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狼でエロ小説書いてみた
416
:
名無し募集中。。。
:2025/09/04(木) 16:33:13
「イッヒッヒw」
「ウヘヘヘヘw」
品の無い笑い方をしながら、金ドレイバーの兄はレナの、弟はユキホの、露わになったそれぞれの秘部へと、今まさに挿入しようとしたその時。
ジ ジッ
「!?」
ヘルメットのバイザーにノイズが走ったかと思うと、兄弟の父親も含めたその場にいる5人全員のドレイバーシステムが突如機能を停止した。
システムはただの重い鎧と化し、たまらず次々と床に倒れ込む。そしてその弾みで起動システムが体から外れると、5人とも変身が解除された。
「ど、どうなってんだよ!?」
「俺が知るわけねえよ!」
「バカな…?コンピューターに何か異常があったとしても即バックアップが作動するはずなのに!?」
迷彩の軍服に身を包んだ、素顔の父親と兄弟が狼狽える。
一方それぞれ男装服とドレスの姿に戻ったユキホとレナは、意識が混乱しているらしくボーッとしている。
そこに、駆け足の足音が近づいてきたかと思うと、部屋のドアが勢いよく開いた。
「ユキホ様!レナ様!お怪我はありませんか!?」
「え…?じ、じいや…?」
そこに現れたのはじいやだった。じいやの声と姿に、ユキホは徐々に意識が戻ってきた。ただレナはまだ意識がはっきりしていないようだ。
「もう大丈夫です!!ここのコンピューターは全て完全にダウンさせました!!」
「な、なんだと!?爺のくせに」
「お生憎様、私はお2人がお生まれになられるよりも前からコンピューターに慣れ親しんでおるのでね」
「それにだいたい、てめえは閉じ込めていたのに」
「私はお祖父様の代にはジョーゲ家の大隊長も務めていた、年は取ったとはいえ、生身の人間にはまだまだ負けんぞ!」
聞けば聞くほど、実はすごい人物だったことが明らかになるじいや。
じいやは傍らに転がっていた鉄パイプを手に取ると、幹部の父子達に向かって構える。
「貴様達…よくも、お嬢様たちを…!」
次第に沸々と怒りが沸き上がり、腕がわなわなと震えだすじいや。冷静さを欠いたまま、鉄パイプを振り上げようとした時。
幹部の父が懐に手を入れた。それを見たユキホは、考えるよりも早く、側にあったベルトを掴み取り付けた。
「変身!!!」
じいやに向けられた銃弾が、ハピネスパイクの装甲に弾かれる。間一髪で、じいやを助けることができた。
「ユキホ様…」
「じいや、あとは私に」
「『私』…!」
そう言って、父子たちにゆっくり歩み寄るハピネスパイク。最後の悪あがきの銃弾が浴びせられるが、ものともせずに電磁警棒を取り出す。
そして、発せられるスタンウエーブで父子3人は次々に失神した。
「ふぅっ」
マスクを取り外し、安堵の笑みをじいやに向けるユキホ。その笑顔に、じいやも笑顔になって頷いた。
「あれ…?私…?」
「あ!レナちゃん!」
「レナ様!お怪我はありませんか!?」
そのうちに、ユキホの師範でもある現在の大隊長率いる隊が駆け付け、この場にいた他のドレイバー関係者も全て制圧された。
コンピューターも押収され、今後ドレイバー・システムについて解析していくという。
レナは念のため医師に診てもらう為にヘリコプターで急ぎ帰され、ユキホは隊の車列に守られる中で、じいやの運転する車で帰ることになった。
「いや、私がユキホ様に守って頂く日が来るとは…年甲斐もなく、頭に血が上ってしまいました」
「じいやは今までたくさん守ってくれたのだから、当たり前よ」
「いやぁ、本当にご立派になられた…それに」
「それに?」
「ようやくご自分のことを『私』と仰られるようになられたのも嬉しいです」
「え?うち『私』なんていつ言ったっけ?」
「ユキホ様…」
「アハハハハw」
おわり
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