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研修生物語 小説
73
:
かたるパフェ
:2021/05/03(月) 23:10:37
もう失敗しない46
老婆「ありがとな!ほんま感謝感激や」と急に愛想良くなる老婆だった。
老婆「さっきお姉さんが言うとった伊丹市云々の件は伊丹市民は行動範囲しかよう知らん!地元と梅田の行き方とその周辺と神戸の行き方とその周辺しか知らん!しかし横浜市は東京の目と鼻の先やから東京は全て知っとかなあかん!横浜市民も杉並区の隅々まで知っとかなあかん!!」と自分勝手な理屈で遊季に説教する老婆だった。
伊丹市と大阪神戸の距離感は首都圏に例えるなら伊丹市が川崎市に値し新宿渋谷は梅田や難波くらいの距離で神戸は横浜くらいの距離だ。
杉並なぞ泉大津くらいの距離だ。
伊丹市民が全員泉大津市の隅から隅まで把握している筈が無い。
遊季は老婆の説教で研修生関西メンバーのことを考えた。
「なんとなく葉純の自宅前に瑠乃が住んでて同じ町内に一華が済んでるような錯覚するよね。それと同じなのかも・・・」
人は遠く離れ知らない土地は大雑把な距離感覚に陥り杉並から徒歩10分で中野に着き中野から徒歩10分で新宿に着く一駅くらいの距離に横浜があるみたい錯覚をしがちだ。
遊季は地図などで調べ「荻窪駅から環八道路を歩いて30分くらいで高井戸に着きますよ」と言うと
老婆は「はあっ???💢年寄りを30分歩かせるんかい?ああ腰が痛い」と急に猫背になった。
老婆「全身も痛い。リウマチかも!!!」と荷物を遊季に渡した。
老婆「姉さんは若いからこの荷物や鞄持って!!でわたしをおぶって高井戸まで連れてって!わたしはもう歳も歳やから明日死ぬかもしれん!いや今死ぬかも!」とさっきの大声はどこへやらか細い声になり気絶しそうになる。
遊季は「嘘ばっか!!!仮病だろ!!演技だろ!」と言いたかったけど遊季の前で倒れられては皆が死にそうな老婆を見捨てたと見られ体裁が悪い。
遊季は「わかりましたわかりました。タクシー呼ぶから一緒に乗って高井戸まで行きましょう」と言った。
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