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お芋さんから始まる小説スレ

3第1話 靴磨きの少女:2015/11/10(火) 18:53:49
翌朝妹のあかねちんを食べさせる為に駅前に靴磨きの仕事に向かうはーちん…

尾形「ウチは負けへんで!貧乏なんかに絶対負けへんで!!」

はーちんの靴磨きの評判は良く年末の寒い朝の通勤時間にも訪れる客は後を断たない
お馴染みさんの靴磨きをするはーちんの前で仁王立ちするだーいし

石田「随分と繁盛してるじゃねえか…」
尾形「だからなんなん?」
石田「あんまり舐めた口聞くなよ
『女衒のだーいし』と言えばこの辺じゃ泣く子も黙るちょっとした顔なんだぜ!」

石田を睨み付けるはーちん

尾形「そんなん知ったことかい!!邪魔やから消えたらんかい!」

はーちんの怒声でギャラリーが集まる

工藤「おい!あんまり駅前で騒ぎになるのは不味いよ!行こうぜ!」
石田「解った!おい尾形!また来るからな!」

去っていくだーいしとどぅ〜を見つめながら白いため息をつくはーちん

(ちっくしょう!大人達の通勤時間に靴磨きしてその後闇市の店番して1日中働いても食うのがやっとの稼ぎや
ましてやあかねちんと2人だとまともな食い物なんて食えへん…お芋さん食うのがやっとや
雨の降った日にゃ靴磨きのお客はんほとんどおらへんから目も当てられへん
でもどんなにええ銭になってもあんな奴のいいなりでパン助やってゴミの様に扱われるんはゴメンや!
ちぇっ…今の騒ぎで人が途切れてもうた
しょうがない店番に行くか)

靴磨きの道具を片付け闇市へと足を向けるはーちんであった


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