「誰が彼女を殺したか？」のようです

5： ◆uYo/ERXRhs：2017/08/26(土) 14:55:59 ID:29PVt6sU0: だから、これくらいの予想をされるのは想定内の出来事でしかない。

彼とは嫌い合って別れたわけではない。
だからまだ愛着はあるし、こういう心配をされること自体は悪い気はしない。
それと同時に、わずかに残った良心が自分自身を苛む。

(´･ω･`)「まぁ、やってみるよ。
　　　　　　僕がこの世で一番信頼できるのはお金だと思っているからね。積んでくれるならやるさ」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「私を裏切らないでよ」

ツンはショボンが仕事を受けるだけ受けて手をつけない可能性を心配している。
しかし同時に、ショボンがそんな無責任な男でないことも知っている。
きっと本意でないことでも、彼は彼の信念に従ってやり遂げてしまうのだ。

(´･ω･`)「僕は駆け出しとはいえプロだ。
　　　　　　警察じゃないからとても大変なことだけど、少なくとも仕事に私情を挟んだりはしないよ」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「……頼んだわよ」

ツンの言葉にショボンは黙って頷いた。

一応の納得をしたツンはそれきり何も言わず、出された紅茶を一気に飲み干すと席を立った。
最後に一度ショボンを振り返ったが、何も言わない。

本当ならショボンはお客様を玄関先まで見送るべきなのだが、ツンがそれを拒否するのはわかっていた。
部屋に一人残り、見えなくなるまで後ろ姿を見送った。

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