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('、`*川魔女の指先のようです
197
:
名無しさん
:2018/01/07(日) 21:01:55 ID:9ft78oqo0
('、`*川「黒幕が分かるまでは私も貴女を攻撃することはありません。
どうですか?互いの情報を交換し合えば、今よりも簡単に調査が進みますよ」
ペニーは一つ、鎌をかけた。
彼女は暴漢達と遭遇する直前、ペニーにその胸の内を話していた。
それがヒントになり、ペニーは彼女が自分のした行為に罪悪感を抱き、贖罪の機会を求めていると予想した。
それを抱えたままの人間は、ストレスを解消するために何らかの解決手段に出るはずだ。
それが軍人で隠密行動を得意とする狙撃手ならば、間違いなく実力行使に出る。
彼女がその行動をするつもり、もしくはしていると踏んだその発言の答えは、ハインリッヒの意を決したような表情が雄弁に物語っていた。
从 ゚∀从「……そうですね、でも私一人で決める訳には」
('、`*川「では、貴女の仲間に伝えてください。
もし協力するつもりがあるのなら、下手な殺し合いを避けるために今夜十一時、またこの公園に集まって顔合わせをしましょう」
从 ゚∀从「その時に貴女が私達を殺さないという確約は、どう保証してくれるんですか?」
('、`*川「それは貴女も同じです」
从 ゚∀从「それもそうですね。
ところで私は貴方の事を何と呼べば?」
('、`*川「これまで通り、ペニーで結構ですよ、ハインリッヒさん」
______________________∧,、___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V`´ ̄ ̄
ハインリッヒが基地に戻ったのは、オレンジ色の陽が水平線に沈みゆく午後六時の事だった。
基地内が少しざわつき、慌ただしくなっていることに気付くのに、そう時間はかからなかった。
目の前を小走りで駆けていく兵士を捕まえ、ハインリッヒは騒ぎの原因について訊いた。
从 ゚∀从「何があったの?」
兵士は声を潜めることなく、端的な言葉でそれに答えた。
「それが、スクイッド二等軍曹が亡くなられたんです」
从;゚∀从「死んだ?!」
健康そのものの彼が死んだというのは、かなりの問題だ。
何が原因で死んだのか、ハインリッヒはまるで想像できない。
考えられる中で可能性が高いのは、内部にいる裏切り者の犯行だが、そうであれば別の表現を使っているはずだ。
「何でも、蜂に刺されて亡くなられたとのことです。
実は、それ以外にも面倒なことが起きていて」
从;゚∀从「何があったの?」
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