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| ^o^ | 覚醒者<アウェイカー>のようです
1
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/03/27(日) 00:00:48 ID:Huni7DII0
第1話「白銀のアウトロー」
| ^o^ |「きょうは いいてんきです」
| ^o^ |「さっそく がっこうへいきましょう」
テクテク
| ^o^ |「つきました」ドンッ
_
( ゚∀゚)「ッ……いてーなコラ」
| ^o^ |「あ ごめんなさい」
_
( ゚∀゚)「謝れよ」
| ^o^ |「えっ いまあやまりましたが」
_
( ゚∀゚)「誠意がたりねー!!」
| ^o^ |「たいへん もうしわけありませんでした」
_
( ゚∀゚)「そんだけか?」
| ^o^ |「とても しつこいです」
_
( ゚∀゚)「ああ? てめぇなめた口利きやがって」
_
( ゚∀゚)「ちょうどいいぜ。手に入れた能力のサンドバッグになってもらうか」
| ^o^ |「のうりょく とは」
91
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:43:31 ID:XAHo4RvQ0
〜〜一時間前・屋上〜〜
( ^ω^)「……ドクオ……! こんな事はもうやめるんだお!!」
('A`)「うるせぇ! てめぇには関係ねえだろうが!!」
( ^ω^)「どうして……どうしてなんだお!!」
('A`)「俺はなぁ……お前の親友として一生を終えたくねぇんだよ。それじゃあいつまで経っても、主人公にはなれねぇ」
( ^ω^)「ッ…………」
('∀`)「だが、この能力<スキル>があれば俺は変われる!!」
('∀`)「そう、革命だ! 革命なんだよ!!」
('∀`)「手始めに、この学園から支配させてもらう!!」
.
92
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:44:05 ID:XAHo4RvQ0
( ω )「…………」
( ω )「…………もう……ダメなのかお……」
( A )「……ああ。お前との友情ごっこは、今日限りで終いさ」
( ω )「…………」
( ω )「……だったら……最後に喧嘩別れといこうじゃないかお……」
( A )「……そうだな」
('A`)「派手に、やらせてもらうぜ」
( ^ω^)「おっおっ。負けてられないお」
.
93
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:45:13 ID:XAHo4RvQ0
('A`)「終止符<ストーリー>!!!」
( ^ω^)「言葉遊び<ワード>!!!」
('A`)(さよならだ、ブーン………)
( A )( ω )「おおぉぉぉぉッ!!!」
.
94
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:46:31 ID:XAHo4RvQ0
ヽ`
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
.
95
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:47:16 ID:XAHo4RvQ0
〜〜〜〜
('A`)「…………」
('A`)「もう、後戻りはできねぇのさ」
( A )「――――いや、戻る気なんてねぇけどな……」
| ^o^ |「そうですか」
| ^o^ |「しゅうしふ<ストーリー>」
| ^o^ |「ぱしへろんだす」スカッ
| ^o^ |「…………」
| ^o^ |「あれ」
('A`)「無駄だ。お前には発動できねぇよ」
('A`)「お前に直接能力を当ててるわけじゃねぇからな。あくまで、物語をいじってるだけだ。だから、お前にこの能力は吸収できない」
| ^o^ |「そんな」
('A`)y‐「もうお前の負けなんだよ」スパー
| ^o^ |「…………」
96
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:48:15 ID:XAHo4RvQ0
('A`)「…………」
| ^o^ |「あなたは それでまんぞくですか」
('A`)「あ?」
| ^o^ |「あなたは きづいているはずです」
| ^o^ |「ちからで しんゆうをころし えられた えいこう」
| ^o^ |「そんなものに かちはないと」
('A`)「……何言ってやがる」
| ^o^ |「そもそも いまのあなたは かがやいてなどいません」
| ^o^ |「どすぐろく やみにそまっているだけです」
| ^o^ |「しんゆうを そのてでころしたあなたは」
| ^o^ |「もはや むかちです」
('A`)「……俺を怒らせてぇのか?」
| ^o^ |「とんでもない ただわたしは そんなあなたに――――」
「しつぼうしただけです」
.
97
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:49:09 ID:XAHo4RvQ0
('A`)「ッ…………」
(#'A`)「てめぇに失望されようが知ったこっちゃねぇんだよ……!!」
(#'A`)「お前にわかんのか!? サブキャラが抱えた気持ちが……俺が抱え込んだ悔しさが――――虚しさが……!!」
| ^o^ |「わかります」
('A`)「ッ……!?」
| ^o^ |「…………」
| ^o^ |「わたしは しゅじんこうなどに なれるような そんざいではありません」
| ^o^ |「そんなけいけん ほとんどありません」
| ^o^ |「わたしなんかよりも ドクオくんのほうが しゅじんこうにむいていると おもいます」
('A`)「……ハッ…………そうかよ……」
( A )「……俺は嫌いなんだ……」
( A )「そうやって上から目線でサブキャラにぺちゃくちゃと説教を垂れる――――」
「――――お前みたいな主人公がな!!!」
.
98
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:49:53 ID:XAHo4RvQ0
| ^o^ |「…………」
( A )「終止符<ストーリー>…………」
( A )「“右腕の骨が折れたのを理解した”」
バキィッ
| ;^o^ |そ「――ッ」ガクッ
| ;^o^ |「いたい」
ドクオの言葉とほぼ同時に、全身を駆け巡る痛み。
自分は、右腕の骨が折れたのを理解した。
| ;^o^ |「…………」
| ;^o^ |「わかっているはずです」
| ;^o^ |「のうりょくを つかえばつかうほど」
| ;^o^ |「その ぜんのうかんに こころがおしつぶされていくのを」
| ;^o^ |「じぶんが――――、 こころが どこかとおくへ いってしまうような かんかくを」
99
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:50:35 ID:XAHo4RvQ0
( A )「……っせぇ……」
( A )「“肋骨が数本、折れてしまったようだ”」
バキバキッ
| ;^o^ |そ「――ッ」
先程よりももっと強い痛みが、神経を走って脳にまで届く。
肋骨が数本、折れてしまったようだ。
| ;^o^ |「ゲボッ」ベチャ
咳と同時に吐き出された、血液。
僅かに差し込む光を反射していた。
| ;^o^ |「…………」
( A )「……これ以上、何も言うんじゃねぇよ……」
( A )「“あいつ”を殺した時のような気分を…………もう二度と味わいたくねぇんだよ……」
| ;^o^ |「むだです」
( A )「……ッ……」
| ;^o^ |「わたしは まけません」
| ;^o^ |「るりのやいば<ガラス>」チャリチャリ
( A )「“そして自分は、能力<スキル>を失った”」
100
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:51:09 ID:XAHo4RvQ0
| ;^o^ |そ「ッ!!」シュウン
彼がそう言ったと同時に、自分の右腕からアザが消え始めていくのがわかった。
火のついたタバコのように、もやもやと煙を立てながら。
――そして自分は、能力<スキル>を失った。
| o |「…………」
('A`)「…………もう、お前に勝ち目はねーよ……」
| o |「まだです」スクッ
('A`)「ッ!」
| o |「…………」
| o |「かちめが なかろうと――――」
「わたしはまだ まけてませんから」
.
101
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:51:42 ID:XAHo4RvQ0
| ^o^ | スタスタ
('A`)「ッ!?」
| ^o^ |三o「ぱしへろんだす」ブンッ
(;'A`(o三「ベブッ!!」ドゴッ
ドサッ
(;'A`)「……なっ……!?」
| ^o^ |三o「ぱしへろんだす」ブンブンッ
(;'A(o三「うっ……グッ……!!」ドコドコッ
| ^o^ |「…………」
(;'A`)「……な……なんで……」
| ^o^ |「…………」
(;'A`)「なんでお前は……まだ戦えるんだよ……ッ!!」
| ^o^ |「…………」
| ^o^ |「たとえあなたが ものがたりを あやつることができても」
| ^o^ |「わたしのこころだけは あやつれません」
.
102
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:52:16 ID:XAHo4RvQ0
(;'A`)「――ッ……!!」
| ^o^ |「あとなんかいなぐれば あなたは まけますか」
(;'A`)「…………」
( A )「…………」
( A )「わかってたんだ……。わかってたんだよ……」
( A )「俺じゃあ主人公になんかなれやしねぇって……。せいぜい、ラスボスがいいとこさ……」
( A )「この能力だって、最初はそりゃあ便利だと思ったさ。……でもよ……」
「……なんでも叶っちまうっつーのも、寂しいもんなんだよな……」
.
103
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:53:16 ID:XAHo4RvQ0
〜〜〜〜
('A`)「好きだ」
川 ゚ -゚)「すまない」
('A`)「……ッ……!」
川 ゚ -゚)「忙しいんでな」ザッ
('A`)「――ッ」
('A`)「なんでなんだよ!!」
川 ゚ -゚) ピタッ
('A`)「…………」
川 ゚ -゚)「…………好きになる要素がないからだ」
('A`)「……ッ……」
川 ゚ -゚)「すまんな」スタスタ
('A`)「…………“自分は、ドクオに惚れてしまった”」
川 ゚ -゚) ピタッ
川 ゚ -゚)「…………」
川 ゚ -゚)「好きだ、ドクオ。付き合ってくれ」
('A`)「…………ッ」
104
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:53:52 ID:XAHo4RvQ0
川 ゚ -゚)「愛してるよ、ドクオ」
('A`)「……違う……」
違う。
( A )「違う、違う……」
違う、違う。
違うんだ。
こんなもの、俺が望んだ愛じゃない。
( A )「違う違う違う違う違う…………ッ!!」
川 ゚ -゚)「……ドクオ……?」
( A )「うわああぁぁぁぁあああああッ!!!」
俺は――――。
――――俺は、クーをその手で殺してしまった。
たとえ今のクーの気持ちが、結び目のない愛なんだとしても。
その先は、ほつれてしまっていたんだ。
.
105
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:54:41 ID:XAHo4RvQ0
〜〜〜〜
( A )「……イカれちまってんだよ……。この世界も……この俺もよぉ……」
( A )「俺の人生が不遇なのは世界が悪い、だなんて思ってたが……、全くふざけた話だよなぁ。例え世界が都合よく変わっちまっても、俺自身は満たされやしねーんだからよ……」
| ^o^ |「ドクオくん」
( A )「さぁ、俺の物語はもう終幕だ。とっとと殺してくれ。“終止符”を打ってくれよ」
| ^o^ |⊃「」スッ
('A`)「…………? なんだよ、その手は」
| ^o^ |「かえりましょう」
| ^o^ |「こうていで みんながまっています」
('A`)「……ケッ。冗談も程々にしろよ。誰が俺みたいな奴を受け入れるってんだ」
| ^o^ |「…………」
| ^o^ |「では こういうことにしましょう」
('A`)「……?」
106
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:55:25 ID:XAHo4RvQ0
| ^o^ |「しんでしまった ひとたちを いきかえらせられるのは あなただけです」
| ^o^ |「ゆうたろうくんや ブーンくんや ジョルジュくん ショボンくん フォックスせんせい ギコくん モナーくん」
| ^o^ |「かれらを いきかえらせてください」
(;'A`)「はぁ!? ふざけんなよ、なんでそんなことを……」
(;'A`)「大体ほとんどテメェが殺したやつだろ!」
| ^o^ |「ともだちとしての おねがいです」
( A )「……ッ…………」
('A`)「……マンドクセ……」
('A`)「わかったよ。やりゃあいいんだろ!?」ガシッ
| ^o^ |「ありがとうございます」グイッ
| ^o^ |「とりあえず ゆうたろうくんを いきかえらせてください」
('A`)「……ああ……」
('A`)「“何故だかはわからないが、息を吹き返した”」
| o |
| ^o^ |「ハッ」
| ^o^ |「わたしは」
107
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:56:25 ID:XAHo4RvQ0
| ^o^ |「ゆうたろうくん」ガシッ
| ^o^ |「ぶ ブームくん」
| ^o^ |「よかった ゆうたろうくん」
| ^o^ |「ブームくん」
| o |「…………」
| o |「すみませんでした」
| ;o; |「あなたを しんゆうのあなたを うらぎってしまって」
| ^o^ |「いいんですよ」
| ^o^ |「けんかは たいせつです」
| ^o^ |「ブームくん」
('A`)「さ、行くんだろ? 青春もその辺にしてくれや」
| ^o^ |「そうですね」
| ^o^ |「かえりましょう」
スタスタ
.
108
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:57:32 ID:XAHo4RvQ0
――――
スタスタ
ζ(゚ー゚*ζ「あ、ブームくんだぁ!!」
(゚、゚*トソン「ほんとです!!」
(´・_ゝ・`)「帰ってきたのか!!」
スタスタ
| ^o^ |「ただいまもどりました」
ζ(>、<*ζ「よかったぁ……心配だったんだからぁ……」ギュー
| ^o^ |「そ そんな くっつかないでください」
(゚、゚#トソン「デレさん、ブームくんから離れてください」グイグイッ
ζ(゚ー゚*ζ「やーだよーっ!」ギュー
| ^o^ |「あ あの」
( ・∀・)「どうした?」
| ^o^ |「ハインさんは どこでしょう」
( ・∀・)「……? ハインは見てねぇな……」
| ^o^ |「そ そんな」
| ^o^ |「さがしにいかなくては」
109
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:58:05 ID:XAHo4RvQ0
ζ(゚ー゚*ζ「えー、またいっちゃうの?」
| ^o^ |「ごめんなさい すぐもどりますから」
ζ(゚ー゚*ζ「……うん、わかった。待ってるからね」
| ^o^ |「はい」
テクテク
(´・_ゝ・`)「あいつすごいモテてるな……」
( ・∀・)「なんであいつあんなにモテてるんだ?」
| ^o^ |「…………」
(´・_ゝ・`)「どうした、ゆうたろう」
| ^o^ |「いえ なんでもありません」
( ・∀・)「そうかぁ?」
.
110
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:58:50 ID:XAHo4RvQ0
ザッザッ
「あのぉ……」
| ^o^ |「あ はい」クルッ
('、`*川「ブームくんのいとこのゆうたろうくんですよね」
| ^o^ |「はい そうですが」
('、`*川「あ、あの……私見てました。あなたが、ブームくんと一緒に戦ってるところ……」
| ^o^ |「そうですか」
('、`*川「あの……助けてくれてありがとうございました!」
('、`*川「なんていうか……その……、すごくかっこよかったです! そそ、それだけです!」
| ^o^ |「」
(´・_ゝ・`)「おいおい、なんだよこりゃあ」
( ・∀・)「やるじゃねぇかゆうたろう」
111
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 07:59:24 ID:XAHo4RvQ0
| ^o^ |「…………」
| ^o^ |「けっこんしましょう」
('、`*川「えっ!?」
| ^o^ |「あ」
| ^o^ |「ごめんなさい まちがえました」
| ^o^ |「こんど ごはんでもたべにいきませんか」
('、`*川「あっ……ぜひ!!」
(´・_ゝ・`)「この疎外感」
( ・∀・)「お前は頭皮が薄いから仕方ない」
(´・_ゝ・`)「それは関係ないだろ」
('A`)「……ケッ。どいつもこいつも……」
.
112
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:00:23 ID:XAHo4RvQ0
――――
テクテク
| ^o^ |「ハインさん どこですか」
テクテク
| ^o^ |「ハインさん どこにいるんですか」
テクテク
「……ケホッ……」
| ^o^ |「!」
タッタッタッ
| ^o^ |「ハインさん」
从 ゚∀从「……よぉ……遅かったじゃねぇか……」
| ^o^ |「だいじょうぶですか」
从 ゚∀从「ハッ……余裕さ。大したことねぇよ……っとと……」ヨロッ
| ^o^ |三 ガシッ
从 ゚∀从「……わりぃな。ちょっと一人で歩くのは無理そうだ」
| ^o^ |「わたしが ついてますよ」
从 ゚∀从「……じゃあ、ブームに死ぬまで面倒見てもらおうかねぇ」
113
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:01:04 ID:XAHo4RvQ0
| ^o^ |「いいですよ ずっといっしょにいましょう」
从*゚∀从「なっ……!」
从*゚∀从「恥ずかしげも無くそういう事を言うんじゃねーよ…………ったく……」
| ^o^ |「それは こっちのセリフですよ」
从*゚∀从「……チッ……調子が狂っちまうぜ……」
从*゚ー从「ま、居心地は悪くねぇけどよ……」ボソッ
| ^o^ |「わたしもです」
从 ゚∀从「……さてと、帰るか」
| ^o^ |「そうですね」
「みんなのもとへ」
「……ああ」
.
114
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:01:52 ID:XAHo4RvQ0
――――こうして、自分たちの戦いは幕を閉じた。
手にした能力は全て失った。
けれど、自分は大切なものを手に入れた。
そう思えてならなかったんだ。
.
115
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:03:50 ID:XAHo4RvQ0
――――――――――――――――――――――――――――
.
116
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:04:26 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー ジョルジュ
__ _ --
二 ( ゚∀゚) = 二
 ̄  ̄
-‐ 白銀の稲妻<サンダー> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
117
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:05:20 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー ショボン
__ --
二 (´・ω・`) = 二
 ̄  ̄
-‐ 破滅の水龍<ウォーター> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
118
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:06:00 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー フォックス
__ --
二 爪'ー`)y‐ = 二
 ̄  ̄
-‐ 合成樹脂<プラスチック> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
119
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:06:55 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー デミタス
__ --
二 (´・_ゝ・`) = 二
 ̄  ̄
-‐ 自慰行為<オナニー> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
120
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:07:35 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー ミルナ
__ --
二 ( ゚д゚ ) = 二
 ̄  ̄
-‐ 真空管<エアー> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
121
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:08:37 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー モララー
__ --
二 ( ・∀・) = 二
 ̄  ̄
-‐ 改竄<メモリー> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
122
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:09:35 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー ハインリッヒ
__ --
二 从 ゚∀从 = 二
 ̄  ̄
-‐ 瑠璃の刃<ガラス> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
123
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:10:13 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー モナー
__ --
二 ( ´∀`) = 二
 ̄  ̄
-‐ 閃光花火<ライト> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
124
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:11:01 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー ギコ
__ --
二 (,,゚Д゚) = 二
 ̄  ̄
-‐ 音詞物<サウンド> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
125
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:11:48 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー ブーン
__ --
二 ( ^ω^) = 二
 ̄  ̄
-‐ 言葉遊び<ワード> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
126
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:12:52 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー ドクオ
__ --
二 ('A`) = 二
 ̄  ̄
-‐ 終止符<ストーリー> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
127
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:13:28 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
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-‐
ー いとこのゆうたろう
__ --
二 | ^o^ | = 二
 ̄  ̄
-‐ 原点<グラビティ> ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
128
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:14:10 ID:XAHo4RvQ0
.
129
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:15:26 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ わ た し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄ | ^o^ |  ̄
-‐ \_/ ‐-
強欲の鋼<スキルブリンガー>
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
.
130
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:16:36 ID:XAHo4RvQ0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー その他大勢の皆さん
__ --
二 ('、`*川 (-@∀@) = 二
 ̄ (゚、゚トソン ζ(゚ー゚*ζ  ̄
-‐ ΩΩΩΩΩΩΩ ‐-
↑お前ら
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
131
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:17:08 ID:XAHo4RvQ0
――――――――――――――――――――――――――――
| ^o^ |覚醒者<アウェイカー>のようです
fin.
――――――――――――――――――――――――――――
132
:
◆H/3wgXUnC2
:2016/04/03(日) 08:20:13 ID:XAHo4RvQ0
ありがとうございました。
133
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 08:52:17 ID:Nd5rYK8g0
乙乙
感動した
134
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 09:33:08 ID:FRt4dHcQ0
いつ見ても自慰行為〈オナニー〉が酷すぎるwwwww
135
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 09:57:32 ID:gKArdY/.0
予告通りになったのって初じゃね!?
ドクオの能力すげえ良かったからいつか主人公やってくれ
乙
136
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 12:50:42 ID:Peo3PD/E0
なるほど、それで主人公がその人選だったのか
面白かった、乙!
137
:
◆mQ0JrMCe2Y
:2016/04/04(月) 01:17:21 ID:diDQslNE0
【連絡事項】
主催より業務連絡です。
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詳細は、こちら
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138
:
名無しさん
:2016/04/08(金) 23:48:57 ID:zuhIgPNc0
出落ちかと思ったのに楽しめてしまった
魔境かここは
139
:
名無しさん
:2018/10/03(水) 15:49:33 ID:4YSSlFLQ0
すげぇ面白かった
もっと早く読んどけばよかった
140
:
名無しさん
:2018/10/09(火) 09:55:27 ID:LK6475Lc0
上がってたから読んだけどなにこれ面白かった
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