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夜の魔法使いえりぽん【避難所】

34名無し募集中。。。:2020/10/01(木) 20:38:24
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アレは興奮が収まると元の小さな状態に戻りました。その後の数日間で、時間をかけて刺激しないと大きくならないことは確認しましたが、確信は持てませんでした。だから一度はミチシゲさんとお話ししたいと思いました。
でも、それから何日経ってもミチシゲさんと2人きりになるチャンスはありませんでした。6人も同居人がいるのですから仕方がありません。
その日も学校から8人で連れ立って帰りましたが、ミチシゲ家では常に近くに誰かがいる状態でした。こうなるとここに泊まって夜中に抜け出すか、学校をずる休みして昼間に会いに来るしか方法はなさそうです。

そんなことを考えながら洗面所に入ろうとすると、ドアの向こうにミチシゲさんが立っていました。
「フクちゃん待ってたよ」
そう言うとミチシゲさんはミズキの手を掴んで中に引っ張り込んで、ドアをロックしました。そしてミズキを抱きしめると宙に浮かんで、反対側の開け放たれたドアのほうに飛んで行きます。そのドアは普段はロックされていて、一度も開いたところを見たことがないのですが、上の階に通じていたのです。ミチシゲ家にはそういう開かずのドアがたくさんあります。
数秒で屋根裏に上がって廊下の端の部屋に着くと、部屋の奥に両開きのドアが開いています。そのドアを抜けると、向こうは直径5mほどの縦穴でした。穴の周りには螺旋階段があって、深さは上下とも何十メートルもあるようです。
そのまま30メートルほど上がると、木製の直径3〜4mほどの物体に行き着きました。
「サユミの休息所なの」
ミチシゲさんはミズキを抱いたまま、縦穴との隙間を通って休息所の上に着地しました。


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