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海のひつじを忘れないようです

410名無しさん:2017/08/22(火) 18:16:43 ID:AKaoAE960
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「それがお前の答えか」

彼の主が、問いかける。
「なにがあろうと生きる。それがお前の選択か」

彼が、うなづいて応える。

「ならば――」

彼の主の腕が上がる。
同じように、彼の腕も上がる。

その手の先には、何かが握られていた。
彼の手の先には、短刀が握られていた。

刀身に奇妙な波模様の浮かんだ、あの短刀。
彼の主の――彼の主の譲り受けた、あの、短刀。

「その証を、俺に示せ」


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