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( ^ω^)遊戯王BOONRAINS(´・ω・`)
1
:
名無しさん
:2018/01/01(月) 00:02:13 ID:ZsUnZ7YE0
※マスタールール3を適用※
※リミットレギュレーションは2018年1月1日のものを適用※
http://www.yugioh-card.com/japan/event/shop_duel/limit_regulation.php?list=201801
667
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:43:04 ID:uEPHfws60
( ;α_α)「そ、そんなわけ.......ねぇよ! みんな! こいつの言ってることは全部デタラメだからな! 安心して入部してくれ!」
(;'A`)(;*゚-゚) (.......大丈夫か(な)? この同好会.......)
─────
(;-@∀@)「はぁ、はぁ......クソッ!」
( ^Д^)「大丈夫か?」
(;-@∀@)「.......あぁ、ありがとう。助かったよ.......」
( ^Д^)「わりいなぁ〜、俺がけしかけたばっかりに。内藤ひとりを狙うつもりが、面倒な連中に絡まれちまったな」
668
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:43:27 ID:uEPHfws60
(;-@∀@)「そんな、ことは.......どうでもいいさ.......」
(;-@∀@) (プラネットシリーズ.......それに.......シンクロ、エクシーズ.......!)
(;-@∀@)「僕にだって.......もっと強いカードが使えれば.......クソッ!!」
( ^Д^)「.......」
──────────
アカデミア・会議室 (15:55)
ガチャッ.......ツカツカ
川 ゚ -゚)「失礼します」
669
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:44:14 ID:uEPHfws60
(#ノAヽ)「ムッ! 水治さん、遅いですぞ! 会議まであと5分なんですからね!」
川 ゚ -゚)「すみません、お待たせしてしまいました」
( ・∀・)「おう水治、まーたトイレか?」
川 ゚ -゚)「まぁそんなところだ。最近便秘気味でな」
( ・∀・)「おk、あとでボラギノールあげるよ。余ってるし」
川 ゚ -゚)「.......便秘に効くのか、 それは?」
(#ノAヽ)「まったく、もう少しB5としての自覚を持ってもらわないと.......!」
\(;^o^)/「ま、まぁまぁ.......教頭先生。先方も、まだ到着しておりませんので.......」
670
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:44:39 ID:uEPHfws60
(; ´∀` )「そうですよ、時間内に来てくれるだけいいじゃないですか。プギャーに至ってはこれまで遅刻しなかった試しがないんですから.......」
(#ノAヽ)「む、むぅ.......それはそれで問題なのだが.......」
川 ゚ -゚)「教頭、お二人もこう言っていることですし.......許してあげて下さいよ」
(; ´∀` )「いやこれ、アンタの問題だよ.......」
トントン
( ・∀・)「お? またひとり来たみたいだね」
( ´∀` )「プギャー.......ではなさそうですね」
川 ゚ -゚)「と、なると」
671
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:45:12 ID:uEPHfws60
( ノAヽ)「.......“ 彼 ”ですね。小和田先生、お招きして差し上げなさい」
\(^o^)/「はっ.......」
ガチャ
???「いやぁ〜すみませんねぇ! バイクが突然パンクしちゃったもんですから」
\(^o^)/「あ、いえいえ.......」
???「ここまで押して来たんですよ〜、だからもう腕がパンッパンになってしまって」
???「まったくどうしたもんですかねぇ〜、素直にJAFでも呼んだほうがいいのかな?」
672
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:45:42 ID:uEPHfws60
\(^o^)/「(よく喋る子だなぁ.......)どうぞ、こちらへ」
ガタッ ガタッ
???「あ、どうもどうも! 皆さん、お待たせしてすみませんねぇ」
( ノAヽ)「いやぁ、とんでもございません! 本日は御足労頂きありがとうございます
─────長岡さん」
_
( ゚∀゚)「やだな〜教頭先生! 昔の教え子に敬語なんて、水臭いじゃないですか〜!」
【to be continued ────】
673
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:46:10 ID:uEPHfws60
( ;^ω^)「.......」
( α_α)「.......」ピコピコ
ノパ ヮ゚ノゞ「.......」ピコピコ
( α_α)「.......あ、粉塵ちょうだい」ピコピコ
ノパ ヮ゚ノゞ「ごめん、いまハチミツ採ってるから無理」ピコピコ
(; α_α)「この狩り真っ只中に?! .......あ、乙った」
ノパ ヮ゚ノゞ「ちょっと〜なにやられてんの〜? もう少し粘ってくれてもよかったのにさ〜」
674
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:46:43 ID:uEPHfws60
(; α_α)「だったらお前も仕事しろよ〜」
(; ^ω^)(.......ギコ君の言ってた通りだお)
ノパ 〜゚ノゞ「ふぅ〜チカレタ.......あ、ポテチうま。ほら、内藤君も食べて!」
(; ^ω^)(やっぱロクなとこじゃなかったお、ここ.......)
ガラガラ-
(??)「全くお前ら、せっかく新入部員が来てくれたっていうのに.......もう少し丁重にもてなしはできないのか?」
( ^ω^)「.......おっ?」
( α_α)「いや〜、やっぱ俺らといえば、いつもこんな感じなんでね! 変に取り繕うよりは、むしろ取っ付きやすいと思ったんですが」
675
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:47:08 ID:uEPHfws60
(??)「それにつけても、だ。この部の正体を表すにはまだちょっと早すぎるだろう」
( ^ω^)(正体って.......)
ノパ ヮ゚ノゞ「あれっ、先輩! 久しぶりじゃん! 元気してました?」
(??)「あぁ、元気ついでに俺がいろいろ準備してやってきたぞ.......あ、キミが件の」
( ^ω^)「そういうあなたはもしかして、この部のOBの?」
(メ'⊿`)「はじめまして、だな。俺が海山(カイザン)だ」
《海山 雄原(カイザン ユウゲン)》─────遊戯王Boon・カサル
676
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:47:36 ID:uEPHfws60
( ^ω^)「おっ、よろしくですお。僕は内藤と申しますお!」
(メ'⊿`)「よろしくな、内藤君。といっても、今となっては俺はもうこの部から去った身だが」
(メ'⊿`)「今日は俺から、キミの入部をささやかながら祝おうと思ってな。これを持ってきた」ガコンッ
( ^ω^)「これは.......たこ焼き器?」
( α_α)「出たっ! やっぱ先輩といえばこれですよね!」
(メ'⊿`)「あぁ。この前も仲間内でやってみたが、腕は衰えていなかったよ。ほら、具材も持ってきたから2人も準備してくれ」
677
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:48:03 ID:uEPHfws60
ノパ ヮ゚ノゞ「へいへーい.......おっ! ちゃんと納豆まで用意してくれてる! さっすがカイザー先輩、わかってますなぁ」
(;メ'⊿`)「おい、その呼び方はもうやめてくれ。厨二病とか、イタイ奴だとか思われるだろう.......」
( α_α)「あれ、そうじゃないんですか?」
(;メ'⊿`)「違うわ.......18だぞ俺。もうだいぶいい歳じゃないか.......」
ノパ ヮ゚ノゞ「えーいいじゃないですかー! 何が不満なんですかー? カイザー先輩〜!」
678
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:48:50 ID:uEPHfws60
( α_α)「よっ、カイザー!」
( ^ω^)o彡°「カイザー! カイザー!」
(;メ'⊿`)「お、お前ら! もうやめろォ!」
(; ^ω^)o彡° (.......この人がアカデミアの風紀委員長かぁ。なんか、僕が思ってたのと違った感じだお.......)
──────────
( ゚д゚ )「ん?」
( ゚д゚ )「.......気のせいか」
↑思ってたの (怖い顔、目力強め、声デカめ)
679
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:54:40 ID:uEPHfws60
.......
更新頻度を上げるとは、何だったのか.......
作者様が降臨されていたのに2年も更新をほったらかしていたクソ作者がいるらしいんですよ.......
これからも細々更新してみますので.......今でも見て下さる方がいらっしゃいましたら、今後ともよろしくお願いします.......
680
:
名無しさん
:2021/04/30(金) 19:10:47 ID:B5gs0zpg0
乙ァ!!!!
681
:
名無しさん
:2021/05/07(金) 02:38:28 ID:Lmw/Jq/c0
おつおつ
682
:
名無しさん
:2022/07/07(木) 21:28:53 ID:SabTugqc0
原作者が冥界へ旅立ってしまったので追悼。
作者さん、無理せず頑張ってください。
683
:
◆zShbGVNdl.
:2022/07/08(金) 00:33:27 ID:anXyiZXA0
>>682
自分も、同じく今は喪に服しているところであります。この作品の存在も、全ては遊戯王というコンテンツの存在ありきですからね…
長いこと更新途絶えて本当に申し訳ないです…ですが今の今まで、この作品の存在を忘れたことは一時もありません!
どうかどうか長い目で完結を見届けて頂ければ…!
684
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 01:54:01 ID:dJrncM1g0
>>683
私も一介のブーン小説家(と言っていいのか?)なので気持ちはよくわかります。
わかります…が!
作者がライフ0になっては本末転倒!ディアンケトでご自愛してください。
(十代^ω^)「誠実に堅実にやっていけば…読者は応えてくれるだろお?」
685
:
◆zShbGVNdl.
:2022/07/09(土) 21:32:00 ID:rVVB8/xo0
>>684
熱きお言葉ありがとうございます…!
俺たちが遊戯王を愛する限り、戦いのロードは続く!
686
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:09:19 ID:4qc2OtQo0
【第9話 Imitation 1/2】
──────────
アカデミア・とある会議室
(; ノAヽ)「いやはや.......しかし、かつてのような間柄では」
_
( ゚∀゚)「なーに言ってんすか、俺はいつでも先生を尊敬してるんすよ。アカデミアを辞めた、今でもね」
(; ノAヽ)「はは......」
_
( ゚∀゚) チラッ
川 ゚ -゚)「.......」
_
( ゚∀゚)「お、確かキミだったかな? 俺の作った、ペンデュラムモンスターを使ってくれたって生徒は」
川 ゚ -゚)「はい、その節はありがとうございました。今でも大切に使わせていただいております」
687
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:10:55 ID:4qc2OtQo0
_
( ゚∀゚)「そっかそっか! あ、開発者だからって別に気遣わなくてもいいんだぜ。年齢的に言えばキミらと同級生だし、俺」
川 ゚ -゚)「えっ?」
( ・∀・) (ん、どゆこと? 僕ら1年でしょ? なのにアカデミアにいたって.......)ヒソヒソ
( ´∀` )(聞いた話によると、飛び級で僕らより2年先に入学してたらしいんですよ。だから厳密には、学年で言えば今の3年生にあたりますね)ヒソヒソ
( ・∀・) (へぇ.......それはすごいなぁ)ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「なるほど、そういうことなら遠慮はいらないな。ほら長岡君、立ち話も何だし座って座って!」
\(;^o^)/「ッ?!」
( ・∀・)「おいおい.......w」
(; ノAヽ)「お、おバカッ! 発言を素直に受け取るんじゃないですよ!」
_
( ゚∀゚)「いやいや! これくらいが丁度いい。肩の荷が降りるってもんですよ! ね、皆さん?」
688
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:11:54 ID:4qc2OtQo0
(; ノAヽ)「な、長岡君がそう言うのなら.......」
_
( ゚∀゚)「えぇ大丈夫ですよ。では、さっそくですが始めちゃいましょうか.......今後の作戦会議をね」
──────────
アカデミア・部室
( α_α)「このプラネットシリーズか? 貰ったんだよ、クリスティアと一緒にな」
( ^ω^)「海山先輩から.......かお?」
( α_α)「そそ! 何でもこのプラネットシリーズ、先輩の友達が開発したカードなんだってよ」
ノパ ヮ゚ノゞ「何だかんだですごいよね〜、先輩! こんな有名なカード創った人と友達なんだからさ〜」
( α_α)「な! 先輩に頼めばサインでも描いて貰えるかな?」
( ^ω^)(やっぱり、入手ルートは風紀委員長からの筋だったかお.......!)
(´・ω・`)《(海山に聞けば、ジョルジュについて何かわかるかもしれないな!)》
( ^ω^)(おっ!)
ピンポンパンポ-ン
( α_α)「ん、放送か?」
「1-Aクラスの内藤君、風紀委員からの呼び出しです。 至急、委員会室までお願いします」
ピンポンパンポ-ン
Σ( ;^ω^)「ファッ!?」
(´・ω・`)《ほう、 向こうさんから呼び出してくれるなんて好都合じゃないか! 行くよ、ブーン!》
689
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:13:04 ID:4qc2OtQo0
( ;^ω^)「おっ!? そ、そうだけど.......僕、何かやらかしたかお?!」
(´・ω・`)《という訳でだ。 諸君! プラネットシリーズの出処が掴めたいま、僕たちがここにいる意味は消え失せた! 今日からは幽霊部員として扱ってくれ! じゃあな!》
( α_α)ノパ ヮ゚ノゞ「えっ?」
( ;^ω^)「しょ、ショボン! それは失礼じゃないかお.......!?」
(´・ω・`)《いいんだよ! 籍だけ置いとけばこの同好会が廃部になることはない! 行くぞ!》グイグイ
( ;^ω^)「全く強引なヤツだお.......雲澤君、藍上さん! また来るお!!」ダッ
(´・ω・`)《さらばだー!》
( α_α)「お、おぉ〜.......! 達者でな〜!」
ノパ ヮ゚ノゞ「ふふっ。 入学早々呼び出されるなんて、内藤くんもワルい奴だねぇ〜」
690
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:13:42 ID:4qc2OtQo0
──────────
委員会室
コンコン
(メ'⊿`)「.......ん」
アカデミア風紀委員会 会長・海山 雄原(カイザン ユウゲン)
( ^ω^)「し、失礼しますお〜.......」ガチャ
(メ'⊿`)「やぁ。 来たね、内藤君」
( ;^ω^)「も、申し訳ございませんおっ! 僕、何かやらかしましたかおっ?!」
(メ'⊿`)「んっ? あぁ! 大丈夫だよ、そんなに謝らなくても」
( ^ω^)「えっ?」
???「すまない.......内藤君。 あらぬ不安を抱かせてしまったようだな」
( ^ω^)「え.......あなたは?」
( ゚д゚ )「顔合わせは、初めてだったな.......改めまして」
( ゚д゚ )「河内 美月(カワチ ミヅキ) だ。 このアカデミアで、生徒会長をやっている」
( ;^ω^)「か、会長さん.......?」
(メ'⊿`)「全く.......何も風紀委員の名前を使ってまで呼び出すほどのことでもないだろうに。 内藤君も困惑しているぞ」
691
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:14:21 ID:4qc2OtQo0
( ゚д゚ )「ふっ、そうでもなかろう。 すまない内藤君、いやね…ひとつ確認したいことがあってな」
( ^ω^)「確認ですかお?」
( ゚д゚ )「うむ、君の得意とする召喚法についてなのだが.......」
( ^ω^)「あぁ、融合召喚ですがお?」
(´・ω・`;)《(あ、おいバカッ!)》ヒソヒソ
Σ( ;^ω^)(ハッ.......! しまったお! HEROデッキを使うのはホライゾンのときだけだったお.......)ヒソヒソ
( ゚д゚ )「.......」
( ;^ω^)「あー、ゆ、融合.......じゃなくて.......そう! シンクロ! シンクロ召喚のことですかお!?」
(メ'⊿`)「!」
( ゚д゚ )「.......あぁ、そうだな。 そのシンクロ召喚についてなのだが」
( ゚д゚ )「君はもう “召喚免許” の申請はしているだろうか?」
( ^ω^)「め、免許.......?」
( ;^ω^)「.......あ゛。」
692
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:15:01 ID:4qc2OtQo0
──────────
─────
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そうそう、ひとつ教えておかなきゃならんことがあるんだが」
( OwO)「おっ?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ホライゾン、君は融合召喚を使うが....... “免許” はちゃんと取ってるか?」
( OwO)「車の話じゃないですおね? もちろんですお。 僕が初めて融合召喚に成功してから、しばらくしてウチに案内が来ましたから」
( OwO)「…ただ、実を言うとシンクロのほうはまだなんですお。 何せこの前習得したばかりだから…」
(´メω・`)《免許? 案内? なんじゃそりゃ》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ヴィップではEXデッキのモンスターを使うには免許の取得が義務付けられてるんだ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「EXデッキのモンスターには、通常より多量のクォーツが含まれる…強力なカードを機動させるには、より多くのエネルギーを必要とするからな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そしてそれに伴い、使用者にも相応の実力が求められる。 安全な使用を促す為にも、ココ最近免許制の法案が整備されたのさ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「近年では融合だけでなくシンクロやエクシーズなど、他国で主流となる召喚法を扱うデュエリストも国内で見られるからな」
(´メω・`)《なるほど。 ヴィップも最近じゃ多国籍化が囁かれているからね…異邦人に感化されて分不相応にEXを使うような連中を取り締まる必要があるわけだ》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あぁ…ホライゾン。 個人で各召喚法に適正を確認した場合、免許の申請期限は原則1ヶ月となる。 これを過ぎれば別途適正検査など厄介なことになりかねん…分かっているとは思うが、忘れずにな」
( OwO)「はいですお! 」
─────
──────────
693
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:15:41 ID:4qc2OtQo0
( ;^ω^)「えーっと…ちょ…丁度今日! 今日の放課後、申請予定でしたお!」
( ゚д゚ )「あぁ、それで全く問題ない。 よろしく頼むよ」
( ^ω^)「は、はいですお!」
(メ'⊿`)「突然、放送で呼び出してすまなかった。 毎年、新学期のこのシーズンはこうやって申請漏れがないか生徒に確認しているのさ」
( ゚д゚ )「あぁ、本当は先生伝いに報告すれば問題ないんだがな…以前君のデュエルを拝見させてもらってから、興味を持っていたんだ」
( ゚д゚ )「巧くんだったかな。 彼の連続シンクロ召喚も圧巻だったが、それを打ち破った君の実力にも光るものがある」
( *^ω^)「そ、そうですかおー? ありがとうございますお!」
(´・ω・`;)《(おいコラ…! 浮かれてる場合じゃないだろ! プラネットシリーズのこと! 探るんじゃなかったのか!)》ツンツン
( ;^ω^)「…!」(おっと…! 僕としたことが、すっかり忘れてたお…)
( ^ω^)「ゲフン! …あーっ、ところで僕からもひとつ、質問があるのですがよろしいですかお?」
( ゚д゚ )「ほう、何だい?」
( ^ω^)「はい、プラネットシリーズについてなのですが…」
694
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:16:50 ID:4qc2OtQo0
<prrrrr! prrrrr!
( ^ω^)「!」
( ゚д゚ )「おっと、すまない内藤くん…次の予定が詰まっていてね。 時間切れのようだ」
( ^ω^)「そ、そうですかお…」
( ゚д゚ )「だが、俺も意地悪ではないさ。 ひとつ、手がかりになりそうなヒントを教えてあげよう」
( ゚д゚ )「いまのVIPを作ったとされる、ラグナビジョン上層部…特に現在、社長を務める津出 真新(ツデ マニイ)」
( ゚д゚ )「彼に注目してみるといい…きっと何か新しい発見があるはずだ。 それでは、また会おう」ピッ
<はい、もしもし…河内です…あぁ、どうも……
(´・ω・`)《(真新が…何か関係しているのか?)》
( ;^ω^)「ラグナビジョン上層部…? 委員長! プラネットシリーズを作ったのって…!」
(メ'⊿`)「あぁ…雲澤から聞いているか」
(メ'⊿`)「奴は、俺と河内の友人で…“ 天才 ”と呼ぶに相応しい男だったさ」
(´・ω・`;)《そいつの名前は…!?》
(メ'⊿`)「…ふっ」
(´・ω・`;)《な、何がおかしい!》
695
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:17:58 ID:4qc2OtQo0
(メ'⊿`)「いや、申し訳ない…なぜだか君たちが、妙に焦っているように見えてね。 何かのっぴきならない事情でもあるのかな?」
( ;^ω^)「《っ…!」》(´・ω・`;)
(メ'⊿`)「これはプラネットシリーズに限らずだが、カードデザイナーというのはあまり自らの名をひけらかすような真似はしないのさ」
(メ'⊿`)「すまないが、例え君たちと言えども易々と友人の名を売ることはできないな」
(´・ω・`;)《くぅ…! い、委員長殿ぉー…? そ、そこを何とかできませんかねぇー? 》
(´^ω^`)《そうだ! 今ここでブーンとデュエルしてもらって、勝ったらちょっとは情報を下さいよ!》
(メ'⊿`)「ふっ…生憎だがこれでも風紀委員長をやっているものでね。 金にせよ情報にせよ、何かを賭けてデュエルをするというのは俺の信条に合わないんだ」
(´・ω・`#)《むー…》
( ;^ω^)(こりゃ、どう足掻いても口を割りそうにはないおね)
( ^ω^)「ショボン…もう大丈夫だお」
(´・ω・`)《えっ、ブーン?》
( ^ω^)「委員長、ご迷惑おかけして申し訳ありませんでしたお! ここまでのお話は、全部お忘れ頂いて構いませんお。 それではまた!」サッ
( ^ω^)「あ、ちゃんと召喚免許の申請もやっておきますお! それでは!」サッ
(´・ω・`)《わっ! ちょっ、ブーン?》
(メ'⊿`)「あぁ、また」
(メ'⊿`)「…内藤くん、次の“代表戦”。 もし君がBクラスの相手に勝つことができたのなら、俺は君を認めよう」
696
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:19:42 ID:4qc2OtQo0
──────────
海鮮処・『大海』
(*゚ー゚)「ブーンくん、残念だったねぇー。 今日はせっかくギコくんがおいしいお店連れてってくれるって言ってたのにさー!」
(,,*゚Д゚)「ホントだぜ、召喚免許の申請なんてちゃちゃっと済ませとけばいいのによ。 けどま、おかげで今日はしぃちゃんと2人で放課後デートになったんだけどな」
('A`;)「おーい、なってねーぞ! ちゃんと俺も連れてってもらうからな!」
(,,゚Д゚)「ちぇっ…まぁいいけど。 ほら、ここだよ」ガラガラ
「「いらっしゃいませー!」」
(゜3゜)「いらっしゃい! …おぉ、ギコじゃねぇか!」
(,,゚Д゚)「へへ! また来てやったぜ、大将!」
(*゚ー゚)「こんにちはー! 」
∑(゜3゜)「よぉ、嬢ちゃん! 元気でいいねぇ…ってギコ、お前もう彼女できたんか!?」
(,,*-Д-)「あー…まぁな! 否定はしねぇけどよ」ヒソヒソ
('A`;)「否定しろバカ! 俺たちはただの友達です!」
(゜3゜)「がははっ! あぁ、そんなことだろうと思ったぜ。 ほら、奥のテーブル席空いてるよ」
(*゚ー゚)「はーい、失礼しまーす! あ、お水とってくるね!」
(; ,,゚Д゚)「あぁいや、俺が持ってくるよ! しぃちゃんは座ってて大丈夫!」
697
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:20:51 ID:4qc2OtQo0
(゜3゜)「しかし、あのギコが友達を連れてくるなんてなぁ…なんだか感慨深いな」
('A`)「? それはどういう…」
(゜3゜)「…あいつが初めてこの店に入ってきたときは、スれた捨て猫のような態度でなぁ」
(゜3゜)「目つきもやたら鋭くてよ。 常に冷徹なオーラを隠そうともしないから、誰も近づこうとはしなかった」
('A`)「…」
──────────
─────
(#,,゚Д゚)「……ムカつくんだよ。努力のバックグラウンドも知らずに、上辺の才能だけで俺の実力を測ろうとする連中が!」
(#,,゚Д゚)「だから、俺は決意したんだ!このアカデミアで、あの会長も倒せるデュエリストになって……」
(#,,゚Д゚)「シンクロ召喚こそが最強の召喚法だと……その存在をアカデミアに、そしてヴィップに証明すると!!」
─────
──────────
('A`)「…アイツもいろいろあったみたいですからね」
(゜3゜)「あぁ、 だから今のあいつを見てるとホッとするよ。 ちゃんと心を休められる居場所ができたんだってな」
(゜3゜)b「兄ちゃん。 これからもギコのこと、よろしく頼むぜ!」
('∀`)b「…はい!」
698
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:21:39 ID:4qc2OtQo0
──────────
VIP免許センター
ザワザワ…
「おい、あれ見ろよ…w」 「え? 何あの人…ださくない?w」 「変わったアバターの人だなぁ」ザワザワ…
( OwO)「…」
(´メω・`)「…」
「私、あの人見たことあるかも! ネットニュースかなんかで!」「へぇ、何のニュース?」「んー…確かハロウィンのコスプレ特集だったかな?」
( OwO)「…」
(´メω・`)「…」
「そうだよなぁ。 あんなアバター、イベントか何かでしか見ないよ普通」「だよねーw なんであんな格好してるんだろうね?」「さぁなー、そういう特撮作品が好きなんじゃないかな?」
( OwO)「う、うぅ…!」ブワッ
(´メωー`)《安心しろブーン、マスクの下ならどれだけ泣いても気づかれないさ。 今は思い切り涙を流して、孤独に打ち勝て…!》
( OwO)「ってそもそも、なんで僕がこんな辱めを受けなきゃいけないんだおっ!」
(´メω・`)《渋澤も言ってただろ? 免許取得はアカウントに紐付けされるって。 ホライゾンとしてシンクロ・エクシーズ召喚を行うには、このアバターでちゃんと免許を取得しないと》
( OwO)「そ、そうだけどぉ…!」メソメソ
「お名前のお呼び出しを致します。 ホライゾンさん、テストルームまでお越しください」
(´メω・`)《ほら、いつまで泣いてんの! とっとと行きますわよっ!》
( OwO)「こ、こうなったら速攻で手続き終わらせて寮に帰るお!」ダッ
699
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:22:17 ID:4qc2OtQo0
──────────
海鮮処・『大海』
(*^ー^)「うーんおいしい! やっぱり牡蠣は生食が一番だよ!」モグモグ
(,,*゚Д゚)「あぁ! ここのは絶品なんだよ、ヴィップ海付近の市場から最短で卸してきてるから、他所と鮮度がダンチなんだぜ」
(*゜3゜)「へへ、もっと褒めてくれてもいいんだぜー?」ヒック
('A`;)「って大将、何呑んでんすか!」
(*゜3゜)「なんだよー兄ちゃん、いいじゃねぇか! ギコが友達連れて来たんだ、こんな日に盛り上がらねーでどうする!」
('A`;)「まーいいけどさー…あ、このしめ鯖いいな」モグモグ
ガラガラ
「「いらっしゃいませー!」」
(*゜3゜)「おー! いらっしゃい!」
_
( ゚∀゚)「やぁ! こんにちは…大将」チラッ
(;゜3゜)「あ…」
('A`)「?」
(,,゚Д゚)「ん、どうした?」
(;゜3゜)「いやー、はは…だいぶ呑みすぎちまったかな。 ちょっと裏行ってくるよ」
(*゚ー゚)「え、大丈夫? 付いて行こうか?」
(;゜3゜)「あー! 大丈夫だよ、用事があるのも思い出してな。 嬢ちゃん、ありがとうな! みんな、この後もゆっくりしてってくれな」ガタッ
700
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:22:48 ID:4qc2OtQo0
('A`)「お…? はい! 気をつけて!」
(,,゚Д゚) (どうしたんだ? 大将の奴…ん?)
_
( ゚∀゚)「…」フンフン
(,,゚Д゚) (あいつは確か、モナー共とつるんでる奴…)
(゜3゜)「…」ピシャッ
_
( ゚∀゚)「あぁ、どうも大将! 個室まで用意してもらってすみませんねぇ…この店の味がどうにも忘れられなくて。 好きなんですよ、納豆巻き」
(゜3゜)「御託はいい。 さっさと本題に入ってくれ」
_
( ゚∀゚)「フッ…話が早くて助かるよ。 今朝確定した情報だ」
_
( ゚∀゚)「VIP市場が移転する。 移転先は同じく帝都内の “ハヤブサ” になるそうだ。 今日中に帝都から正式に発表されるらしい」
(;゜3゜)「なっ…ハヤブサだとっ!? VIPからは電車で40分も下らない土地だぞ!? いや、そんなことよりも…!」
(;゜3゜)「この移転計画が採択されたら今あるVIP市場の店舗はどうなるっ!? 全く新しい土地で今までのノウハウが通用するものかっ?!」
(;゜3゜)「それにハヤブサは、かつての大戦時にクォーツ加工とカード製造の工業地帯が存在していた場所だ…! 土壌汚染の可能性だって…!」
701
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:23:58 ID:4qc2OtQo0
_
( ゚∀゚)「シッ! 大将、落ち着いて…気持ちはわかるが、これは秘密情報だ。 外部に漏れるとマズい」
(;゜3゜)「!…クソッ、だったらどうすれば…!」
_
( ゚∀゚)「カンタンな話さ。 この移転計画を進める連中を“説得”すればいい…具体的には」スッ
(イ ´ム`ノ)
_
( ゚∀゚)「帝都知事・雪市 大護 (ユキイチ ダイゴ)。 こいつが本計画の主導者さ」
(;゜3゜)「あぁ…まぁ、そうだろうな。 しかし、どうやってコンタクトを…?」
_
( ゚∀゚)「それも簡単な話だよ…ちょうど今、帝都の役人共とラグナビジョンの上層部連中が計画発表をVIPで控えている頃だろう」
_
( ゚∀゚)「まさにベストタイミングだ。 奴がVIPにいるところを強襲すればいい…!」
(;゜3゜)「…」
_
( ゚∀゚)「高度なプログラミング技術があれば、テレポートもセキュリティ突破もお手の物…VIPは俺たちハッカーにとってはチート空間のようなもんさ」
(;゜3゜)「そんなことが…あんた、一体何者なんだ?」
_
( ゚∀゚)「ははっ、大したことじゃない…俺はただ、惚れた店の味を守りたいだけさ」
_
( ゚∀゚)「大将。 あんたがその気になるのなら、俺は協力を惜しまないぜ。 どうするよ?」
(;゜3゜)「…そんなの…!」
702
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:29:49 ID:4qc2OtQo0
──────────
─────
(*・∑・)《とーちゃん! 今日もかーちゃんたちの手伝いたくさんやったよ!》
(*゜3゜)「おぉ、そっかそっか! 航太は偉いなぁ!」
⊂ノシ ゚ー゚)⊃《ふふっ、そうなの! 今日もみんなに褒めてもらえて。 航太がいればVIP市場は安泰だねっ!》
(*゜3゜)「あぁ、海幸(ミユキ)。 みんなが鮮魚を大切に運んでくれるから、こっちでも鮮度がいいって評判なんだ。 いつもありがとうな」
∈(*゚◎゚)∋《ウナ! こっちでも大海(オオミ) くんの店は味がいいって好評ウナよ。 その度にウチの婿がやってる店なんですって自慢してやってるウナ!w》
(*゜3゜)「ははっ。 お義父さん、ほどほどにして下さいねー?…」
ハハハハ…
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──────────
(;゜3゜)「…最初から答えは決まっているっ!」
_
( ゚∀゚)「…!」ニヤッ
(゜3゜)「長岡さん、俺に力を貸してくれっ!」
703
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:31:22 ID:4qc2OtQo0
_
( ゚∀゚)「その答えを待っていたぜ… 大将、これを」スッ
∑(゜3゜)「む…このカード、は…がぁっ!? 」バチンッ!!
( 3 )「…」ガクッ
_
( ゚∀゚)「安心しな、じきに目は覚める…今日からは、あんたがVIPの“ヒーロー”だ…!」
( 3 )「…」スタ…スタ…
「あれ、大将ー? どちらへー?」
( 3 )「…」ガラガラ…ピシャッ!
('A`)「ん、大将?」
(*゚ー゚)「どこ行くのかなー? 呑みすぎたって言ってたけど…大丈夫かな?」
(;,,゚Д゚)「まさか…っ!」ガタッ!
(*゚ー゚)「あれ、ギコくんっ?」
_
( -∀-)「んー、やっぱここの納豆巻きはうめぇなー! 海苔のパリパリ具合がダンチだぜ」バリバリ
ガラガラ
(,,゚Д゚)「…おい」
_
( ゚∀゚)「お? …おぉ! キミはBクラスの! 巧君だろ? 天才少年と聞いてるよ」
704
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:32:09 ID:4qc2OtQo0
(,,゚Д゚)「俺の話はどうでもいい。 お前、大将に何をした…?」
_
( ゚∀゚)「いやぁ、何も? どうしたんだねーそんな怖い顔して」
(#,,゚Д゚)「とぼけんじゃねぇ…! あの様子は明らかに普通じゃなかったぞゴルァ!」
(#,,゚Д゚)「あんな虚ろな目で、殺意を漂わせる人間は今までよく見てきたからわかる…! 改めて聞くぞ。 てめぇ…大将に何しやがった!」ガシッ!
_
( ゚∀゚)「うおっ…と! 離してくれよ、ワケを話すからさ」
(#,,゚Д゚)「…モナー共と裏でコソコソやってんのも知ってるぞ。 洗いざらい全部話してうからな」バッ
_
( ゚∀゚)「ふぅ…大したことじゃねぇんだよ、ちょっと頼み事があってな。 ほら、これを見てくれ」スッ
(;,,゚Д゚)「ん、これは…っ────!?」ビリビリッ-!
(,,-Д-)「」バタッ…グ-グ-
_
( ゚∀゚)「視覚型の催眠アプリさ。 じきに目は覚める」
_
( ゚∀゚)「悪ぃな。 これからひと仕事あるんでね…なぁに、この埋め合わせはまた今度させてもらうよ」
705
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:33:20 ID:4qc2OtQo0
──────────
VIP免許センター
(ゝ○_○)「初めまして。 適正検査を担当する古田と申します。 ホライゾンさん、よろしくお願いします」
( OwO)「よろしくお願いしますお…ところで、あの」
(ゝ○_○)「?」
( OwO)「僕の格好…変じゃありませんかお?」
(ゝ○_○)「…まぁ、変か否かと問われれば」
( OwO)「…!」ゴクリ
(ゝ○_○)「変でしょうね」
( OwO)「あ、あぁ…やっぱり…そうですおね…」シクシク
(´メω゚`#)《あん?! このアバターは俺様がブーンに直々授けた由緒正しきヒーローの正装だぞ!? それを変と言う奴は、このショボン様が許さねぇぞ!!》
( OwO)「ショ、ショボン!? どうしたんだおいきなり大声出して…」
(ゝ○_○)「ホライゾンさん、サポートAIは一旦シャットダウンして頂いて大丈夫ですよ。 検査自体はデュエルの伴わない、本当に簡単なものなので」
( OwO)「あ、はい! そうしますお!」
(´メω・`#)《ったく! どいつもこいつも、この僕のセンスがどうして理解できないのかねー…》
( OwO)「ショボン、とりあえず今は静かにしておくのが吉だお」コソコソ
(´メω・`#)《あーはいはい、おじゃま虫はお暇させて頂きますよー》プツン
706
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:33:59 ID:4qc2OtQo0
( OwO)「ホッ…もう大丈夫ですお!」
(ゝ○_○)「はい、それでは改めて。 さっそくですが、こちらのデッキを使ってシンクロ召喚を行って下さい」スッ
( OwO)「はいですお。 デッキの内容は、と…」
(ゝ○_○)「所詮貸出デッキなので採用カードは凡庸ですが、初手の5枚で99.9%、レベル8のシンクロ召喚を行えるように設計されています」
( OwO)「へー! そんな事ができるんですおね」
(ゝ○_○)「では、お好きなタイミングで始めて下さい」
( OwO)「はい、さっそく行かせてもらいますお! カードドロー!」シュッ
( OwO)「(本当だお…! どんな手順を踏んでも、この手札ならレベル8のシンクロモンスターが用意できる。 だったら!)」
( OwO)「《プリミティブ・バタフライ》を特殊召喚! このモンスターは自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できるお!」
707
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:35:09 ID:4qc2OtQo0
《プリミティブ・バタフライ》
効果モンスター
星5/風属性/昆虫族/攻1200/守 900
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの全ての昆虫族モンスターのレベルを1つ上げる。
( OwO)「さらにモンスターを召喚! 《円喚士フェアリ》!」
《円喚士フェアリ》
チューナー・効果モンスター
星3/風属性/昆虫族/攻 800/守1500
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分または相手の墓地に昆虫族・植物族モンスターのいずれかが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのこのカードを昆虫族・植物族SモンスターのS素材とする場合、
このカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。
708
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:35:52 ID:4qc2OtQo0
( OwO)「僕はレベル5のプリミティブ・バタフライに、レベル3の円喚士フェアリをチューニング!」
(ゝ○_○)「…」
( OwO)「シンクロ召喚! レベル8、《ギガンテック・ファイター》!」
(ゝ○_○)「…!」カタカタ
( OwO)「よし、シンクロ召喚成功だお!」
(ゝ○_○)「はい、測定完了です。 それでは、まずはこちらをどうぞ」スッ
( OwO)「おっ?」
(ゝ○_○)「いまのシンクロ召喚で発生した波動を検査しましたが、特に異常は見られなかったのでね。 さっそく免許をお渡しさせて頂きます」
( OwO)「ありがとうございますお! 準備早いですおねぇ」
(ゝ○_○)「このVIP免許センターならではの特長ですね。 免許がアカウントに紐付けされればいいので、その場でPCを打つだけで簡単に手続きが完了します」
( OwO)「便利な世の中になったものですお…ん?
《●●●》
このカウンターみたいなのは?」
(ゝ○_○)「それは1回のデュエルにつき行えるシンクロ召喚の回数を表しています。 ホライゾンさんの場合は3回までですね」
709
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:36:44 ID:4qc2OtQo0
( OwO)「えっ!? 回数制限あるんですかおっ?! 」
(ゝ○_○)「はい。 適正があるといっても、限界を超えて行っては危険ですから。 検査時の波動を計測して、回数制限を設けるのが原則となっております」
( OwO)「じ、じゃあ1ターンで連続シンクロ召喚とかは…」
(ゝ○_○)「連続シンクロですか。 私もそうなのですが、本場オオカミの決闘者でも5回くらいが限度ですかね」
( OwO)「5回…」
( OwO) (そう考えると、ヴィップ生まれであれだけシンクロ召喚ラッシュを見せたギコくんの実力の高さが伺い知れるお…!)
ピロリンッ♪ ピロリンッ♪
( OwO)「おっ?」
「おい、中央エリアで暴動だってよ!」「帝都知事が襲われたって…!」
( OwO)「なっ…暴動!?」
(ゝ○_○)「速報にあがってますね。襲撃者の情報は…
( )
」
( OwO)「ショボン! 起きるお! 事件発生だお!!」
(´メω -`)《んぁ…? あぁブーン、おはよう》
(ゝ○_○)「マスク姿のヒーロー然としたいでたちで…
( O)
…えっ?」
( OwO)「さっそくDホイールで現場まで直行だおっ!」
710
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:39:11 ID:4qc2OtQo0
(ゝ○_○)「あの…ホライゾンさん」
( OwO)「はいですおっ! 古田さん、ちょっと行ってきますお!」
(ゝ○_○)「あ、その前に…ホライゾンさん、これ」スッ
( OwO)「おっ?
……おぉぉおぉおおっ!!?」
(ゝ○_○)「写真の真ん中にる襲撃者の人…
( OwO)
あなたですよね…?」
711
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:40:27 ID:4qc2OtQo0
─────────
VIP・中央エリア
ドガァン!!!
ワ-! ワ-!
「と、トラックが横から吹っ飛んできたっ!?」「なんだあの怪力は…!?」
(イ ´ム`ノ;)「ど、どうした!? 一体なんの騒ぎだ!?」
「な、何者かが暴動を起こしたようです…!」
(イ ´ム`ノ;)「暴動だと…!? 護(マモル)! 護は無事かー!?」
li イ; ゚ -゚ノl|「お父様!」
(イ ´ム`ノ;)「あぁ、よかった…! 真新社長のほうは…」
¥・∀・¥「いやー驚いた! 2tトラックがフォーシームを描いて眼前を通り過ぎてきたもんだから! 蓮も見てたかー?」
ξ;゚Д゚)ξ「パパっ! 言ってる場合じゃないでしょうが! こっちを狙って飛んできたのよッ!?」ガクガク
¥・∀・¥「はっはっはー! 大丈夫だってー! 仮想空間なんだからー」
(イ ´ム`ノ;)「相変わらずですな、真新社長は…」
712
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:41:08 ID:4qc2OtQo0
「SP部隊は知事らご要人をお守りしろ!」「はっ!」
(; ∴)「セキュリティ出動! 今すぐ鎮圧に取り掛かれ!」
( w )「フッ-…フッ-…」
「貴様、何者だ! 手を挙げろ! 」「大人しく投降しろ!」
( OwO)「黙れ…俺の邪魔をするなぁ!」グワンッ!
「「ぐぁあっ!」」
( ; ゚∀゚ )ノ∞「セキュリティ部隊が為す術なくやられるとは…!」
ξ;゚⊿゚)ξ「き、きっとホライゾンが助けにきてくれるわよ!」
( ; ゚∀゚ )「あぁ…救援要請を出している。 それまでもってくれよ…!」
(イ ´ム`ノ;)「!? 向こうから何か飛んでくるぞっ!」
¥・∀・¥「んあ?」
ξ*゚⊿゚)ξ「あれは…ホライゾン! おーい! ホライゾーン!!」
( ゚∀゚ )「よし、彼が来てくれれば…! …ん?」
713
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:50:22 ID:4qc2OtQo0
.
( OwO)「…《(#゜3゜)(見つけたぞ…雪市…!)》」ゴオオオッ…
( OwO)「…《(#゜3゜)(貴様の思い通りには…!)》」ゴオオォ!!
li イ; ゚ -゚ノl|「っ…! お父様! お逃げ下さいましっ!!」
( OwO)「(#゜3゜)「させるかぁあっ!!」」ドンッ!!
【to be continued ────】
714
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:52:56 ID:4qc2OtQo0
お久しぶりです! すみません、ストーリーパートが長いかな? と思い2話構成に致しました。 デュエルパートは…お待ち下さいm(_ _)m
来月までには投稿したいですね…
715
:
名無しさん
:2022/10/22(土) 01:09:02 ID:Uc2zPJFI0
乙乙乙乙
716
:
名無しさん
:2022/10/22(土) 09:24:11 ID:gWaq31Xc0
乙!頑張って!
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