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もしも牧野まりあんLOVEりんがブレードランナーだったら
10
:
名無し募集中。。。
:2018/03/19(月) 10:11:39
疲労困憊していた真莉愛は夜明け前に家に戻ると、10時まで眠った。
目を覚ました真莉愛はキッチンで大きな錫のゴブレットに琥珀色の液体を注いだ。
喉が渇いていたのでごくごくと飲む。滑らかな液体が喉元を過ぎるとき、わずかにひりついた。
手鏡を取り出して、そこに映る自分の顔を見つめる。
殴られたせいで皮膚が裂けていた。
服を脱ぎ捨てて浴室に入る。頭上にある蛇口をひねると熱い湯が流れ落ちてきた。
髪と身体を2度洗った。擦りむけている首や手首に石鹸がしみる。
なかなか落ちないしつこい汚れをこすり続けて、それが痣だとようやく気づいた。
裸のまま診療セットを取りに行き、アルコールで腕を消毒する。
浅い傷は問題ないが、肘の傷は深い。処置をして閉じる必要があった。
ぴかぴかと光る医療器具とゼリーのようなものが入った瓶をトレイにのせる。
それは深い裂傷を治療するためのものだった。
糊のように傷を閉じることができる。
そのうえ縫合のように糸を抜かなくても傷が治れば身体に吸収されてしまう便利な方法だ。
真莉愛は瓶からゼリーを取り出して指で肘の傷に塗布した。
器具で皮膚をつまんで傷口をしっかり合わせる。
息を吹きかけ乾いたことを確認すると包帯をつけた。
簡易ベッド、肘かけのない小型ベンチ、その脇に照明つきの小さなテーブルがある。
シンプルな部屋だが、モノトーンで統一されたセンスのよさを感じさせた。
真莉愛は分厚いショーツだけの姿でマッサージとストレッチをする。
テーブルの上のラップトップが赤と青に明滅し、メッセージが届いた。
真莉愛は資料を読みながらボウルにさまざまな食材を入れてかき混ぜた。
五目焼きそばのようなランチをスプーンで食べながら真莉愛は窓の外の曇り空を眺めた。
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