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もしもだーさくこと石田亜佑美と小田さくらが賞金稼ぎコンビだったら
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:
名無し募集中。。。
:2018/02/24(土) 10:51:34
ライトを光らせながら交差点を回りこんできたパトロールカーが急ブレーキをかけ停止した。
助手席のドアが開き、見るからに激怒している警官が降りてくる。
「どういうことだ、これは!?」警官が詰め寄ってきて太い指で真莉愛と楓を指差した。
「そのふたりを逮捕しろ!ついさっき、そいつらのクルーザーの後部で半死半生の男が発見された」
警官がなおも怒鳴る。
「そのふたり組は、オールド・ケセンヌマのありとあらゆるゴロツキの根城を襲ってカネを強奪したやつらだぞ!」
莉佳子が真莉愛と楓を見やる。
「なんの話をしてるの?」
「クルーザーにいたのは重要な情報屋のひとりですよ」楓は言った。
「極秘の任務をぶち壊しにする気ですか!?」
警官が眉をひそめて不信感をあらわにする。
「なんの話だ?」声が裏返り、金切り声のようになった。「おまえらは何者なんだ!?」
莉佳子がふたりをわきへ連れていき、他の者に話が聞こえないところへ遠ざかった。
「かえでぃー…まりあ…。ほんとうに秘密任務に従事してるの?それとも強盗してまわってるのか、どっち?」
殺気立つにらみ合いになる。
「オールド・センダイ署に話の真偽を確認しなきゃならない」莉佳子が言う。
「これ以上死者を出さないうちに」
1分後、真莉愛と楓は装甲されたパトロールカーの後部シートに乗せられ、ドアがバシッと閉じられた。
「いまだかつて聞いたことのない、よくできた大ぼら吹いたね」真莉愛が言う。
「あとちょっとで成功だった――あとちょっとでね」ため息を吐いた。
楓はブーツを履いた両脚を助手席の背もたれに乗せて組んだ。
「まあ、まだ手錠はかけられてないから、機会が訪れたらすぐに動こう」
楓は続けた。「脱走するには何人か倒さなきゃならないけど」
真莉愛が忍び笑いを漏らす。
「“秘密任務”…“作戦行動”…大ぼらもいいところだね」
楓もつられて笑った。「他に言いようがないでしょ?」
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