小説のびしろ他

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137：かたるパフェ：2020/09/14(月) 14:32:51: あの子を抱きしめたい６９

文乃は地元のアイドルユニットの友人とラインをした。
文乃「今になり太田の気持ちが分かる・・・」。

桃奈は自宅に戻り即刻でその厚いメイクを落としCDプレーヤーからルグランジャズを流しモンキーバナナを頬張る🍌。
桃奈はリズミカルなサックス主体のジャズよりピアノ主体のしっとりしたジャズが好きだった。
夜の静粛感にピアノ系ジャズは似合う。
かといってアビエント系音楽やヒーリング系音楽みたく観念の深層に入り込むことは無い丁度良い音楽なのだ。
アビエント系やヒーリング系と違い周りの風景と雰囲気即ち外観にマッチしそれ以上に引き込まれない。
ルグランジャズの次はビルエバンスを聴いた。
そのとき「かさはらさんっ」とエコーがかった声がした。
しかし桃奈は無視した。

ピアノ系ジャズから端を発しやめときゃ良いのにドビュッシー系のピアノ音楽を次に聴きはじめる桃奈。
ドビュッシーは空気が神秘的になる。
桃奈の耳にはまた「かさはらさんさんさんさんさんさんっ」と囁く声がした。
ドビュッシーの音の時に声が聞こえると恐怖感をます。
桃奈は「やだーやだー」と怯えた。
そのとき桃奈のお腹はゴロゴロゴロゴロと鳴り出した。
桃奈「お腹が痛い・・・」
桃奈は腹痛を覚えた。
ゴロゴロゴロゴロと言う桃奈のお腹と同時にお腹からも「かさはらさんさんさんさんっおおたおおたおおたおおたですっですっですっゴロゴロゴロゴロ」と聞こえてくる。
桃奈「やだーお腹からも声が聞こえてくる」。
ドビュッシーの音楽と声とお腹の音が重なり奇妙な雰囲気だ。
桃奈は慌ててトイレに駆け込むとトイレの便器からも「おおたおおたおおたおおたですっですっですっですっ」とエコーやこだま状態で聞こえてくる。
桃奈「やだーやだーやだーやだー・・・・」。

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