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ドクオの背骨

17 ◆hmIR/WZ3dM:2016/04/03(日) 20:22:26 ID:LBDXupdA0
  ブーンの、あからさまにあしらう態度が、ドクオの爆弾に火をつけた。
ヒューマノイドに逆なでされた神経は未だに鎮まってはいなかった。……いいや、この問題が解決するまで、鎮まることはないのだ。

  おどけた口調が普段の乱暴な調子に戻り、怒鳴り声を撒き散らす。

(#'A`)「てめえらもか! てめえらも、俺を疎ましく思っているんだな!?」

( ;^ω^)「えっ」

(#'A`)「おい店主! わかってるんだろうな!?
      俺をこんな風に扱ったら、どうなるのかちょっとは考えたらどうだ!? ああ!?」

(;´^_ゝ^`)「いえいえ! もちろんわかっておりますとも! ええ!」

(´・ω・`)「店主殿。気にすることは御座いません。すぐに……」

(;´^_ゝ^`)「申し訳ありませんが、今日はここまでと言うことで」

  ショボンの言葉を打ち切って、店主が立ち上がった。
顔にはぎこちない笑いが張り付いていた。驚異や迷惑を通りすぎて、恐怖を感じている。

  ドクオの父親スカルチノフは、惑星<マンドクセ>において巨大な権力を有している。
ましてや、住民の誰もがドクオの評判――素行が悪く、怠け者で遊んでばかりいる――を知っていた。
一介の飲食店の主が、面倒な事態になる前に素早く収めようと考えたのは当然だった。

(´・ω・`)「そうですな。店主殿のご不興を買ってもつまりません、それでは今回はこの辺にさせていただきます」

( ;^ω^)「ちょっ、ショボン! マジかお?」

(´・ω・`)「とにかく、表に出ましょう。話は私達の船でも出来る。そうですね?」

(*'A`)「ああそうだ! 俺の話を聞いてくれよ! そして、今日もまた“外”の話を聞かせてくれ!」

( ^ω^)「せっかく、初めて、商品が売れそうだったのに……」

( ^ω^)

。゚(゚ ´ω`゚)゚。ピー

  いつの時代であっても、どこの惑星であっても、心身ともに子供から大人へと成長していく時期の生物は厄介なものだ。
  これは、全宇宙共通の法則である。


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