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「誰が彼女を殺したか?」のようです
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:
◆uYo/ERXRhs
:2017/08/26(土) 15:31:20 ID:29PVt6sU0
ツンは俯いて目の前のテーブルに視線を移す。
テーブルの上には先程注文したレモンティー。
自分の涙が入ってしまったような気もするが、どうせ飲む気にはなれないだろうからどうでもいい。
あの日、全ては終わった。
ツンはハインを殺して自分も死のうと思っていた。
しかしそれは、ドクオに邪魔されてしまった。
決行前日、ツンは人知れずドクオと語り合った。
直接会っては警察の目に触れるかもしれないと考え、事前に電話番号を交換していたのだった。
ドクオはデレの友人だった。
かつてはストーカーだったというが、それに気付いたデレが彼との和解を選び、
ドクオ自身も恋人でなくてもせめて、と考えて友人となったらしい。
デレがストーカーに初めて直接的な危害を加えられたあの日、
デレを助けたのはもう一人のストーカーであるドクオだった。
ツン自身、ドクオのことは忘れていたが、スーパーで再会した際に思い出したのだ。
ドクオの方はツンにデレの面影を見ていたものの、
面識があることには言われるまで気付かなかったようだが。
ドクオのことはハインも詳しくは知らないようだとのことだった。
デレはハインが自身に向ける視線の意味を理解していて、
きっとドクオと親しくなることを快く思わないと判断したのだろう。
そう、ドクオは考えているのだとツンに言った。
('、`*川「……もう少し、互いが互いのことを理解出来ていたのなら、
ここまでの悲劇は起こらなかったのかもね」
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