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( ・∀・)神様と(#゚;;-゚)生贄のようです
135
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:08:21 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「来たモナよ。どうしたモナ?」
(;・∀・)「なんか、体の調子がおかしいんだよ」
( ´∀`)「……どう、おかしいモナ?」
(;・∀・)「なんか……力が入らないっていうか……」
( ´∀`)「ギコとしぃを呼んでくるモナ。でぃ、モララーの傍にいて」
(;#゚;;-゚)「え? は、はい」
(;・∀・)「おい、モナー? 行っちゃった……なんなんだよ……」
136
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:08:59 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「連れて来たモナ」
(,,゚Д゚)「なんだー? どうしたんだ、モララー」
(*゚ー゚)「何かあったの?」
( ´∀`)「モララー、訊きたいことがあるモナ」
(;・∀・)「なんだ?」
( ´∀`)「今日、参拝しに来た人はどれくらいいたモナ?」
(;・∀・)「参拝しに来た人……あっ!」
(;#゚;;-゚)「……!」
(;・∀・)「……誰も、来ていない」
(;,゚Д゚)「……おい、それってまさか」
(;*゚-゚)「……そのまさかのようね」
( ´∀`)「モララー」
( ´∀`)「どうやら、信仰が失われているようモナ」
137
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:09:26 ID:.Uw5vVOg0
( ・∀・)神様と(#゚;;-゚)生贄のようです
其の伍
.
138
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:10:07 ID:.Uw5vVOg0
(;#゚;;-゚)「そ、それって……モララーは消えちゃうの!?」
( ´∀`)「神社もあって、神体もあるからまだ大丈夫モナ。信仰が失われたっていってもゼロではないだろうし」
( ´∀`)「信仰と神社と神体は、柱みたいなものモナ」
(;#゚;;-゚)「柱?」
( ´∀`)「そう、柱。今のモララーは大量の柱を失って崩れた建物と同じモナ」
( ´∀`)「神社の柱と神体の柱、そしてわずかに残った信仰の柱。これが今、モララーを支えているものモナ」
( ´∀`)「でも、それもいつ崩れるかは分からない。だから、急いで柱を直さないといけないモナ」
(;#゚;;-゚)「ど、どうやって……」
( ´∀`)「それはモナがやるモナ。でぃ、ギコ、しぃには残りの柱を守ってもらうモナ」
( ´∀`)「まず、ギコとしぃは神社。村民が取り壊しにかかるからそれを防ぐモナ」
(;#゚;;-゚)「と、取り壊し……!?」
( ´∀`)「二人を呼びに行く時、村人の会話で分かったモナ」
(;,゚Д゚)「何考えてんだよ、村人は……」
(;*゚-゚)「ねぇ、ここの宮司は!? 何をしてるの!?」
(;・∀・)「……うち、兼務神社なんだよ。基本的に宮司はここにいない」
(;#゚;;-゚)「兼務神社……?」
(;・∀・)「複数の神社で同じ宮司が働くことがあるんだよ。
その宮司がいつもいる神社が本務神社、普段いない神社を兼務神社っていうんだ」
(;#゚;;-゚)「そ、そんな……」
( ´∀`)「だからこそ、ギコとしぃに守ってもらいたいモナ」
(,,゚Д゚)「分かった」
(*゚ー゚)「任せて!」
139
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:10:38 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「それから、でぃ。神体の刀を守るモナ」
(;#゚;;-゚)「わ、わたしが?」
( ´∀`)「モララーと一緒に守るモナ。大丈夫、でぃならできる」
(;#゚;;-゚)「は、はい……」
( ´∀`)「それと、モララーの傍にいてあげるモナ。でぃがいることでモララーの支えになるモナ」
(;#゚;;-゚)「! はい!」
140
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:11:07 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「それじゃ、各自移動モナ。ギコ、しぃ、本殿には近づかせたら駄目モナよ」
(,,゚Д゚)「ああ!」
(*゚ー゚)「守り抜いてみせるわ」
( ´∀`)「モララーとでぃは本殿の中にいるモナよ」
(;・∀・)「おう……」
(;#゚;;-゚)「はい!」
141
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:11:56 ID:.Uw5vVOg0
(;-∀-)「……」
本殿の中で、御神体の刀を抱えてモララーは座り込む。丸まった背中が小刻みに震えているのが痛々しい。
(;#゚;;-゚)「モララー……大丈夫……?」
(;-∀-)「ちょっと……まずいかな。昔、信仰を失ったときよりも、残った信仰が少ない……」
(;#゚;;-゚)「そんな……」
(;-∀-)「……」
(;#゚;;-゚)「わ、わたしはモララーのこと信じてる。だから、だから、お願い」
(#;;;-;)「モララー……消えないで……。わたしが、わたしがモララーのこと、信じるから……」
(;-∀-)「……ありがとう、でぃ。でもね、でぃはもう人間じゃないんだ」
(;-∀-)「でぃがどれだけ信じてくれても『人間からの信仰』にはならないんだ」
(#;;;-;)(わたしじゃ……モララーを助けられない……)
残酷な事実が重くのし掛かる。涙が後から後から流れていった。
両親が死んだときでさえ、堪えられた涙が今は止めることができない。
142
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:12:33 ID:.Uw5vVOg0
(;-∀-)「でぃ、もっと近くに来て……」
(#;;;-;)「……!」
(;-∀-)っ「手、繋いでいてくれる?」
(#;;;-;)
(#∩;;-∩)
(#゚;;-゚)っ「うん!」
そうだ、モナーさんに「支えになってあげてほしい」と言われたんだ。
泣いてちゃ駄目だ。
わたしが、モララーを支えるんだ。
143
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:13:11 ID:.Uw5vVOg0
拝殿の扉を閉め、賽銭箱の前に立つ。
俺は槍を構え、素振りをする。準備は万端だ。
(*゚ー゚)「……ねえ」
(,,゚Д゚)「なんだ?」
(*゚ー゚)「拝殿よりも、鳥居の前で待っていた方がいいんじゃない?」
(,,゚Д゚)「いや、ここでいいだろう」
(*゚ー゚)「でも、鳥居から壊される可能性だって……」
(,,゚Д゚)「鳥居は石段の近くにあるからな。鳥居を壊してしまうと、石段が通れなくなるかもしれない。
奴らだって逃げ道が無くなるのは困るだろうよ」
(*゚ー゚)「……なるほど」
(,,゚Д゚)「まあ、絶対とは言い切れないがな。でも、村人たちからすれば拝殿や本殿を狙いたいところじゃねぇかな」
(*゚ー゚)「それもそうね」
(,,゚Д゚)「ま、想定外の事態が起きても俺らなら大丈夫だ。俺らは強いから」
(,,゚Д゚)「だからそんなに不安になるな。大丈夫、モララーは絶対助かるから」
(*゚ー゚)「……うん」
(*゚ー゚)(いざって時にすごく頼りになるのよね、ギコくんは)
(*゚ー゚)(……そういうところが好きなのよ)
144
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:14:08 ID:.Uw5vVOg0
(,,゚Д゚)「……来たな」
複数の足音がこちらへと向かっている。一際殺気立っている足音が先頭に聞こえた。
俺は槍を構え直し、しぃは拳を握りしめた。
先頭の村人が石段を登りきった。後ろに続いていた村人も続々と到着する。
(#^ω^)「……なんだお、お前らは」
(,,゚Д゚)「何をしに来た」
(#^ω^)「質問してるのはこっちだお!」
(,,゚Д゚)「答えろ」
(#^ω^)「……こんな神社、取り壊してやるんだお!」
(,,゚Д゚)「何故だ」
(#^ω^)「神なんていないからだお! 皆を騙すこの神社が存在し続けるわけにはいかないお!」
(,,゚Д゚)「どうして、神がいないと言い切れる?」
(#^ω^)「ツンを救ってくれなかったからだお! 毎日毎日、祈りに来てたのに……!」
(,,゚Д゚)「……もういい。黙れ」
(*゚ー゚)「どうする? 気絶でもさせる?」
(,,゚Д゚)「いや、危害は加えるな。しぃがやると死人が出かねないし」
(*゚ー゚)「当然手加減はするわよ」
(,,゚Д゚)「人間は殴るな。ただ、武器は破壊してやれ」
(*゚ー゚)「分かったわ」
村人たちが武器を構え、こちらへと駆けてくる。
しぃと背中を預け合う。
敵を見据え、牽制のために槍を突き出した。後ろのしぃが拳を握ったのが分かった。
突き出してくる武器を槍でいなし、破壊していく。
(,,゚Д゚)(壊させるものか)
大事な友達なんだ。絶対に奪わせてなんかやらない。
145
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:14:50 ID:.Uw5vVOg0
/ ,' 3「……始まったか」
拝殿の前から、武器のかち合う音が聞こえてくる。
目を凝らすと、槍を持った軽装の甲冑を着た男と、十二単を着た綺麗な女が村人と戦っている。
/ ,' 3(なんだ、あいつらは……?)
妙な二人組だが、的確に村人が持つ武器を落とし、破壊している。
/ ,' 3(……とんだ邪魔が入ったようだな)
舌打ちし、歩みを進める。
拝殿は内藤たちに任せて、儂は本殿を破壊するよう決めていた。
拝殿前の二人組に気づかれないよう、本殿へと向かっていく。
ようやくペニサスの仇を討てる。悲願を達成する時が来たのだ。
/ ,' 3(待っていろ、ペニサス)
/ ,' 3(お前を騙した神を、この儂が殺してやる)
146
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:15:26 ID:.Uw5vVOg0
(;-_L-)「……」
異常な事態が起こっている。
村人が一丸となって、神社を取り壊そうと躍起になっている。
首謀者は、村長の荒巻。昨日、妻を亡くした内藤も中心で動いているらしい。
神社を取り壊すなんて、そんな罰当たりなことはしたくない。それに、自分はモララー様のことを信じている。
だからと言って、村人たちを止める勇気もない。
(;-_L-)人「モララー様……でぃ殿……」
ただ、歪な祠の前で祈り続けることしかできない。
147
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:16:43 ID:.Uw5vVOg0
外から足音が聞こえる。
一瞬、モナーが戻ってきたのかと考えて、すぐに首を振った。
足音に殺気が宿っている。それも、強烈な殺気が。
(;#゚;;-゚)「モララー……だ、誰かが外に……」
(;-∀-)「……どうやらそうみたい」
(;#゚;;-゚)「だ……誰だろ……モナーさんかな……」
(;-∀-)「……」
でぃが僕の手を強く握りしめた。足音の主がモナーではないことはでぃも分かっているだろう。それでもモナーの名を口に出したのは、そうであってほしいという希望でしかない。
本当はもう、分かっている。僕もでぃも。
本殿の前に誰がいるのかなど。
/ ,' 3「……」
148
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:18:00 ID:.Uw5vVOg0
/ ,' 3「……ようやく、ようやくこの時が来た」
/ ,' 3「散々、騙し続けてくれたな。存在もしないくせに、ずっと」
/ ,' 3「なあ、どんな気持ちだ? モララー様。貴様を恨み続けた儂の手で逝く気持ちは?」
/ ,' 3「儂は今、とても清々しい気分だ。長年の悲願をようやく果たせる」
ハンマーを握った右手を振り上げる。標的はもちろん、目の前の忌々しき本殿だ。
/ ,' 3「もう、終わりにしよう」
⊂(#;;;-;)っ「ダメ!!!」
.
149
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:19:15 ID:.Uw5vVOg0
(;・∀・)「で、でぃ!?」
でぃの手が離れたと思ったその瞬間、でぃは本殿を飛び出した。
一瞬のことでまったく反応ができなかった。
(;・∀・)(まずい……このままじゃ、でぃは……!)
(;-∀-)「……ッ」
本殿の外へ出ようとするも、体が重く動かない。
信仰を多く失ったこの身では、幼い生贄を助けるための力すらない。
(;-∀-)「クソッ……!」
拳を握り、床を叩きつける。それすら弱々しい。
動かない体に歯ぎしりをすることしかできなかった。
150
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:20:28 ID:.Uw5vVOg0
/; ,' 3「……でぃ!?」
⊂(#;;;-;)っ「ダメ!! モララーのこと、虐めないで!!」
⊂(#;;;-;)っ「モララーは、優しい神様なの!! わたしなんかを助けてくれるくらい!!」
⊂(#;;;-;)っ「だから、だから……! モララーは、消えちゃダメなの!!」
/; ,' 3「……驚いたな、まさかフィレンクトの言う通り、でぃが化けて出るとは……」
/ ,' 3「……でぃ、まるで本当にモララーがいるかのような口ぶりだな?」
⊂(#;;;-;)っ「いるんだよ! モララーは……モララー様は本当にいるの!!」
/ ,' 3「……」
/ ,' 3「……貴様、モララーに助けられたと言ったな?」
(;#;;;-;)「言った!! モララーは、わたしのことを助けてくれ……!?」
でぃが喋り終わるよりも早く、でぃの細い喉に手を掛ける。力を込めると、でぃの細い体が持ち上がった。
(;# ;;- )「かっ……はっ……」
/ 3「……忌々しい」
/ 3「何故、お前が助けられたのだ」
/ 3「神が本当に存在するのなら、何故……」
/# 3「何故、貴様があいつを差し置いて救われるんだ!?」
.
151
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:22:00 ID:.Uw5vVOg0
(;# ;;- )「うぅ……くっ……」
荒巻のゴツゴツした手が、わたしの喉を握りつぶす。
息が、息ができない。荒巻の手を解こうと必死で爪を立てる。しかし、荒巻の手はビクともしない。
恐怖、痛み、息苦しさがせめぎ合い、視界がぼやけていく。
(# ;;- )(……ああ、守れなかった)
体から全ての力が抜けていく。わたしの体を支えているのは、首を握る荒巻の手だけだ。
(# ;;- )(ごめんね、モララー)
心の中で呟き、目を閉じる。
意識が、意識が途切れて──
( ∀ )「汚い手で、でぃに触るな」
.
152
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:23:11 ID:.Uw5vVOg0
フッ、と首の圧迫が消えた。
支えを失い、倒れる体を抱き寄せられる。目を開くとそこには見慣れた着物。目線を上げると見慣れた綺麗な顔。
モララーが、本殿を背に荒巻と対峙している。
その顔は、まるでお祭りで食べたかき氷のように、冷たい。
/; ,' 3「お、お主……何者だ!? ……ま、まさか……」
( ∀ )「そのまさかだよ」
モララーは右手に握った刀を、荒巻の喉元に向けた。
( ∀ )「僕が、モララーだ」
.
153
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:25:15 ID:.Uw5vVOg0
(;#゚;;-゚)「けほっ……モララー、体は大丈夫なの……?」
( ∀ )「大丈夫。でぃ、下がってて」
/; ,' 3(本当に、こいつが……?)
突きつけられた刀。刀身は鋭く光を反射し、鈍く輝く。
モララーの御神体は刀だったはず。つまり、これがその刀なのか。
/; ,' 3「実在……したのか……」
力が抜け、地面に座り込む。うなだれ、勢いを失った儂を見て、モララーは刀を鞘に収めた。
でぃがホッと息をつく音が聞こえる。視線は地面に落としたまま、ポツリと呟く。
/ 3「何故だ……何故貴様は救われたんだ」
(;#゚;;-゚)「……」
/ 3「貴様は死んだ。だというのに、神に救われた」
( ・∀・)「……何が言いたい」
/ 3「神様が……モララー様が存在するのなら……」
/ 3「なぜ、なぜ、ペニサスのことを救ってはくれなかったんだ……!」
.
154
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:26:03 ID:.Uw5vVOg0
(;・∀・)「……ペニサス」
(;#゚;;-゚)「……知ってるの?」
(;・∀・)「……覚えてる。何十年か前に、毎日来てた人だ」
/#,' 3「覚えているのなら、知っているだろう! ペニサスは体が弱くて、病を患っていたことを!」
(;・∀・)「……ああ」
/#,' 3「それでも……、それでも、毎日貴様のところに祈りに行っていた!」
/# 3「救いを求めて、毎日、毎日、毎日……! それなのにペニサスは死んだ!!」
/ 3「……ペニサスは、貴様のことを信じていたはずだ。
なのに、貴様はペニサスを裏切った」
(;・∀・)「……荒巻」
/ 3「それ以来、神などいないと思っていた。なのに、貴様は、神は存在した」
/ 3「なぜ、貴様はペニサスを見殺しにしたんだ」
(;・∀・)「荒巻!」
/ 3「信じる者は救われるのではないのか」
(#・∀・)「荒巻! 聞け!」
/ 3「……」
155
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:26:57 ID:.Uw5vVOg0
( ・∀・)「『信じる者は救われる』」
/ 3「……虚言を」
( ・∀・)「いいから聞け。お前はこの言葉の意味を誤解している」
/ 3「何が誤解だ。屁理屈など聞きたくない」
(#゚;;-゚)「……荒巻さん」
/ 3「……なんだ」
(#゚;;-゚)「モララーの話、ちゃんと聞いてあげてください。きっと、本当に誤解です」
/ ,' 3「……」
( ・∀・)「いいか、神に人間の生死を司る力などない」
( ・∀・)「厳密に言えば殺すことなら不可能ではない。だけど、死ぬ人間を生かすことは不可能だ」
/ ,' 3「……殺すことが可能なら、貴様がペニサスを殺したのではないか」
( ・∀・)「僕はそんなことしない」
/ ,' 3「……どうだか」
(#゚;;-゚)「モララーは絶対に殺したりなんかしません」
/ ,' 3「なんだ、神に毒されたか? でぃ」
(#゚;;-゚)「モララーは人間に干渉しないっていうこだわりがある」
(#゚;;-゚)「それは、モララーが優しいから。人間には人間の世界があるから自分が出しゃばるべきではないって」
/ ,' 3「……」
(#゚;;-゚)「モララーはすごく優しいの。付き合いが長い他の神様たちだってそう言ってる」
(#゚;;-゚)「だから、モララーのことを信じてください」
/ ,' 3「……」
156
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:27:37 ID:.Uw5vVOg0
( ・∀・)「とにかく、ペニサスの死は僕でも止めようはなかった」
( ・∀・)「『信じる者は救われる』っていうのは、『命が救われる』という意味ではないんだ」
/ ,' 3「……」
( ・∀・)「ペニサスが毎日何を祈っていたのか知っているか?」
/ ,' 3「……自身の病気の回復ではないのか」
( ・∀・)「『旦那が、これからも健康に生きられますように』」
/ ,' 3「……!」
( ・∀・)「毎日毎日、ここに足を運んでは、同じことを祈っていたよ」
/ 3「……ペニサス……」
( ・∀・)「ペニサスは、お前の健康を祈りに来ることが、心の支えになっていた。
もっとも、一番の支えはお前の存在だったのだろうけど」
/ 3「……」
( ・∀・)「『信じる者は救われる』っていうのはね」
( ・∀・)「信じることで、心が救われるって意味なんだよ」
.
157
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:28:18 ID:.Uw5vVOg0
( ・∀・)「なあ、荒巻。ペニサスは本当に救われなかったのかな」
/ 3「……もういい」
/ 3「もういい、もういいんだ。もう、分かった……」
.
158
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:29:12 ID:.Uw5vVOg0
/ 3「お主は……モララー様は、ペニサスを救ってくれていたのだな……」
( ・∀・)「さっきも言ったけどペニサスの一番の支えになっていたのは荒巻、お前だ」
( ・∀・)「ペニサスを救ったのは僕ではなく、お前なんだ。だから……」
( ・∀・)「もう自分を責めるのはやめろ。お前は救われていいんだ」
/ 3「……!」
(;・∀・)「……でぃ、荒巻は救われてもいい?」
(#゚;;-゚)「? なんでわたしに訊くの?」
(;・∀・)「だって、でぃは荒巻に色々と……。さっきだって首絞められたし……」
(#゚;;-゚)「……いいよ」
/ 3「……」
(#゚;;-゚)「荒巻さん、いつもわたしのこと責めてたけど、なんだか自分自身を責めてるように見えてた」
/ 3「でぃ……」
(#゚;;-゚)「ずっと、辛かったんでしょう? もう楽になっていいと思う」
/ 3「すまなかった、でぃ……本当に、申し訳ないことをした……」
(#゚;;-゚)「気にしないでください。
今、モララーや他の神様たちと過ごす時間がすごく楽しいから」
/ 3「モララー様も、申し訳ありませんでした……」
( ・∀・)「いいよ。僕こそ悪かった。こんな事態になるまで何もしなかった」
/; ,' 3「そんな、謝らないでください」
(*#゚;;-゚)「……ね、モララーはすごく優しい神様でしょう?」
/ ,' 3「……ああ、そうだな」
159
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:30:00 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「……」
( ´∀`)(本当に、優しすぎるモナ。モララーもでぃも甘いモナ。まったく……)
( ´∀`)(自分にされたこと考えろモナ。許さなくったって構わないくらいのことをされてるのに)
( ´∀`)(……でも、その優しさがいいところモナね)
( ´∀`)「いい神様モナ。モララーも……でぃも」
160
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:31:06 ID:.Uw5vVOg0
(;*゚-゚)「あーもう! 人数が多いわね! ねぇギコくん、手当たり次第はっ倒していい?」
(;,゚Д゚)「ダメだ! 死人が出る!」
(;*゚-゚)「そうは言っても、ずっと守りに徹してたって埒があかないわ!」
(;,゚Д゚)「それはそうだが……」
/ ,' 3「お前たち」
(;^ω^)「そ、村長!?」
(;*゚-゚)「えっ、村長の荒巻? 見ないなとは思ってたけど……」
(;,゚Д゚)「今、本殿の方から来なかったか!?」
/ 3「すまなかった」ガバッ
(;^ω^)「ちょ、村長!? 何急に土下座して……!?」
/ 3「儂の、身勝手な八つ当たりに付き合わせてしまった。本当に、申し訳ない」
(;^ω^)「村長……神社の取り壊しは……」
/ 3「もうやめよう。そんなことをする必要はない」
(;^ω^)「で、でも……これ以上、騙される人が出ないようにと……」
/ 3「モララー様は、存在した」
(;^ω^)「えっ……?」
/ 3「儂が間違っていたんだ。
頼む、儂の間違いを終わりにさせてくれ。神社の取り壊しをやめて帰ろう」
(;^ω^)「……」
( -ω-)=3
( ^ω^)「顔を上げてくださいお、村長」
/ ,' 3「……」
161
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:31:47 ID:.Uw5vVOg0
( ^ω^)「……頭に血が上っちゃってましたお。ツンを失った悲しみを、怒りを、モララー様にぶつけちゃってましたお」
( ^ω^)「冷静になってみると、今まで信仰してきた神様に怒りを向けるだなんて、どうかしてましたお」
( ^ω^)「……モララー様に謝って、帰りましょうお」
/ ,' 3「……!」
( ^ω^)「他の皆も、それでいいかお?」
(’e’)「ぶっちゃけ、あの二人が強すぎて心折れてたんで……」
(´・_ゝ・`)「分かる」
<ヽ`∀´>「ほんとそれニダ」
(;^ω^)「……」
(,,*゚Д゚)+
(’e’)「特に女の人が強かった」
(´・_ゝ・`)「分かる」
<ヽ`∀´>「それニダ」
(;,゚Д゚)「えぇ……」
(*゚ー゚) フッ
(;,゚Д゚)「今、鼻で笑ったな!?」
162
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:32:51 ID:.Uw5vVOg0
(;#゚;;-゚)「解決……したんだよね……?」
( ・∀・)「うん。そうみたい」
(*#;;;-;)「良かった……」
( ・∀・)「ありがとね、でぃ。僕のために頑張ってくれて。首、大丈夫?」
(*#;;;-;)「うん、平気。わたしのこと助けてくれてありがとう。
モララーは人間に干渉しないって決めてるのに……それに、体、辛かったはずなのに……」
( ・∀・)「……それなんだけどさ」
(#;;;-;)「えっ?」
( ・∀・)「でぃを助けるとき、重かった体が急に軽くなったんだ。それまで辛かったのが嘘みたいに」
(#;;;-;)「なんで……」
( ・∀・)「きっと、でぃを助けたいって気持ちが体を軽くしたんだと思う」
(*#;;;-;)「モララー……!」
( ´∀`)「はいざんねーん!!」
( ・∀・)
(#;;;-;)
(;・∀・)「モ、モナー!?」
( ´∀`)「モナモナモナ」
163
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:33:47 ID:.Uw5vVOg0
(;・∀・)「なんだよ、残念って!」
(;#゚;;-゚)「ていうか、モナーさん今までどこにいたんですか?」
( ´∀`)「言ったモナよ、柱を守るのはでぃたち。そして柱を直すのはモナがやるって」
( ´∀`)「モナは別の村に行って、モララーを布教してきたモナ」
(;・∀・)「……は?」
( ´∀`)「モナの芝里合村とか、それ以外の村の人にも。
新しい信者を作るのが一番手っ取り早いかなって。これから村の外からの参拝者が増えるモナよ」
(;#゚;;-゚)「そ、そんなのアリなんですか……?」
(;・∀・)「お前の人脈と手腕どうなってんだよ……」
( ´∀`)「モナはすごい神様だから」
164
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:34:42 ID:.Uw5vVOg0
(;・∀・)「で、それがどう関係するんだよ。でぃを助けたときに体が軽くなったことと」
( ´∀`)「体が軽くなったのは、モナの布教で信仰が増えたからモナ」
(;・∀・)「……なんかこう、気持ち的なアレじゃなくて?」
( ´∀`)「気持ち的なアレじゃないモナ」
(;・∀・)「えぇー……すっげぇ台無しじゃん……」
( ´∀`)+「きっと、でぃを助けたいって気持ちが体を軽くしたんだと思う」キリッ
(;*・∀・)「やめろ!!!!」
165
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:35:27 ID:.Uw5vVOg0
(#゚;;-゚)「……あ、そういえば……」
( ・∀・)「ん?」
(#゚;;-゚)「荒巻さんが言ってたの。『フィレンクトの言う通り、でぃが化けて出た』とかって……」
(;・∀・)「化けて出た……って、もしかして祭りの時にフィレンクトに見られてたってこと!?」
(#゚;;-゚)「そうとしか思えないよね……」
(;・∀・)「えー……幽霊のでぃが見えたってことは、フィレンクト霊感あったのか……」
( ´∀`)「でぃちゃんは幽霊じゃないモナよ?」
( ・∀・)
(#゚;;-゚)
(;・∀・)「……えっ?」
166
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:36:13 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「見抜けないとは、モララーはまだまだモナね」
(;・∀・)「じゃあ、でぃはなんなんだよ!?」
( ´∀`)「人神モナ」
(;#゚;;-゚)「人神って……モナーさんと同じ?」
( ´∀`)「そうモナ」
(;・∀・)「お前……気づいてたならなんで言わなかったんだよ」
( ´∀`)「だって訊かれなかったし……」
(;・∀・)「主体性ゼロかよ……」
167
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:37:00 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「お祭りの時に姿を見られたのは、多分無意識で人間干渉モードを使っちゃったんだと思うモナ
人神になりたての頃って力の制御が難しいから」
(;#゚;;-゚)「え……全然気づかなかった……」
( ´∀`)「人神は二種類あるって言ったの覚えてるモナ?
生前の功績を称えられて祀られるのと、祟りを恐れて祀られるのと」
(;#゚;;-゚)「はい、覚えてます」
( ´∀`)「でぃちゃんは後者モナね。スイカ割りしたときに見た祠にでぃちゃんは祀られてるモナ」
(;#゚;;-゚)「えっ」
(;・∀・)「じゃあ、でぃがあの祠を気に入っていたのって……」
( ´∀`)「自分の家ってのは落ち着くものモナ」
168
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:37:42 ID:.Uw5vVOg0
(;#゚;;-゚)「でも、誰がわたしを祀ったんだろう……」
( ・∀・)「……フィレンクトじゃないかな」
(#゚;;-゚)「フィレンクトさんが?」
( ・∀・)「でぃを生贄として僕に捧げるっていうのは、荒巻以外にフィレンクトしか知らなかったはずだから。
性格的にも納得できるし……」
(#゚;;-゚)「そっか……フィレンクトさんが……」
169
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:39:15 ID:.Uw5vVOg0
( ´∀`)「いやー、モララーとでぃでダブル神様モナね」
(;・∀・)「驚いたよ……」
(;#゚;;-゚)「前にボケで自分のこと神様って言ったけど、本当にわたしも神様だったなんて……」
( ´∀`)「なんなら、祠を本殿の近くにでも移動させたらどうモナ?」
( ・∀・)「あ、それいいね」
( ´∀`)「おにロリダブル神様!って感じで売ってくといいモナ」
(;・∀・)「やだなその手口……」
170
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:40:43 ID:.Uw5vVOg0
(*゚ー゚)ノ「モララー、でぃちゃーん!」
(,,゚Д゚)ノ「おーい!」
( ・∀・)「あっ、ギコとしぃ」
(,,゚Д゚)「解決したことだし、モナーの神社でゲーム大会でもしようぜ!」
( ´∀`)「ちょっと待って、モナの許可もなしにそんな」
(*゚ー゚)「モナーさんの神社まで競争よ!」
( ´∀`)「ちょっと、ねぇ」
三(*゚ー゚)「よーいドン!」ダッ
三(,,゚Д゚)「最下位だった奴は見学だぞ!」ダッ
三(;´∀`)「あーもう! 仕方ないモナね!」ダッ
( ・∀・)「まったく、あいつらは……」
(*#゚;;-゚)「ね、モララー、わたしたちも行こう?」
( ・∀・)「そうだね。モナーなら多分抜かせるぞ。ジジイだから」
( ・∀・)っ「さ、行こうか」
(*#゚;;-゚)
(*#^;;-^)っ「うん!」
171
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:41:16 ID:.Uw5vVOg0
( ・∀・)神様と(#゚;;-゚)生贄のようです
了
.
172
:
◆MiP3CC60hw
:2017/08/26(土) 23:45:00 ID:.Uw5vVOg0
ッシャアアア間に合った!! これで終わりです
173
:
名無しさん
:2017/08/26(土) 23:45:02 ID:5fKPMfHw0
乙
個人的に一番好きな作品だわ
174
:
名無しさん
:2017/08/27(日) 00:01:01 ID:n6uzHSzw0
おつ!面白かった!
175
:
名無しさん
:2017/08/27(日) 00:07:07 ID:9dND7aBw0
いいなぁこの空気感好きだわ
乙
176
:
名無しさん
:2017/08/27(日) 00:37:03 ID:okvon4Fo0
めっちゃ好き、乙
177
:
◆TflJu3mvXc
:2017/08/27(日) 01:16:15 ID:Hq33NE.A0
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】
178
:
名無しさん
:2017/08/27(日) 18:34:52 ID:hHu2x.e.0
乙です
179
:
名無しさん
:2017/08/29(火) 22:07:04 ID:xc6fuzhs0
乙
180
:
名無しさん
:2017/09/01(金) 03:07:40 ID:dJ54rUrM0
おつです
181
:
名無しさん
:2017/09/08(金) 14:45:26 ID:gK0Ae.kA0
おつ
みんなかわいかった
182
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:52:18 ID:uYaWDbcQ0
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以「トリックオアトリートモナ!」
( ・∀・)「は?」
(#゚;;-゚)「とり……?」
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以「モララーはハロウィン知らないモナ?」
( ・∀・)「いや、知ってるけど」
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以「知ってるのに『は?』はつらくない?」
( ・∀・)「ジジイの雑な仮装を見せられてるこっちの方がつらい」
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以「立派な仮装モナよ」
(#゚;;-゚)「いつもの革ジャンとお祭りの時のお面……」
( ・∀・)「何の仮装かって訊かれても『なんかはしゃいでるモナー』の仮装としか……」
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以「厳しいモナね」
183
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:53:05 ID:uYaWDbcQ0
( ・∀・)神様と(#゚;;-゚)生贄のようです
ハロウィン番外編
.
184
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:53:51 ID:uYaWDbcQ0
( ´∀`)「まあ、さっきのは冗談モナ」
( ・∀・)「なんだ冗談か」
(*´∀`)「これからギコとしぃがコスプレ衣装持って来るから皆で仮装するモナ!」
( ・∀・)「ジジイがノリノリでコスプレする事実は冗談じゃないのか……」
( ´∀`)「今日のモララー厳しくない??」
( ・∀・)「だって、考えてみろよ。例えばでぃが仮装をする」
( ´∀`)「かわいい」
( ・∀・)「そう、かわいい」
(*#゚;;-゚) テレテレ
( ・∀・)「で、モナーが仮装をする」
( ´∀`)「かわいい!!!」
( ・∀・)「かわいくない」
185
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:54:42 ID:uYaWDbcQ0
壁|,,゚Д゚)ノ"「トリックオアトリート!」ニュッ
( ・∀・)「あ、ギコ。仮装してないのにそれ言うの?」
(,,゚Д゚)「これから仮装するからいいんだよ」
( ・∀・)「フライングでトリックオアトリートされてもなぁ……」
壁|*゚ー゚)"「Punch or kick?」ニュッ
( ・∀・)「要するにDeath or die」
(*゚ー゚)「ということで、衣装をたくさん持ってきたわ。色々あるから好きなの選んで」
( ・∀・)「しぃって普段から仮装みたいなもんだよね。十二単だし」
(*゚ー゚)「万年浮かれコスプレ女とでも言いたいの?」
( ・∀・)「なぜ自ら語弊を生むかなぁ」
(*゚ー゚)o"「Death or die?」スッ
(;・∀・)「ほんと勘弁して……」
186
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:55:27 ID:uYaWDbcQ0
(*´∀`)「なんの仮装しよっかなー」
(*#゚;;-゚)「色んなのがある……」
(*´∀`)「モナはナース服着てモナースになろうかな」
(#゚;;-゚)「……? モナーさんは男の人なのに女の人の格好するんですか?」
( ´∀`)「純粋に疑問に思われるのつらい……」
(,,゚Д゚)「モナースってドガースみたいだな」
( ´∀`)「なんだと」
(,,*゚Д゚)「……ドガース……www」
( ´∀`)「ジワジワきてんじゃねぇモナ」
(,,*゚Д゚)「お前ドガースの仮装やれよwwwwww」
( ´∀`)「だったらギコはベトベトンの仮装やるモナ!! アローラのベトベトンね!!!」
(,,゚Д゚)「俺が悪かったからへそ曲げんなよ……」
187
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:56:44 ID:uYaWDbcQ0
(*゚ー゚)「なんの仮装にしようかしら。でぃちゃんは何がいい?」
(*#゚;;-゚)「いっぱいあって迷う……」
( ・∀・)「でぃならどれでも似合うだろうしね」
(*゚ー゚)「あ、私天使の衣装にしようかしら」
( ・∀・)「しぃは天使よりも悪魔じゃない?」
(*゚ー゚)「あ゛あ゛?」
(;・∀・)「ヒッ声が野太い……いやほら、悪魔の衣装も可愛いじゃん!? ねっ!?」
(*゚ー゚)「でも悪魔の衣装はミニスカしか無いのよね……だからちょっと……」
(*#゚;;-゚)「しぃさんなら短いのも似合うと思います……!」キラキラ
(*゚ー゚)「……いや、私は短いのはちょっと……」
(*#゚;;-゚)「たまにはいいと思います……!」キラキラ
(*゚ー゚)「モララー助けて……」
( ・∀・)「なんで短いのは嫌なの?」
(*゚ー゚)「分かってて訊いてんだろ」
( ・∀・)「脚ムッキムキだから嫌なの?」
(#゚-゚)「やっぱ分かってんじゃねぇか!!!」
188
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:57:56 ID:uYaWDbcQ0
( ・∀・)「天使の衣装ならでぃの方がいいんじゃないかなぁ」
(*゚ー゚)「まあ、でぃちゃんは天使だものね」
( ・∀・)「ね」
(*#゚;;-゚)「天使の衣装……かわいい……」
( ・∀・)「お、天使にする?」
(*#゚;;-゚)「うん!」
(*゚ー゚)「私は魔女にしようかしら。ロング丈のワンピースだし。魔女っ子しぃ☆みたいな」
( ・∀・)「魔女っ子……うん……いいんじゃないかな……」
(*゚ー゚)o"「遺言はそれでいいの? 言いたいことがあるなら今のうちに言った方がいいわよ?」スッ
(;・∀・)「ちょっ、中指を少し突き出した拳やめて!
ただ魔女っ子はちょっと痛いなぁと思っただけで!!」
"o(*゚ー゚)o「ほう?」スッ
(;・∀・)「両手になった! 分かりやすく攻撃力が二倍!!」
189
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 19:58:57 ID:uYaWDbcQ0
(,,゚Д゚)「モナーは何にするんだ?」
( ´∀`)「第一候補はモナース」
(,,゚Д゚)「ジジイのミニスカナースなんて誰も見たくないからやめて本当に」
( ´∀`)「結構似合うんじゃないかと思ってるモナよ」
(,,゚Д゚)「勘違いに気づいてほしい」
( ´∀`)「お注射しちゃうぞっ☆」
(,,゚Д゚)っー→「よし分かった、俺がお注射してやろう」スッ
( ´∀`)「クソダサい名前の槍向けるのやめて」
(,,゚Д゚)っー→「ギコスピアな」
( ´∀`)「ださぁい……」
190
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:00:07 ID:uYaWDbcQ0
(,,゚Д゚)「俺、海賊にしようかな」
( ´∀`)「一瞬で船沈みそう」
(,,゚Д゚)「酷え」
(*゚ー゚)「私が沈めてあげるわ」
(,,゚Д゚)「もっと酷え」
( ・∀・)「お宝を根こそぎ奪われそうだよね」
(#゚;;-゚)「常に嵐を呼びそう……」
(,,゚Д゚)「お前ら俺に対してなら何言ってもいいと思ってるだろ?」
( ・∀・)「でも『嵐を呼ぶ男』ってちょっとかっこよくない?」
(,,゚Д゚)「海賊が嵐を呼んだらダメだろ……沈没する……」
(*゚ー゚)「ギコくん沈没船が似合いそう」
(,,゚Д゚)「どういうことだよ……」
191
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:00:54 ID:uYaWDbcQ0
( ´∀`)「モナはどうしよっかなー。巫女服も捨てがたいモナ」
(,,゚Д゚)「なんでそんなに女装したがるのお前?」
( ・∀・)「神なのに巫女服着るの?」
(*゚ー゚)「悪いこと言わないからやめましょう?」
( ´∀`)「もー、皆して反対するー」
( ・∀・)「皆でモナーの女装を賛成したらそれはそれで問題なんじゃ……」
( ´∀`)「えー……」
(;#゚;;-゚)「モ、モナーさん! わたしは賛成しますから悲しまないでください!」
( ´∀`)「でぃにこんなこと言わせてる自分が一番悲しいモナ……」
192
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:01:44 ID:uYaWDbcQ0
( ´∀`)「じゃあ、モナの仮装はでぃに決めてほしいモナ」
(;#゚;;-゚)「わ、わたし?」
( ´∀`)「でぃ以外に頼むと絶対ふざけるし。モナのプリティーさを演出する衣装をお願いするモナ」
(*#゚;;-゚)「じゃあ……カボチャの着ぐるみ!」
( ´∀`)「そ、そう来たか……」
(*#゚;;-゚)「この着ぐるみかわいいなってずっと思ってて……モナーさんに似合うと思います!」
(*´∀`)「んも〜、でぃがそう言うなら仕方ないモナねぇ〜」
(,,゚Д゚)(孫にデレデレの爺さん……)
193
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:02:35 ID:uYaWDbcQ0
(*゚ー゚)「で、モララーは?」
(;・∀・)「あっ、自分の全然考えてなかった……」
(*゚ー゚)「何やってんのよ。早く決めちゃいなさい」
( ・∀・)「うーん……ねぇ、でぃ。僕のも選んでくれない?」
(#゚;;-゚)「わたしが?」
( ・∀・)「うん。どれが僕に似合いそう?」
(*゚ー゚)「にんじんの着ぐるみ」
(,,゚Д゚)「サボテンの着ぐるみ」
( ´∀`)「ホットドッグの着ぐるみ」
( ・∀・)「お前らには訊いてない」
(*#゚;;-゚)「じゃあ……これ!」
( ・∀・)「これは……吸血鬼?」
( ´∀`)「えー普通にかっこいいやつじゃーん」
(*#゚;;-゚)「モララーなら似合うと思う……」
( ´∀`)「えぇーイケメンが着るとめっちゃかっこよくなるやつじゃーん」
(*・∀・)「ありがとう、でぃ。これにするよ」
( ´∀`)「ムカつく……ムカつく……」
(;・∀・)「さっきからうるさいなお前は!」
194
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:03:36 ID:uYaWDbcQ0
(*゚ー゚)「じゃあ、早速着替えましょう。私とでぃちゃんは本殿の中で着替えるから、あんたらは外ね」
(;,゚Д゚)「俺ら外かよ……」
(;・∀・)「人間干渉モード使わなければ人に見られることはほぼ無いけど……外かぁ……」
(*´∀`)「モナのセクシーな着替えシーンで草木が欲情しちゃうモナ!」
(*゚ー゚)
( ´∀`)「無言の圧力やめて……」
(*゚ー゚)「じゃあ、あんたらが本殿の中で、私とでぃちゃんが外で着替える?」
((( ・∀・)「でぃに外で着替えさせるわけにはいかないね。外行こう」
(( (,,゚Д゚)「だな。行くか」
((( ´∀`)「モナ」
(*゚ー゚)「『でぃに』ってことは私はいいのかよ歯ァ食いしばれ」
( ・∀・)「しぃはもし着替えを見られそうになっても、見られる前に相手を始末できるだろうし……」
(*゚ー゚)「できるけど。できるけどそういう問題じゃないのよ」
195
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:04:47 ID:uYaWDbcQ0
(;´∀`)"「着ぐるみ着にくい……」モゾモゾ
(,,゚Д゚)「俺さ、地味ハロウィンってやつやりたかったんだよ」
( ・∀・)「地味ハロウィン?」
(,,゚Д゚)「モナーがツイッター見せてくれてさ」
(;・∀・)「神がツイッターやるなよ……」
(,,゚Д゚)「しかもネカマ」
(;・∀・)「マジで何やってんのモナー……」
( ´∀`)「ちなみにフォロワーは三万人モナ」
(;・∀・)「お前、三万人を相手に性別偽ってんのか……」
( ´∀`)っロ「地味ハロウィンっていうのはこういうのモナ。見たら分かると思うモナ」
( ・∀・)「どれどれ……あー、普通にいそうな人の仮装をするってことか」
(,,゚Д゚)「面白そうだろ? で、しぃにこれやりたいって言ったんだよ」
( ・∀・)「しぃはなんて?」
(,,゚Д゚)「『それを会話文だけで表現して面白くできると思うの?』って……」
( ・∀・)「メタ的な観点だぁ……」
壁| < 私もでぃちゃんも着替え終わったわよー
( ・∀・)「あ、終わったみたいだね。行こうか」
196
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:05:47 ID:uYaWDbcQ0
壁|・∀・)"「よいしょっと」ニュッ
(*#゚;;-゚)「! モララー似合う!」
(*・∀・)「でぃも天使似合ってる!」
(,,゚Д゚)「お、しぃは魔女か。杖で物理攻撃するのが一番ダメージ高そうだな」
(*゚ー゚)「杖で殴ってほしいなら遠慮せずそう言えばいいのに。ほら、こっちに来なさい? ね?」
(;,゚Д゚)「すいませんでした!」
__爪__
/⌒/⌒ヘ⌒\
|||( ´∀`)|「華やかモナねー」
|||(ノ つ|
\_L__ノ/
∪∪
(*#゚;;-゚)「わ、モナーさん似合ってます!」
( ・∀・)「うわデカっ」
(,,゚Д゚)「すげぇ行数取るじゃんお前……」
(*゚ー゚)「モナーさん普通に邪魔……」
__爪__
/⌒/⌒ヘ⌒\
|||( ´∀`)|「でぃ以外嫌い……」
|||(ノ つ|
\_L__ノ/
∪∪
( ・∀・)「行数取りすぎるからモナー黙ってて」
__爪__
/⌒/⌒ヘ⌒\
|||( ´∀`)|「酷くない?」
|||(ノ つ|
\_L__ノ/
∪∪
( ・∀・)「黙ってろって」
197
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:06:53 ID:uYaWDbcQ0
(*゚ー゚)「じゃ、せっかく仮装したことだしギコくん、トリックオアトリート」
(,,゚Д゚)っ「言われるだろうと思ってたから用意してあるぞ。ほら、カボチャのタルトだ」
( ・∀・)「え、これ手作り?」
(,,゚Д゚)「おう」
(*゚ー゚)「無駄に女子力高いわね……。後で切り分けて食べましょうか」
(*´∀`)「わーい!」
(,,゚Д゚)「モナーが喋るために一行になった」
( ・∀・)「カボチャがカボチャのタルトを食べるのか……」
(#゚;;-゚)「これが共食い……」
( ´∀`)「カボチャの着ぐるみ着てるだけで、モナ自身はカボチャじゃないモナ」
198
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:08:23 ID:uYaWDbcQ0
( ´∀`)「モララー、トリックオアトリートモナ」
(;・∀・)「えー? お菓子なんてあったっけ……」
( ´∀`)「お菓子ないモナ? じゃあイタズラするモナよ〜」
(;・∀・)「待て、お前のイタズラはなんか嫌だ」
( ´∀`)「モララーの写真を撮ってクソコラ画像作るモナ」
(;・∀・)「ほら嫌だ! お菓子お菓子……佃煮でいい?」
(,,゚Д゚)「なんで佃煮?」
( ・∀・)「村人にお供え物として貰ったんだよ。なんか作りすぎたとかって」
(,,゚Д゚)「隣人感覚の神なんだな、お前……」
( ・∀・)「ちなみにイナゴ」
(,,゚Д゚)「よりによってイナゴかよ……」
( ´∀`)「佃煮がお菓子……」
(;・∀・)「佃煮美味しいじゃん! おやつ感覚でも食べられるからさ!」
( ´∀`)「お菓子ではないと思うからイタズラを……なんでモナのスマホを凝視しながら刀に手を伸ばしてるモナ」
(;・∀・)「クソコラ画像を作られる前にスマホを叩き斬ってやる……!」
( ´∀`)「分かった分かった、佃煮はお菓子ってことでいいからスマホだけはやめて。
スマホ壊されたら冗談抜きに発狂するからやめて」
199
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:09:44 ID:uYaWDbcQ0
( ・∀・)「じゃあ次しぃ、トリックオアトリート」
(*゚ー゚)「は?」
( ・∀・)「すいませんでした」
(,,゚Д゚)「一文字で謝らせるしぃすげえ」
( ・∀・)「『は?』は悲しい……」
( ´∀`)「今すぐ冒頭を思い出すモナ、モララー」
( ・∀・)「でぃ、しぃにトリックオアトリートって言ってみて」
(;#゚;;-゚)「ト、トリックオアトリート?」
(*゚ー゚)っ「じゃーん、カップケーキ〜。五個あるから全部でぃちゃんにあげる」
(*#゚;;-゚)「美味しそう……」
( ・∀・)「ちゃんと人数分用意してあるじゃん」
(,,゚Д゚)「しぃは照れ屋だよな」
(*゚ー゚)「ギコくん以外の四人で分けて食べるも、
私、でぃちゃん、モララー、モナーさんの四人で食べるも、でぃちゃんの好きにどうぞ」
(;,゚Д゚)「俺だけ外させようと誘導するな!」
(*#゚;;-゚)「皆で分けて食べたい……」
(*゚ー゚)「皆(ただしギコくんは除く)?」
(;,゚Д゚)「だーかーらー!」
200
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:10:49 ID:uYaWDbcQ0
(,,゚Д゚)「じゃ、次はお前だなモナー。トリックオアトリート!」
( ´∀`)「えっ」
(,,゚Д゚)「トリックオアトリート」
( ´∀`)「……」
(,,゚Д゚)「お菓子持ってきてないのか?」
( ´∀`)「……モナのお顔をお食べ」
(,,゚Д゚)「お前はアンパンのヒーローではない」
( ´∀`)「いやほら、貰うつもり満々で来たからさ……」
(,,゚Д゚)「お菓子くれなきゃ?」
(*・∀・)(*#゚;;-゚)(*゚ー゚)「「「イタズラするぞ!」」」
(;´∀`)「ちょっとちょっとー、モナみたいなプリティーお爺ちゃんに寄ってたかってイタズラだなんてー……」
(屮*・∀・)屮 スッ
(屮*#゚;;-゚)屮 スッ
(屮,,*゚Д゚)屮 スッ
( ´∀`)(……イタズラっていってもくすぐる程度モナ?
大したことなさそうモナね。適当にやり過ごして……)
(*゚ー゚)
づと バキボキ
( ´∀`)
(*゚ー゚)
づと ベキボキ
( ´∀`)
( ´∀`)(一人アカンのおる)
201
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:11:31 ID:uYaWDbcQ0
┗(´∀`;)┓三「逃げるが勝ちモナよ!」ダッ
三(*・∀・)「おっ、逃げたぞ!」ダッ
(*゚ー゚)「モララー追いかけといて」
(,,゚Д゚)「タルト切り分けて待ってるわ」
(#゚;;-゚)「モララーよろしく」
三(;・∀・)「モナーに興味ゼロかよお前ら!!」
┗(;´∀`)┓三「えっ嘘!? 悲しっ! さすがに切なっ!!」
202
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:12:54 ID:uYaWDbcQ0
( ・∀・)「んでまあ、適当に拝殿の辺りまで追いかけっこしたわけだけど」
( ´∀`)「モララー足速ない?」
( ・∀・)「そりゃジジイよか脚力あるわ」
( ´∀`)「モナはまだ若いモナ」
( ・∀・)「お前で若かったら僕はなんなんだ。赤子か?」
( ´∀`)「話変わるけど、モララーはてっきり『ハロウィンなんて人間の文化だから僕は参加しないー』とか言うと思ってたモナ」
( ・∀・)「あー……前の僕ならそう言ったかな」
( ´∀`)「と言うと?」
( ・∀・)「夏にあったじゃん。僕が信仰を失って消えかけた事件。
それは、僕が人間に干渉しなくなったのも原因の一つだったよなって」
( ・∀・)「だからまあ……もう少しは人間に歩み寄るべきなのかなって。人間の文化を楽しむのも悪くないよね」
( ´∀`)「きっと、その方がいいモナ。楽しいし」
( ・∀・)「まあ、モナーほど人に歩み寄るわけじゃないけど」
( ´∀`)「モナモナ。モララーが急にモナレベルで人と関わり始めたら気持ち悪いモナ」
(;・∀・)「酷いなあ」
( ´∀`)「ま、いい傾向だと思うモナよ」
( ・∀・)「……! ああ」
( ´∀`)「さーて、そろそろ皆のところに戻るモナ。お菓子食べるモナ」
( ・∀・)「だな」
( ・∀・)「……」
__爪__
/⌒/⌒ヘ⌒\
|||( ´∀`)|「早く行くモナ!」
|||(ノ つ|
\_L__ノ/
∪∪
( ・∀・)(比較的真面目な話をしていたさっきの間も、こいつカボチャなんだよな……)
203
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:14:02 ID:uYaWDbcQ0
(*#゚;;-゚)「あ、二人とも戻ってきた!」
(*゚ー゚)「タルト切り分けてあるわよ」
(*´∀`)「やったー!」
(,,*゚Д゚)っ凵「ジュースも入れてあるから乾杯するぞ! ほら早く早く!」
(;・∀・)「急かすなよ」
(*゚ー゚)っ凵「皆コップ持ったわね?」
(*#゚;;-゚)っ凵「持ちました!」
凵⊂(*´∀`)っ凵「持ったモナ!」
(;・∀・)「おい、僕のコップまで持つな!」
(,,*゚Д゚)っ凵「おし、じゃあいくぞー!」
(*#゚;;-゚)っ凵 凵⊂(*´∀`)っ凵
「「「「ハッピーハロウィーン!!」」」」
凵⊂(^ー^*) 凵⊂(゚Д゚*,,)
(;・∀・)「だから僕のコップまで持つなってば!!」
ハロウィン番外編 了
204
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:15:49 ID:uYaWDbcQ0
思いついたので書きました。
またこいつらを書けて楽しかったです。
いいハロウィンを!
205
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:42:19 ID:QBgQ/J620
乙乙
ハッピーハロウィン
206
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 20:44:08 ID:wmpB4GlA0
続き嬉しい 乙
207
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 21:08:37 ID:WUG58QmY0
乙
いろんな意味でジジイの存在感がすごい
208
:
名無しさん
:2017/10/31(火) 22:43:45 ID:EExPQfIE0
乙 可愛い
209
:
名無しさん
:2017/11/01(水) 03:56:08 ID:Hra.DVkQ0
ギコくん……しぃさん乾杯してやれよ
210
:
名無しさん
:2017/11/01(水) 12:31:56 ID:BR.LBJCwO
乙
モララーがまともなイケメン扱い珍しい
211
:
名無しさん
:2017/12/27(水) 21:27:20 ID:/OhvNw9k0
めっちゃ好きだわ…この作品
クリスマス編はこないかなー(チラッチラッ
212
:
名無しさん
:2018/06/26(火) 00:20:03 ID:6SavRa6s0
幽霊裁判の人?
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