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ドクオの背骨

11 ◆hmIR/WZ3dM:2016/04/03(日) 19:57:19 ID:LBDXupdA0
          三  ヨコホリ(種族:<ドライブ・アーバン・ウォー>産ヒューマノイド)


(//‰ ゚)

  機械惑星<アーバン・ドライブ・ウォー>にて製造され、
個体識別番号VERRUGA-TAROを与えられたヒューマノイドは、ヨコホリと呼ばれていた。
ドクオの父親であるスカルチノフを絶対的な主人として認識するように設定されている。

  『私が居ない間、宮殿とドクオの面倒を見ろ。』。

  スカルチノフからヨコホリに与えられた使命は、ただ、それひとつだけであった。

  まだドクオが幼い時分から常に付き従い、一般常識や惑星の歴史、算術、
科学、遊戯などを教え続けてもう十四年――惑星<マンドクセ>の基準で――にもなる。
ヨコホリに搭載された人工知能が、ドクオに対して愛情を持っていないといえば嘘になる。
しかし、いくら彼を理解しようと務めていても最良の対応を尽くせたことはなかった。……ここ最近は、特に。

(//‰ ゚)(今日もまた、どこかへ行ってしまいましたね……)

  ドクオの世話役だけを命令されていた場合であれば、自室から飛び出していった彼を追いかけ、
再び勉学や読書、稽古事に打ち込ませなければならないが、ヨコホリは宮殿の雑用も命じられている。
炊事、洗濯、掃除、買物、警備……。巨大な邸宅であったが、ヒューマノイドはヨコホリしか存在していない。


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