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海のひつじを忘れないようです
345
:
名無しさん
:2017/08/21(月) 22:44:01 ID:vG2lH35Y0
「どうするか、決められた?」
「……まだ、よくわからない」
泣き止むまで貸してくれていたミセリの胸から離れ、彼女の瞳を見つめる。
光の失せた薄濁りの瞳。なにより澄んだ、その瞳。
「でも、あのハーモニカはぼくのだから。だから、ぼくは、行くよ」
「うん」
立ち上がる。それだけのことで、ぼくにもはっきり、理解できた。
どうしてこんなことにも気が付かなかったのだろう。
胸に、手を当てる。
ハーモニカをかけない首は、ぼくにはちょっと、軽すぎる。
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