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海のひつじを忘れないようです
309
:
名無しさん
:2017/08/21(月) 22:25:47 ID:vG2lH35Y0
その甲斐あってか、ミセリはハインにつながる手がかりを見つけ出すことに成功する。
あの男。ハインを連れ去っていったほほに傷のあるあの男を、見つだした。
ミセリは男を尾行した。朝も夜も関係なく付け回し、
どんなヒントも見逃すまいと追跡し続けた。
そして、ミセリはついに見つけた。『シベリアンヌ』を。
『シベリアンヌ』は裏通りに居を構える何かの店舗らしかった。
けばけばしい色使いと卑猥なペイントに嫌悪感を覚えたけれど、
立ち止まるわけにはいかなかった。
ここに、おねえちゃんがいる。
中の人間に気づかれないよう、姿勢を低くして潜り込んだ。
『シベリアンヌ』には多くの部屋があり、そこには必ず大きめのベッドが置かれていた。
ベッドの中に誰かが潜っている部屋もいくつかあった。
そこからは時折声というかうめきのようなものが漏れ出してきて、
その音を聞くとなぜかいやな気分になった。
本当に、こんなところにおねえちゃんがいるのだろうか。
その心配は、杞憂だった。
ハインは確かに、そこにいた。
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