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('、`*川魔女の指先のようです
207
:
名無しさん
:2018/01/07(日) 21:18:08 ID:9ft78oqo0
面識の時間、そしてペニーに直接悩みを打ち明けようとしたその誠実さを考えれば、五人の中で最も信頼できるのが彼女だった。
ある程度予期していたのか、ハインリッヒは驚いた様子を見せなかった。
ボルジョアもそれに反対も異論も口にせず、頷いた。
( ・3・)「異論はない。
だが手段はどうする?」
('、`*川「必要な時に公衆電話を使って連絡を取り、こちらで場所を指定してそこで連絡を行います。
都合上、こちらからの一方通行になりますが」
危惧するべきは双方を苦しめる裏切り者の存在だ。
下手に居場所を知らせる連絡を行えば、ペニーが危険に晒される。
( ・3・)「いいだろう」
('、`*川「ところで、裏切り者に心当たりは?」
( ・3・)「いや、例の狙撃手二人も可能性でしかない。
それはこちらで調べる」
ペニーは腕時計に目をやった。
一〇時五分。
もうそろそろ頃合いだろう。
('、`*川「そろそろ別れましょう。
お互いに、しばらくの間は間違えても銃腔を向けないように」
六人は視線を合わせることでそれを挨拶とし、ハインリッヒを除いたジュスティア軍人四人はペニーの前から静かに立ち去った。
その場に残ったハインリッヒに、ペニーは小さく声をかけた。
('、`*川「……それで、本当にいいんですか?」
从 ゚∀从「貴女が言ったんでしょう?お互いにプロとして仕事をしたって。
パレンティ少尉とヒッキー曹長が殺されたのも、貴女の戦友達が殺されたのも、同じことですからね。
……連絡先はここに」
メモに書かれた電話番号をペニーは覚え、頷いた。
彼女の言葉については正にペニーが言ったことそのままだったため、言及することはしなかった。
从 ゚∀从「では、また……ペニーさん」
今度こそ、ペニーの前から全ての軍人がいなくなった。
完全に気配が消えたのを確認してから、そっと溜息を吐いた。
最後にハインリッヒがペニーの名前を口にした際、そこには、憎しみの気配があったが、別の物――好意に近い種類の感情――も確かに共存していた。
遅かれ早かれ殺す相手に感情を持ってはいけない。
何度も言い聞かせてきた事だが、心が突き刺されるような感覚は、いつもペニーの罪悪感を刺激してきた。
('、`*川「……さて」
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