「誰が彼女を殺したか？」のようです

2： ◆uYo/ERXRhs：2017/08/26(土) 14:54:16 ID:29PVt6sU0: 一報が入ったのは突然だった。
出張先のホテルを出る準備の最中、ベッドの上に放置したスマートフォンのバイブ音がしつこく鳴った。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「はい」

知らない番号からの着信だったが、止まない音に胸騒ぎがしたツンは電話に出た。
電話の向こうから聞こえてきた声はやはり知らない男のものだった。

「デレさんのお姉さんのツンさんでよろしいでしょうか？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「はい、そうですけど」

「私は美府警察署の者です。……今から言うことを、どうか落ち着いて聞いてくださいね」

ツンは鼓動が早くなるのを感じた。
嫌な汗がじわりとにじみ、せっかく念入りにした化粧を落としてしまうような気がした。

突然の、知らない男からの電話。
男の声は落ち着いているのに、なぜかツンの気持ちは落ち着かない。

何故か、それはわからない。
しかし本能が、ツンに異常を告げている。
走った後のように早くなる鼓動をなんとか落ち着けようとしながら、ツンは先を促した。

男は少しの間をおいて、やがて静かに言った。

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