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ドクオの背骨

26 ◆hmIR/WZ3dM:2016/04/03(日) 20:54:37 ID:LBDXupdA0
          七  駄々


('A`)「……嫌だ」

( ´ω`)「ンモー。またそんなこと言って」

(#'A`)「帰らないぞ! このまま船を出せ!」

  椅子の上に乗っていた涙滴型をした水色の生物がぶるりと蠕動すると、
まるで樹木に巻き付く蔓のように変態し、それから消え失せた。ドクオが椅子に溶け込んだのだ。
涙滴型の生物は見る影もなく、ショボンのブーンの目の前にはいびつな装飾の椅子だけが残っている。

(´・ω・`)「私、その椅子をとても気に入っているため気が進みませんが、
        お世話<マンドクセ>に差し上げると考えればそう悪いことではありませんな。
        いやはや、不法投棄として罪に問われなければ良いのですが」

('A`)「どいつもこいつもくだらねえし、何一つ楽しい楽しいことがねえこんな星なんか居たくねえよ」

( ^ω^)「いいところだと思うけど。少なくとも、急に獣に襲われて死ぬことはないお」

(´・ω・`)「教育用にプログラミングされたのヒューマノイドがつきっきりで授業をしてくれる。
        これがこの果てしなく広い宇宙空間でも如何に恵まれているかという事実を、
        しっかりと受け止めて頂きたいものですな。行く行くは国を率いる人材になるのでしょうに」

(#'A`)「うるせえうるせえうるせえ! 早く出港しろ!!」

( ;^ω^)「ヒェ〜〜〜〜〜〜」

(´・ω・`)「ドクオ殿。理由をひとつずつ説明致しましょうか?
        これを聞いて頂ければきっと、溢れんばかりの自己主張を削って、欠けている協調性を伸ばせるでしょう」

('A`)「……」


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