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お芋さんから始まる小説スレ

9第4話 英会話が出来る娘。 (後編):2015/11/13(金) 20:11:12
英語を巧みに操る少女にはーちんが声を掛ける

尾形「ありがとう♪助かったで!大した礼は出来へんけど名前聞かせてんか?」
野中「美希!野中美希!でもチェルって呼んで♪」
尾形「チェルありがとうさんやで!今なんか礼をしたいんやが…」
野中「いいの♪わたし達また出逢える気がするから…」
尾形「さよか…でもこの恩は必ず返すさかいウチに出来そうな事あったら言うてな♪」
野中「うん♪その内ね…」
尾形「申し遅れたけどウチの名前は…」
野中「尾形春水!通り名ははーちんでしょ♪わたしもはーちんって読んでいいかな?」
尾形「う、うん…そういえばチェル朝からウチの事見てはったよね?
もしかしてウチになんか用があるんか?」
野中「うん!あるんだけどそれはまたいつか…」
尾形「ならええけど…
それにしてもチェル英語上手いな!」
野中「わたしが小さい頃親の仕事の関係でアメリカに行ってて覚えて戦争が始まる前に戻ってきたの」
尾形「そうなんや!アメリカに仕事で行くなんて立派な親御さんなんやな♪」
野中「お父さんもお母さんも空襲で亡くなったけどね…」
尾形「ゴ、ゴメン…」
野中「いいの!別にはーちんが悪い訳じゃないし戦争で親を亡くしたのはわたしだけじゃないし…」
尾形「ウチの両親も大阪の空襲で…」
野中「戦争ってやだね…
あっ…わたしそろそろ仕事に出掛けなきゃ!」
尾形「こんな時間からか…気を付けてな!」
野中「じゃあまたね♪」
尾形「ほなまたな♪」

沈んでゆく夕陽へ向かって駆けていくチェルを見送るはーちんであった


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