[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
SSスレ「マーサー王物語-拳士たち」第三部
2
:
◆V9ncA8v9YI
:2021/10/02(土) 18:01:15
【第三部:kobushi-side】
我々の住む地球から時空を超え宇宙を超えたところにある、とある世界。
そこにはモーニング帝国と呼ばれる大国が存在していた。
武道館での戦いから2年近く経過した、ある日。
城の大広間では大規模な催し物が開催されていた。
「新人剣士のお披露目会が開催されるよ!」
モーニング帝国剣士の新人は最終試験として、
500名の一般兵を撃破することが恒例となっている。
エリポン達も、ハルナン達も、オダも、ハーチン達も達成してきたので、
厳しいルールではあるが失敗は決して許されないのだ。
「それでは新たな帝国剣士達!前に!」
帝王フクの号令とともに新メンバー2人が登場する。
今回の新人は長身の凛々しい女性と、小柄な可愛らしい少女の2名だ。
王の呼びかけに応えることでお披露目は始まるのだ。
「カエディー・カガ!」
「はい!」
「ヨコヤン・ミンミン・ワンワン!」
「はい!」
「今こそ力を合わせて、帝国剣士としての威厳を示すのだ!!」
2対500。普通に考えれば勝負になるはずもない。
だが、彼女たちは選ばれた剣士なのだ。
特にカエディー・カガの評判は知れ渡っているようで、
ただ準備体操をしているだけだというのに、屈強な男たちが冷や汗をかいている。
何を隠そう、カエディーは研修生時代から現・帝国剣士のマリアと肩を並べるほど強かったのだ。
そんな強者とやり合うのだから緊張しないはずもなかった。
「ねぇねぇカエデー頑張ろうね」
「……私の名前はそんな発音じゃないんだけど。ていうか、最近急に馴れ馴れしくなったね。」
「えへへ、もう同期だもーん」
新人剣士のカエディーとヨコヤンはつい最近までは先輩と後輩の関係だった。
大先輩のカエディーを前にビクビクしていていたのだが、
正式に昇格した日が同じなので、その瞬間に同格となったのである。
「兵隊さんは500人……やっぱりカエデーと私が250人ずつ倒す感じで行く?」
「いや、ヨコヤンはゆっくりしてなよ。」
「えっ?」
「私1人で500人倒す。それで終わり。」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板