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川 ゚ -゚)普通の恋の物語のようです

22 ◆bEtoll2Vds:2017/08/22(火) 20:34:25 ID:nh13zq7M0
そう、ドクオさ。
正直意外だったよ。
私が出会った男はこういう場面に出くわすと見て見ぬふりをして関わろうとしなかったからな。
だから誰かが止めに入るなんて毛ほども思っていなかったのさ。

「はぁ? 友人つってもただの他人だろ。わざわざ痛い目にあいたいのかよ」

(#'A`)「他人じゃない! 友人だって言ってるだろ!!」

ドクオは決して体格がいい方では無い。
多分喧嘩もほとんどした事が無いのだろう。
だから本当は怖かったんじゃなかったのかな。

「はん。女の前だからってかっこつけてんじゃねぇよ!」

私の胸倉から手を放し、ドクオの元へ歩いて行く。
ドクオはそいつから目を逸らさずに真っすぐ見据えていた。

しかし、よく見ると少し震えているようだった。

「おいおい。ビビってんのか? 勇ましく出て来た割には情けない奴だ…な!」

(;゚A゚)「がっ!」

川 ;゚ -゚)「ドクオ!!」

その糞野郎が私のドクオの顔面を殴り付けやがったんだ!

…え? 私のじゃないって?

……話を続けるぞ!!

その時の私は色々な感情が湧き出て来た。
ドクオが殴られた事への驚き、殴った野郎への怒り、私のせいでドクオが殴られてしまった事への悲しみ。
だが、一番大きくなったのは怒りだった。

川 #゚ -゚)「お前!!!!」

「なんだ怒ったのか? こんな情けない奴のどこが良いんだ? 俺だったらお前を満足させてやれるぜ?」

私の体をなめまわすように見てくる。
こんな屑なんかに私の友人が殴られたというのか?
私がさっさとしていれば殴られる必要なんてなかったんじゃないか?

「なんだ? 友達が殴られるのを見てビビっちまったか?
 だったら俺が優しく慰めてやるよ」


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