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SSスレ「マーサー王物語-拳士たち」第三部
23
:
◆V9ncA8v9YI
:2021/10/11(月) 09:01:53
現れたのは、髪が長くて少し肌の色が黒い少女だった。
年齢も拳士たちと同じくらいに見える。
彼女はペコリと頭を下げて自己紹介をし始めた。
「どうも、キシモン・ドアナイって言います。 気づいてるとは思いますけど、私もファクトリーを患ってるんですよ。
説明したいことあるんで、お邪魔しても良いですかね?」
拳士たちは警戒した。
キシモンが嘘をついているとは思っていない。
むしろ本当だからこそ気を張っているのだ。
キシモンから発せられるこの感じは確かにファクトリー特有のもの。
疑いようがなかった。
「どうする?」
フジーがアヤパン見て、そう言った。
自分達のリーダーはアヤパンだ。こういう時の決断は彼女の仕事である。
「うん、中に招き入れよう。まずは話を聞いてみようよ。」
拳士の8人も最初は見知らぬ同士だった。それが今は仲間になっている。
ひょっとしたら目の前のキシモンも9人目の仲間になるかもしれないとアヤパンは考える。
それに、もしもキシモンが敵だったとしても8対1で戦うことになるため容易に制圧出来るとの判断だ。
そして、アヤパンにはもう一つの考えがあった。
移動中にレイに対して小声で伝える。
「リサマルの手がかり・・・掴めるかもね。」
「!」
それはアヤパンとレイの昔からの友人の名だった。
自分達の8人以外にもファクトリー感染者がいるのであれば、
そして、行方の知れぬ旧知の友人も同様の症状なのであれば、
目の前のキシモンから何らかのヒントを貰えないかと思ったのである。
「わぁ〜!こんな美味しそうなお寿司をいただいちゃっていいんですか!?」
席に着くや否や、キシモンはノムに勧められたお寿司を頬張った。
服毒の可能性もあると言うのにすぐに口にするあたり、拳士に対して敵意や警戒心は無いように見える。
「美味しい!美味しい!料理の天才ですか!?」
「えへへ……お粗末さまです……」
素直に感想を言うキシモンに対してノムは照れてしまった。
他の拳士の面々も、このキシモンは悪人では無いのだなと思い始める。
ここでアヤパンが本題を切り出した。
「ところでさっき勧誘って言ってたけど、あれはどういう意味?」
「あー、まず説明するとですね、私はファクトリー感染者で構成された6人組グループ”椿姫(つばき)”に属しているんですよ。」
「!?」
拳士(こぶし)の8人は驚いた。
ファクトリーに苦しむ者が自分達以外に6人も存在して、しかも徒党を組んでいるなんて思いもしていなかった。
ならばその中にアヤパンとレイの友人も含まれているかもしれない。
それについて聞こうとしたが、キシモンが更なる衝撃を上からぶつけていく。
「それで、拳士(こぶし)さんでしたっけ?そちらは8人ですよね。
ウチら椿姫(つばき)と合わせたら14人になって、食卓の騎士の11人を超えるんですわ。
どうですか?ウチらと組んでベリーズとキュートをぶっ倒して、天下を取りませんか?」
「……は?」
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