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夜の魔法使いえりぽん【避難所】
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:
名無し募集中。。。
:2019/11/05(火) 18:41:07
1
「聖水?!」
大魔導士のミチシゲさんにミズキの聖水が欲しいと言われて、声を抑えることが出来ませんでした。
それは放課後にミチシゲさんのお屋敷に一人で立ち寄ったときのことでした。もっともその頃は毎日のようにお邪魔してたのですが、その日は珍しくお屋敷に他の子がいなくて二人きりだったんです。
そんなことは初めてだったかも知れません。ミチシゲさんはミズキを招き入れたらすぐに自分の部屋に上がって行きました。ミズキは2階の居間の窓から、みんなが早く帰って来ないかなと外を眺めていました。
それがいつの間にかミチシゲさんがすぐ後ろに立っていたんです。
もちろん「聖水」がおしっこのことだとは知っていました。
こう見えてもネットでそういうものを見たり読んだりしたことはあったんです。たまには可愛い女の子の動画を観て想像をたくましくすることも…
あら、話しがそれてしまいました。
なにしろ急にそんなことを言われた意味が分かりませんから、馬鹿みたいに「えっ? えっ?」と訊き返すばかりでした。
ミチシゲさんが言うには、難しい魔法を完成させるのにどうしても必要なんだとか。どういう魔法なのかは説明して貰えませんでしたが、ミチシゲさんのお役に立てるのは嬉しいので「はい、いいです」と答えました。
その時はちょっと顔が赤くなっていたかも知れません。だってミチシゲさんにミズキのおしっこを見られるなんて恥ずかしいじゃないですか。
まあそれでも、ミズキはてっきりガラスの瓶かなんかを渡されるんだと思っていました。ところが話を聞くとミチシゲさんが直接採らくちゃいけないらしいのです。
「そんな破廉恥なぁっ」
ミズキは顔を真っ赤にしてお断りしました。ミズキは断じてそういうのじゃありません。
でもミチシゲさんはそれはもう熱心に説得なさるのです。ミズキの腕をすりすりしながら、キスされるんじゃないかというくらい顔を近付けて、その魔法の重要性を熱心に説かれるのです。
魔法自体については何の説明も無しにです。人を馬鹿にした話しじゃないですか。
勿論ミズキは納得なんてしませんでした。何の魔法か尋ねました。
ミチシゲさんはそれを教えることは出来ないと仰いましたが、ミズキは折れませんでした。
するとミチシゲさんは後ろに下がるとその場で土下座をなさったのです!
大魔導士にあるまじき行いにミズキはびっくりすると同時に、たいへん申し訳ない気持ちになりました。
それで半泣きになりながら「やめてくださいミチシゲさん、ミズキが我慢しますから」と口走ってしまいました。
2014/06/15 温泉スレに投稿
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