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海のひつじを忘れないようです

152名無しさん:2017/08/20(日) 21:49:25 ID:sRmmAC9s0
何かがぼくのほほをかすめた。肩を、腕を、足をかすめて飛んでいった。
それはかすめるだけでなく、実際にぼくの身体にもぶつかってきた。
部位の別なく飛来する物体が、容赦なくぼくを打ち据えた。

それは、ジョルジュの仕業だった。
声を大に泣き叫ぶジョルジュが、
手近に転がったものを手当たり次第に投げつけてきた。

固いものがぼくの額に直撃した。
それは先程までジョルジュの使っていた箒の柄だった。
鋭い痛みにぼくは身体を折り曲げ、反射的に傷を手で覆った。
じわりと手の中で、熱いものが広がる。不快な感触だった。
実に気持ちが悪く、吐き気を催させた。


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