」
351
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:21:19 ID:2Vrr0I6M0
(´メω・`;)《アブソルートZeroの効果を逆用して、ブーンのモンスターも全滅させた……》
(#∴)「ククク……AIなどいなくとも、お前を倒すのは私の力のみで充分だったな!」
( OwO)「残された手札に賭けるしかないかお……カードを1枚セット、ターンエンドだお!」
◇◇◆⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□□□□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◆◇ 手札:1枚
③ゴヨウ・キング
⑨禁止令
(#∴)「私のターン、ドロー!」(手札:1)
352
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:21:46 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「……ついに来たぞ!私の切り札を呼ぶ力が!魔法カード、《ミラクルシンクロフュージョン》を発動!」
《ミラクルシンクロフュージョン》
通常魔法
(1):自分のフィールド・墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、 Sモンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。 (2):セットされたこのカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。 自分はデッキから1枚ドローする。
( OwO)「ミラクル・フュージョン……?」
(#∴)「墓地のモンスターを除外することで、シンクロモンスターを素材とする融合モンスターを融合召喚する!」
<ヽ;`∀´>「セキュリティも融合召喚を使うニカ!?」
(#∴)「私は墓地のゴヨウ・プレデターとゴヨウ・キングの2体をゲームから除外する!」
353
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:22:10 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「────大いなる力の下に追跡者たちの魂が今、ひとつの軌跡を示し出す!祝福せよ!新たなる皇帝の誕生を!」
(#∴)「融合召喚!レベル10、《ゴヨウ・エンペラー》!!」
《ゴヨウ・エンペラー》
融合・効果モンスター
星10/地属性/戦士族/攻3300/守2500 戦士族・地属性のSモンスター×2
(1):このカードまたは元々の持ち主が相手となる自分のモンスターが 戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。 破壊したそのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 (2):相手がモンスターを特殊召喚した時、 自分フィールドの戦士族・地属性のSモンスター1体をリリースして発動できる。 そのモンスターのコントロールを得る。 (3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた時に発動する。 自分フィールドの全てのモンスターのコントロールは、元々の持ち主に戻る。
(´メω・`;)《シンクロモンスターを素材に融合召喚を成功させた……!》
354
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:22:59 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「いくぞ、バトルフェイズ!ゴヨウ・エンペラーでダイレクトアタック!!」
( OwO)「やらせないお!トラップ発動、《死魂融合》!」
《死魂融合》
通常罠
(1):自分の墓地から、 融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを裏側表示で除外し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
( OwO)「墓地のモンスターを裏側表示で除外して、融合召喚!」
(#∴)「させるか!永続罠、《融合禁止エリア》発動!」
355
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:23:28 ID:2Vrr0I6M0
《融合禁止エリア》
永続罠
お互いのプレイヤーは融合召喚する事ができない。
( OwO)「な……!?」
(#∴)「死魂融合による融合召喚は不発となる!ゆけ、ゴヨウ・エンペラー!」
( OwO)「ぐっ……うあぁ!!」(LP:6100→2800)
<ヽ;`∀´>「ホライゾン!」
(#∴)「次のターンでお前の息の根を止めてやる……!ターンエンドだ!」
356
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:24:10 ID:2Vrr0I6M0
◇◇⑧⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□□□□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:1枚
③ゴヨウ・エンペラー
⑧融合禁止エリア ⑨禁止令
( OwO) (《融合》を封じられるだけならともかく、融合召喚自体潰されるなんて……)
(´メω・`;)《今回ばかりは、もうダメなのか……!?》
357
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:24:42 ID:2Vrr0I6M0
《シケたツラしてんなぁ。こんなところで終わりか?》
( OwO)「お?デュエルディスクから……?」
_
( ゚∀゚)《よっ。VIPのヒーロー、ホライゾン!》
( OwO)「君、いつの間に!?」
(´メω・`)《ん、誰だアイツ?》
( ゚∀゚)《俺はジョルジュだ。さっきのゴヨウ・エンペラーのダイレクトアタックに乗じてこっち側にお邪魔させてもらった》
( OwO)「てことは、君が……!」
( ゚∀゚)《まぁ待て、俺は何もセキュリティ側のデュエルディスクから来たわけじゃねぇ。それに、俺はAIじゃない。人間だからな》
358
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:25:15 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《俺のプレゼント、気に入ってくれてるかと思ってな。ちょっと様子を見に来たのよ》
( OwO)「プレゼント……アームズ・エイドを送ってきたのは、君かお」
( ゚∀゚)《おう。だが見たところ、EXデッキには入れてないみたいだな?》
( OwO)「……シンクロモンスターは不適合者が手を出せば、大変なことになるかも知れないって聞いたお。そんなカードを送り付けるなんて、どういうつもりなんだお?」
( ゚∀゚)《それはだな、お前の可能性を信じて……おっと。とりあえず話は後にしたほうがいいんじゃねぇか?》
359
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:25:42 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「……おい、貴様!いつまで待たせるつもりだ!?」
( OwO)「そうだったお……!早くあの人を助けないと!」
( ゚∀゚)《だが、《禁止令》と《融合禁止エリア》がある今、お得意の融合召喚は使えないぜ。融合召喚のできない現状、どうやって勝つつもりだ?》
( OwO)「やってみないとわからないお!手札から魔法カード、《HEROの遺産》を発動!」
《HEROの遺産》
通常魔法
「HEROの遺産」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):「HERO」モンスターを融合素材とする融合モンスター2体を 自分の墓地からエクストラデッキに戻して発動できる。 自分はデッキから3枚ドローする。
360
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:26:10 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「墓地のGreat TORNADO、アブソルートZeroをデッキに戻してカードを3枚ドロー!」
( ゚∀゚)《ドローカードは《フォレストマン》《ヒーロー・マスク》《融合》か。ハッキリ言って、この状況じゃどうしようもねぇな》
( OwO)「くっ……」
( ゚∀゚)《まぁ、安心しな。俺が勝たせてやるからよ……このカードでな》
( OwO)「見たこともない規格のカードだお……そのモンスターは?」
361
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:26:48 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《融合・シンクロに並ぶ、第三の召喚方法……エクシーズ召喚によって呼び出せる、エクシーズモンスターだ》
( OwO)「エクシーズモンスター……?」
(´メω・`;) (な……エクシーズだって?あいつ、ブーンと一体何を話しているんだ!?)
( ゚∀゚)《使い方は簡単だ。同じレベルのモンスターを2体並べて、その上にオーバーレイユニットとして重ねる》
( ゚∀゚)《エクシーズモンスターはレベルではなく、ランクを持つ。そのランクと同じになるように、エクシーズ素材とするモンスターのレベルを合わせるのさ》
( ゚∀゚)《どうだ、簡単だろ?融合や儀式みたいに魔法カードが必要なければ、シンクロで言うチューナーもいらねぇ》
362
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:27:35 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《レベルを合わせるだけだ。ちなみにこいつのランクは4で必要な素材は2体だから、フィールドにレベル4のモンスターを並べてくれれば今すぐにでも召喚できるぜ?》
( OwO)「どうも丁寧にありがとうだお。でも、さすがに今回はそのプレゼント、受け取れないお」
( ゚∀゚)《なんだ?いきなりアームズ・エイド送り付けたの、まだ根に持ってんのか?》
( OwO)「それもそうだけど、今までデッキに入れてなかったカードをいきなり使うなんてこと、僕には出来ないお……」
( ゚∀゚)《あぁ……そんなことか。でもよ、この状況で言ってる場合か?お前が負けたらあいつはどうなるんだ?》
363
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:28:29 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《それだけじゃない。あいつを止められなければ、VIPにいる他の奴らも危険にさらされるだろうよ》
( ゚∀゚)《いいのか?お前の安いプライドを守るために、なんの罪もないVIPの連中が巻き込まれることになっても……》
( OwO)「っ……」
( ゚∀゚)《恥もプライドも捨てられない奴が、ヒーロー名乗ってんじゃねぇぞ!》
( OwO)「!!」
(´メω・`)《ブーン……》
<ヽ`∀´>「大丈夫ニカ……?」
(#∴)「いいカードは引けたか?3枚ドローとは言え、このゴヨウ・エンペラーを突破することは至難の技だろう!」
364
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:29:01 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「……おっ!お陰様で、勝利のピースは揃ったお!」
(#∴)「何?」
_
( ゚∀゚)《……》ニヤッ
(´メω・`)《決めるつもりか、このターンで!》
( OwO)「手札から《E・HERO ソリッドマン》を召喚!」(ATK:1300)
《E・HERO ソリッドマン》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1300/守1100
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 手札からレベル4以下の「HERO」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):このカードが魔法カードの効果でモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、 「E・HERO ソリッドマン」以外の自分の墓地の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
365
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:29:28 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「モンスター効果を発動!手札から《E・HERO フォレストマン》を特殊召喚するお!」(DEF:2000)
(#∴)「下級HEROをフィールドに並べたところで、融合の使えないお前に何ができる!」
( OwO)「じゃあ見せてあげるお!たった今手にした、僕の新しい力を!」
(´メω・`;)《あのときの会話からして、もしかしてブーンはアレを……!?》
( OwO)「いくお!僕はレベル4のソリッドマンとフォレストマンで、オーバーレイネットワークを構築!」
366
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:29:50 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「っ!ぐぅっ……!!」
(´メω・`;)《やめろブーン!!シンクロ召喚のときは上手くいったけど、エクシーズ召喚までは……!》
<ヽ`∀´>「ホライゾン!!」
( OwO) (この衝撃……シンクロ召喚のときと似ている……!)
( OwO) (でも僕は、この痛みを乗り越えて勝たなきゃいけないんだお!!)
( OwO) (全ては、皆の平和を守るために……応えてくれ!!)
367
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:30:21 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「────清らかなる心に剣を携え、忍び寄る闇に二閃の裁きを下せ!」
( OwO)「エクシーズ召喚!ランク4、《機甲忍者ブレード・ハート》!!」
《機甲忍者ブレード・ハート》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/戦士族/攻2200/守1000 戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、 自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。 このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
(#;∴)「何!?それは……!」
<ヽ*`∀´>「エクシーズモンスターニダー!」
(´メω・`;)《成功させた……シンクロ召喚のみならず、エクシーズ召喚までも!》
368
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:30:48 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「ブレード・ハートの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、このターン、ブレード・ハートは2回攻撃できるお!」
(#∴)「ハッ、何かと思えば!何回攻撃できようが、攻撃力3300のゴヨウ・エンペラーを超えられなければ意味はない!」
( OwO)「超えてみせるお!ブレード・ハートを対象に、魔法カード《ヒーロー・マスク》を発動!」
《ヒーロー・マスク》
通常魔法
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 デッキから「E・HERO」モンスター1体を墓地へ送り、 対象の自分の表側表示モンスターはエンドフェイズまで、 この効果で墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
369
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:31:16 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「デッキから《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地へ送ることで、ブレード・ハートのカード名はこのターン、《E・HERO シャドー・ミスト》となる!」
( OwO)「そして墓地へ送られたシャドー・ミストの効果を発動!デッキから《E・HERO オネスティ・ネオス》を手札に加えるお!」
( OwO)「このバトル決まりだお!ブレード・ハートでゴヨウ・エンペラーを攻撃!」
ブレード・ハート (ATK:2200) → ゴヨウ・エンペラー (ATK:3300)
( OwO)「この瞬間、手札からオネスティ・ネオスを捨てて効果を発動!ブレード・ハートの攻撃力を2500アップさせるお!」
370
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:31:47 ID:2Vrr0I6M0
(#;∴)「何だと!?」
(´・ω・`)《そうか、ブレード・ハートはヒーロー・マスクの効果でHEROになっているんだ!》
( OwO)「心なき為政者を切り裂け!一閃・椿の舞!!」
ブレード・ハート (ATK:2200→4700) → ゴヨウ・エンペラー (ATK:3300)
(#;∴)「ぐっ!!馬鹿なっ……!」(LP:3800→2400)
( OwO)「そしてこのターン、ブレード・ハートには2回目の攻撃が残されているお!いけ、プレイヤーへダイレクトアタック!二閃・柳の舞!!」
(#;;∴)「この私がぁ!ぐっ……うあぁ!!」(LP:2400→0)
371
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:32:44 ID:2Vrr0I6M0
────────
(´メω・`)《やったな、ブーン!悪性プログラムは除去されたよ!》
( OwO)「良かった……もう大丈夫だお」
<ヽ*`∀´>ノシ「ホライゾン!助けてくれてありがとうニダー!!」
( OwO)「はぁ……なんとか、やったかお……」
( ゚∀゚)《決めたな、エクシーズ召喚。さすが俺の見込んだデュエリストだ》
( OwO)「呑気に言ってくれるお……こんなハードなデュエル、1日に2度も体験したことなんてないから、かつてない疲労を感じるお……」
( ゚∀゚)《じゃあ、用は済んだし俺は帰るぜ。機会があったらまた会おうや!》
( OwO)「ちょっと待ってお!って……もう行っちゃったかお。まだ聞きたいことはたくさんあったのに……」
372
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:33:28 ID:2Vrr0I6M0
(´メω・`*)《それにしてもブーン!素晴らしいよ君は!シンクロ召喚に続いて、まさか今度はエクシーズ召喚を使いこなすなんて……》
( ∴)「うぅ……っ」バタッ
( OwO)「あっ、そうだ……!大丈夫ですかお!?」
(´メω・`)《ですよねー》
( ∴)「君は……ホライゾンじゃないか。僕はなぜ、こんなところにいるんだ……?」
( OwO)「何かしらの悪性プログラムに人格を乗っ取られてしまったみたいですお。でも、そのプログラムは僕達がデュエルとハッキングで破壊することに成功しましたお!」
373
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:34:03 ID:2Vrr0I6M0
( ∴)「そうなのか。ありがとう……まさか僕が君に助けられるなんてね。同じVIPを守る者として、もっとしっかりしないといけないのに」
( OwO)「困ったときは助け合いですお!」
(´メω・`)《それにしても、原因は何だったんだろうね?》
( ゚∀゚ )「恐らく、ホライゾンから預かったアームズ・エイドの影響だろうな」
( OwO)「アヒャさん!」
( ∴)「先輩の言う通りです。あのシンクロモンスターを調査したところ、見慣れない構文のアドレスがあって……一応無視したんですが、勝手に起動してしまったようなのです」
374
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:34:35 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚ )「解析課に回さず、運営の設備を過信してセキュリティ課のお前に個人依頼した俺の責任だ。済まなかった」
( ∴)「あっ、いえ……僕にも省みる点はありますから。気にしないで下さい!」
( OwO)「セキュリティさん、今回は自分のカードで御迷惑をおかけしましたお。本当に申し訳ございませんでしたお!」
( ∴)「いやいや、悪いのは君じゃないよ。全てはプログラムの引き起こした事件だから……」
(´メω・`)《それにしてもアヒャ、突然の登場だね》
( ゚∀゚ )「ん?まぁな、たまたまお前らのデュエル中継を見てな」
375
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:35:02 ID:2Vrr0I6M0
────────
アカデミアAクラス寮
ξ*゚⊿゚)ξ「あっホライゾンのデュエル中継やってる!」
ξ*゚⊿゚)ξ「あのエリアなら確か座標は……」
《セキュリティが保護されていないユーザーがいるため、この座標は使用できません》
ξ#゚⊿゚)ξ「ハァ?何これ!?」
────────
( ゚∀゚ )(ごめんよ、ツンちゃん。だがお父さんとの約束だからな)
376
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:35:34 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚ )「それにしてもビックリだぞ、ホライゾン。今度はエクシーズ召喚を決めるとはな。身体のほうは大丈夫か?」
( OwO)「シンクロ召喚を初めて決めたときもそうでしたけど、やっぱり初の召喚は堪えましたお……」
( ∴)「すごいですね……融合、シンクロ、エクシーズ。全て使いこなすデュエリストなんてそうそういませんよ!」
( ゚∀゚ )「本当に驚かされっぱなしだよ。あのエクシーズモンスターはどこで手に入れたんだ?」
( OwO)「あのカードは、見知らぬプレイヤーがデュエル中に僕に渡してきたんですお。どうにも、そのプレイヤーがアームズ・エイドを送ってきた人たみたいで……」
377
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:36:08 ID:2Vrr0I6M0
( ∴)「そうなのですか……ますます解せないですね。エクシーズモンスターもシンクロモンスター同様、不適合者が使えば心身にかかる衝撃は計り知れない、危険なカードなのに……」
( ゚∀゚ )「あぁ、極めて事件性は高いな。そのエクシーズモンスターも、こっちで預かろう」
( ゚∀゚ )「今度は解析課に回す。ラグナビジョンの開発部門にも関わる、カード言語のプロに任せるからもう大丈夫だ」
( ゚∀゚ )「っと、そうそう。これやるよ」
( OwO)「これは……?」
378
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:36:36 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚ )「セキュリティ課への通報を受信できるプログラムだ。これでVIPの異変をすぐに察知することができるだろ?」
( OwO)「おっ!色々とありがとうごさいますお!」
( ゚∀゚ )「まぁ、と言っても頼りっきりにするつもりはないからさ。気楽にな」
( ∴)「もちろんです。ホライゾンさん、改めてこれからよろしくお願いします!」
( OwO)「よろしくお願いしますお!」
( ゚∀゚ )(もうひとつ、抱き合わせたプログラムが邪魔してしばらくツンちゃんがホライゾンのいるエリアにログインできなくなったのは内緒だけどな)
379
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:37:42 ID:2Vrr0I6M0
────────
???
「そっちの計画は順調か?」
( ゚∀゚)《あぁ、アイツの才能には目を見張るものがある。成長速度も相応だろうな》
「そうか。ならば年内にも完成は見込めそうだな。今度は俺の番か?」
( ゚∀゚)《おう。俺の器にはもってこいの逸材だから、くれぐれも丁重に扱ってやってくれな》
「それは……善処する」
_
( ゚∀゚)《じゃ、よろしく頼むぜ》
「わかった」ピッ
(・(エ)・)「ペンデュラムの完成は近い。ジョルジュのためにも、俺も動かなければな」
【To Be Continued ────】
380
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 18:41:04 ID:obYkDtjY0
乙!
381
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 19:53:48 ID:DVsiQ51k0
物語が動き始またな乙
382
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 22:50:22 ID:ta9bpBr.0
俺はいつまででも待ってるからな!
383
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:18:10 ID:Fwc1AALE0
【第6話 Force】
アカデミア・A教室(15:00)
(´・_ゝ・`)「今日の授業はこれで終わりだよ……と、そうそう」
(´・_ゝ・`)「今週末にはABクラス対抗で実技の授業があるから楽しみにね。じゃあ、また明日」
(*゚ー゚)「今日の授業も疲れたなぁ。今日は帰りにどっか行く?」
( ^ω^)「どうするお?」
('A`)「んー、そうだなぁ」
(´・_ゝ・`)「ごめん、槍田君。悪いけどちょっと付いて来てくれるかな?」
('A`)「……?わかりました。じゃあ、2人は先行っててよ」
(*゚ー゚)「うん!待ってるね」
────────
384
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:18:42 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「いやー、突然悪いね。ちょっと話したいことがあるんだ」
('A`)「いえいえ……」
(´・_ゝ・`)「立ち話も何だし、とりあえず職員室で話すかな」
( ノAヽ)「おや!盛岡先生じゃないですか。ご苦労様です」
(´・_ゝ・`)「教頭先生。お疲れ様です」
( ノAヽ)「新教育過程の成果はもう見られましたか?」
(´・_ゝ・`)「ははは。まだ、これからですかね」
( ノAヽ)「そうですか……やはり彼らには少々勿体ないプレゼントだったのかも知れませんねぇ」
( ノAヽ)「せっかくのAIも、既に確立されているアカデミアの前教育過程にうまくシナジーしなければただの宝の持ち腐れですよ」
385
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:19:07 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「わかっております。ですが、まだ新学期は始まったばかりなので。宝の持ち腐れかなど、まだ言い切れることではないかと」
( ノAヽ)「……ほう。ともかく、あなたの提示したAIを教育に組み込むというプログラムが吉と出るか凶と出るか、私はこれからが楽しみです」
( ノAヽ)「応援していますよ、盛岡先生。それでは」
────
(´・_ゝ-`)「……はぁ」
('A`)「色々と大変そうですね。先生」
(´・_ゝ・`)「はは、気づかれちゃったか。ここまで来るのに多少荒っぽい手も使ってきたから、嫌われちゃうのもしょうがないかな」
386
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:20:12 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「実はそういった事情も踏まえて君に話があってね。あ、そこ座っていいよ」
('A`)「はい……」
(´・_ゝ・`)「で、話なんだけどね。さっきクラス対抗の実技があるって言ったけど、始める前にエキシビションで1戦、ABクラスの生徒1vs1で代表戦を行うことになったんだ」
(´・_ゝ・`)「そこでだ、槍田君。突然なんだけど……Aクラスの代表としてこの1戦に出てくれないかな?」
(;'A`)「え、俺がですか!?なんで……」
(´・_ゝ・`)「理由はただひとつ。君が入学試験で、誰よりも高い成績を残してAクラスに入ってきてくれたからだよ」
(´・_ゝ・`)「アカデミアの入学試験は皆同じデッキを使う。持っているカードのアドバンテージがない中で、君のデュエルタクティクスは他の誰よりも抜きん出ていた」
387
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:20:52 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`) (最も……クラス編成後に登録されたデッキを見たときは、さらに驚かされたんだけどね)
(´・_ゝ・`)「間違いなく、この1年生達の中で一番デュエルが強いのは槍田君だ。君の強さは僕が保証するよ。だから是非、代表戦に出て欲しいんだ」
('A`)「……ただのエキシビションマッチなら別に勝敗にこだわる必要はないですよね。何か勝たなきゃいけない理由があるってことですか?」
(´・_ゝ・`)「……ははは、君に隠し事は出来ないなぁ。実はね、僕も君たちと同じ今年度からこのアカデミアで教鞭をとることになったんだけど……ある条件があってね」
(´・_ゝ・`)「1年で5回行うクラスの代表戦でAクラスが負け越した場合、僕がこのアカデミアを辞めるってね」
388
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:21:43 ID:Fwc1AALE0
(;'A`)「え……!?」
(´・_ゝ・`)「ごめん。こんなこと、生徒である君に話すべきではないと思うんだけど……」
(;'A`)「なんでそんな事態になったんですか?」
(´・_ゝ・`)「話すと長くなるんだけどねぇ。新学期が始まる前の会議で、教頭先生が唐突に、『アカデミアの教育体制を元に戻す』なんて言い出してね」
('A`)「元にってまさか、昔の階級分け制度のことですか?」
(´・_ゝ・`)「よく知ってるね、それだよ。でも、その制度はもう随分前に完全廃止されたんだよね」
('A`)「そうみたいですね。階級間の格差が広がり過ぎて、アカデミア内で反発運動が勃発したとかで」
389
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:23:10 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「うん。アカデミア暗黒期を象徴する悪の制度と言われてね。あの階級制度を再興させるのだけは避けたかったから、そこで僕は対抗する形で新しい教育体制を提案したんだ」
(´・_ゝ・`)「教育過程にAIシステムを導入するなんて正直通るとは思わなかったけど、教頭先生の発言に並ぶインパクトがあったほうがいいと思ってね」
(´・_ゝ・`)「その結果、生まれたのが僕の提示した新体制主義と、教頭先生の掲げる原点回帰主義の対立構想。ただ、新参教師の僕が何のリスクも無しに教頭先生に対抗することは出来なくてね」
('A`)「そこで課せられたのが先の条件というわけですか……」
(´・_ゝ・`)「そう。その条件も、僕自身がここを去るだけなら構わないけど……」
390
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:23:39 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「僕がいなくなればアカデミア内で一気に教頭先生の思想の色が強まるはずだ。そうすれば、僕が受け持つAクラスもBクラスに吸収され、その色に染められてしまうだろう」
('A`)「……」
(´-_ゝ-`)「……本当にごめん。君に余計な心配はかけさせたくなかったんだけど、こんな悲惨な結末だけは何としても避けたいんだ」
(´・_ゝ・`)「でも、出るか出ないかは君の意思を尊重する。その場合は他の子を……」
('A`)「俺が出ます。やらせて下さい」
(´・_ゝ・`)「!」
391
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:24:12 ID:Fwc1AALE0
('A`)「自分のクラスを守りたいってのもあるけど、それだけじゃなくて……俺を信頼して、腹を割って話してくれた先生の力になりたいと思ったんです」
('A`)「絶対に勝ってみせます。俺に任せてくれませんか?」
(´・_ゝ・`)「槍田君……」
(´-_ゝ-`)「……ありがとう。貸してもらうよ、君の力を」
────────
392
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:24:38 ID:Fwc1AALE0
???
( ノAヽ)「小和田先生、代表戦の準備はもうお済みですか?」
\(^o^)/「ご安心下さい。Bクラスの代表も既に選出済みです。彼女ならまず負ける心配はないでしょう」
( ノAヽ)「期待していますよ。かつてのアカデミアを取り戻すためにも、Bクラスには天下を取ってもらわないと」
( ノAヽ)(……そして、あの新参教師をアカデミアから追放するためにも!)
────────
393
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:25:18 ID:Fwc1AALE0
('A`)「しかしまぁ、アカデミアにあんな裏話があったとはな」
('A`)「……とりあえずあいつらと合流するか。代表戦に出ることくらいなら話してもいいかな」
('A`)「お、あったあった。ここだな」
カランコロン
川 ゚ -゚)「いらっしゃい」
('A`) (お……あの人、新入生代表の人じゃん。バイト中なのかな)
( ^ω^)「ドクオ、ここだお!」
('A`)「よっ。お待たせ」
394
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:25:54 ID:Fwc1AALE0
(*゚ー゚)「盛岡先生に呼び出されてたよね。何かあったの?」
('A`)「あぁ、週末の合同実技の前座にクラスの代表がエキシビションマッチを1戦やるみたいなんだけどさ。それに俺が出ることになって」
(*゚ー゚)「ドクオ君がAクラスの代表に?凄いじゃん!」
( ^ω^)「おっ。ドクオのデュエルがついに見られるのかお!」
(;'∀`)「いや、代表戦って言ってもそんな大層なもんじゃないって!あくまで余興みたいなものだから」
(*゚ー゚)「でも凄いよ!勝ったら祝勝会だね!」
(;'A`)「はは……」
川 ゚ -゚)「……」
395
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:26:32 ID:Fwc1AALE0
────────
ABクラス代表戦・当日
||‘‐‘||レ「さぁついにこの日がやって来ました!アカデミアでは恒例の、クラス合同で行う実技デュエルのエキシビションマッチ!ABクラス代表戦です!!」
||‘‐‘||レ「実況は私、放送部2年のMCカウガールがお送りします!そして解説はこの方!アカデミア生徒会長、河内先輩です!」
( ゚д゚ )「よろしくお願いします」
||‘‐‘||レ「はい!一体どんなデュエルが行われるのか、楽しみですね!」
(*゚ー゚)「クラス合同ともなると結構な数の生徒がいるねぇ」
( ^ω^)「席取りも一筋縄ではいかないものだお」
396
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:27:10 ID:Fwc1AALE0
「あっ、あそこ空いてるじゃん!」
( ^ω^)「?」
ミセ*゚ー゚)リ「ツン、ここにしようよ」
ξ*゚⊿゚)ξ「やった!最前列じゃん!ラッキーだね」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだねー……あら?」
( ^ω^)「おっ。どうもですお」
ミセ*゚ー゚)リ「久しぶり、内藤君!ツンもいるよー」
( ^ω^)「えっ?」
397
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:27:38 ID:Fwc1AALE0
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ;^ω^)「……お、おはようございますですお」
ξ゚⊿゚)ξ「どうも。あんたのおかげで今日はアンラッキーな1日になったから」
ミセ*;゚ー゚)リ「ツン、まだ根に持ってんの?地元と違ってアカデミアは強い人がいっぱいいるからさぁ、流石に負けるときだってあるよ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「あいつが悪いんだもん!私の計画が全部パーになったんだから!」
( ^ω^)(計画……?)
(*゚ー゚)「みんな、そろそろ始まりそうだよ!」
398
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:28:14 ID:Fwc1AALE0
||‘‐‘||レ「では選手にご登場願いましょう!Aクラス代表、槍田君です!」
('A`)「ギャラリーの数が凄いな……」
(*>ー<)ノシ「ドクオ君頑張れー!」
('A`)ノ「ん」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたー!誰か知らないけど、この私を差し置いて代表戦に出るからには負けたら許さないんだからー!」
(;'A`)「はは……なんだあの人……」
||‘‐‘||レ「続いてBクラス代表、水治さんです!」
399
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:28:41 ID:Fwc1AALE0
川 ゚ -゚)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「ん。あの人、新入生代表の子だ」
(*゚ー゚)「相変わらず強そうな人だなぁ」
(,,゚Д゚)「あぁ、成績優秀でデュエルも強い。あいつが現状、Bクラスで1番強いって言われているからね」
(,,゚Д゚)「しかしまぁ余興の試合に、ガチガチの実力派をぶつけるとはな。小和田先生の奴、何のつもりだか」
400
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:30:40 ID:Fwc1AALE0
(*゚ー゚)「……」
ミセ*;゚ー゚)リ「……」
ξ;゚⊿゚)ξ「あんたこそいきなり現れてきて何のつもりなの……?ていうか誰?」
( ;^ω^)「解説を入れてくれるのは嬉しいけどギコ君、突然やって来られてもビックリするだけだからやめて欲しいお……」
\(^o^)/「頼みますよ、水治さん」
( ノAヽ)「フフフ……叩きのめしてやりなさい」
401
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:31:11 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「……」
(´・_ゝ・`) (槍田君ならきっと大丈夫だ。何せ彼のデッキは……)
('A`)「Bクラスの代表はあんただったんだな」
川 ゚ -゚)「あぁ。よろしく頼む」
('A`)「まぁ何だ。とりあえず、楽しくやろうぜ」
402
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:31:34 ID:Fwc1AALE0
川 ゚ -゚)「楽しく……か。口ではそう言っても、内心は穏やかではないだろう?」
('A`) (そうか……相手も代表戦の真実を知っているのか)
('A`)「どうやら負けられないのは、お互い同じみたいだな!」
川 ゚ -゚)「あぁ、全力でかかって来い!」
('A`) (行くぜ……相棒!)
川 ゚ -゚)「「デュエル!!」」('A`)
403
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 12:45:08 ID:YbkLSBwM0
ギコは残念キャラで行くのか乙
404
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 19:47:48 ID:ftXvil.I0
乙!
405
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 20:12:17 ID:k3AwRDes0
乙乙
406
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 20:59:33 ID:.QcKJluE0
乙!
407
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 22:43:58 ID:OVdNQilI0
おいいい、楽しみなところでとめるな!
408
:
名無しさん
:2018/11/18(日) 07:09:32 ID:P6dvdWFg0
久しぶり!
ドクオの初デュエル楽しみだ
409
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 01:26:36 ID:P2XlbZ3I0
おい、まだか?
410
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:39:17 ID:THxhvVbs0
||‘‐‘||レ「ついに始まりました!先攻は槍田選手です!」
('A`)「俺のターン!」(手札:5)
('A`)「魔法カード《トレード・イン》を発動!」
《トレード・イン》
通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。
('A`)「レベル8モンスターを捨て、カードを2枚ドロー!」
('A`)「さらに《死者蘇生》を発動する!」
《死者蘇生》
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
411
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:39:48 ID:THxhvVbs0
ミセ*゚ー゚)リ「墓地のモンスターは、トレード・インで捨てた1体だけだね」
(,,゚Д゚)「そのレベルは8。さっそく切り札級のモンスターのお出ましだな」
( ^ω^)「ドクオはどんなモンスターを呼び出すつもりなんだお?」
('A`)「頼むぜ……俺はこのモンスターを特殊召喚!」
('A`)「現れろ!《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》!!」(ATK:3000)
《青眼の白龍》
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。 どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
412
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:40:34 ID:THxhvVbs0
ξ;゚⊿゚)ξ「!?」
ミセ*;゚ー゚)リ「ブルー……」
(,,;゚Д゚)「アイズ……!?」
ザワザワ……
||;‘‐‘||レ「な……なんと!このモンスターは!!」
( ゚д゚ ) (最強のドラゴン……)
( ;^ω^)「あのモンスターは紛れもない……ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンだお!」
(*゚ー゚)「ブルーアイズって聞いたことあるけど……何だっけ?」
||;‘‐‘||レ「会長!わたし衝撃過ぎて何が何やら……とりあえず解説をお願いします!」
( ゚д゚ )「かつてデュエルモンスターズ界最強のモンスターとまで謳われ、諸国にその名を轟かせた、ヴィップを象徴する伝説のドラゴンです」
413
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:41:05 ID:THxhvVbs0
( ゚д゚ )「大戦中にあの荒巻皇帝が使用したことでも有名ですね」
||;‘‐‘||レ「あ、ありがとうございます!」
\(;^o^)/「な……ブルーアイズだと!?」
( ;ノAヽ)(あの新参教師め……!まさかあんな隠し玉を握っていたとは!!)
(´・_ゝ・`)「おや、緒先生方。そんなに浮き足立って一体どうされたんですか?」
(;#ノAヽ)「くっ、貴様……!」
\(;^o^)/「まだデュエルは始まったばかりです、教頭先生」
\(^o^)/「……それに、我々には''あのカード''があるじゃないですか。まずは静観しましょう」ボソッ
414
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:46:59 ID:THxhvVbs0
( ;ノAヽ)「あ、あぁ……」
('∀`)「よぉ、ブルーアイズ!お前がいればこのデュエル、負ける気がしねぇな!!」
川 ゚ -゚) (……まさかここで、あのブルーアイズを崇めるとはな。さすがはアカデミアだ)
('A`)「さらにモンスターと、カードを1枚セット!これでターンエンドだ!」
('A`) (よし、まずはこの態勢で相手の実力を測る!)
◇◇◇◆◇ :('A`) 8000
□□①■□ 手札:2枚
□□□□□ :川 ゚ -゚) 8000
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
①青眼の白龍
川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー」(手札:6)
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