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明日へ繋ぐ想いのようです
41
:
◆ZZAuuuWmmA
:2017/08/20(日) 14:58:11 ID:29OTBHmg0
今は盾の維持より魔物の攻撃から逃れる方がいいと咄嗟に判断した。
しかし、件の魔物は瘴気を放っている。
人間には猛毒となる魔力の塊は、多少の距離をとっても無効化は出来ない。
そして何より、ワカッテマスのそばにはビロードもいる。
( <●><●>)「ビロード、おとなしくしててください」
ワカッテマスは蹲っていたビロードの体を抱え、その場から離脱すべく魔法の威力の調整を始める。
炎に焼かれても魔物はまだ生きている。
逆に瘴気でワカッテマスとビロードを殺そうとしている。
ワカッテマスが立ち上がった時、魔物はついに炎の壁を突き破ってワカッテマスの眼前に現れた。
(;<●><●>)「炎よ……」
詠唱するより早く、魔物が迫る。
大量の瘴気が二人を包む。
ワカッテマスは素早くビロードに覆いかぶさり、その小さな体を庇った。
人間の体を蝕む毒、それが瘴気。
魔物が持つ不思議な特性で、人間はいまだその全てを解明するには至っていない。
しかし経験則として、それが危険なものであることはとうに知れている。
全身に浴びれば、それは瞬く間に体を蝕んでゆく。
体内に取り込めば、内から身体と精神を破壊される。
ワカッテマスはきつく目を瞑り、己の体が滅びることを覚悟した。
実際、その背は焼けるように熱かったのだ。
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