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今日も何処かで誰かが世界を救っているようです
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:
◆q3XheuOe12
:2016/04/03(日) 23:00:25 ID:VBbdKorg0
( ^ω^)「だけどあなた達はいなかった。僕を出迎えてくれたのは厳重な警備システムだけで……
それを突破した先には、あなた達が集合無意識を映し出すナノマシンの研究をしていた痕跡があった。
慌てて、ショボンに連絡を取ったお」
从 ゚∀从 「……だから言っただろ、モララー。データを削除すんじゃなくて研究所ごとぶっ飛ばすべきだって」
( ^ω^)「なんでなんだお。そんな物を作り出したら、今度こそこの世界が形を保っていられるか、分からないのに」
その眼光を見て、モララーが笑った。
( ・∀・)「そんな怖い目をするなよ、ブーン君。君らしくないぞ」
( ^ω^)「モララーさん、僕は冗談を交わすつもりは……」
( ・∀・)「ところで君、戦争が終わってから一度くらいは故郷に帰ったのかい?
話を聞くに、今でもヒーロー活動に勤しんでいるみたいだが。
折角世界を救ったんだ。君が守った街並みを見て、助けた人達に会ってこようとは思わなかったのかね」
モララーはブーンの言葉を遮って、更に続けた。
ブーンは――答えない。
( ・∀・)「なぁ、ブーン君。君のその名前は、ヒーローとしての呼び名だろう?
かつての仲間のよしみだ。君の本名を、教えてはくれまいか」
モララーは答えを待たずに、更に言葉を続けた。
( ・∀・)「……君『も』思い出せないんだろう?生まれ育った町の名も。家族や友人の顔も。自分の名前さえも」
ブーンが、双眸を細めた。
それが言葉を伴わない、だが何よりも雄弁な答えだった。
( ・∀・)「……君は、全身を電気エネルギーのように変化させられる。
ショボン君もその筋骨格は明らかに常識の外にある」
モララーが仰向けに倒れた姿勢のまま、右手を掲げ、重力子を生み出した。
( ・∀・)「私やハインリッヒだって、このナノマシンはどこから発生させているんだと思う?
質量保存の法則は?エネルギー保存の法則はどうなっている?
簡単な話だ。私達も、君達も、既に体の組成からして、ヒーローでなかった頃とは別物だってだけの事だ」
そして、嘲笑を零した。
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