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お芋さんから始まる小説スレ
28
:
第23話 お泊まりする娘。 (前編)
:2015/12/11(金) 02:51:47
3人は夕飯を買いに闇市へと向かいそこで闇汁(とにかく色々な具材をぶち込んだ汁物)と握り飯と焼き鳥を買った
羽賀「こんなにいっぱい食べ物があるなんてお大尽だね!」
尾形「ホンマやな!」
野中「前から思ってんだけど闇汁って大丈夫?
食べた事無いんだけど…」
尾形「安っすいのはヤバいもん入れとる事多いけど今日買ったんはちょっと高う付いたけど大丈夫やw♪
前にあの店手伝うておいちゃんに少し食べさして貰ろうたらめっちゃ美味かったで♪」
野中「それは楽しみね♪」
羽賀「あかねも食べた事無いから楽しみ♪」
3人はまるでパーティーでも開く様なウキウキな気分で我が家に着いた
尾形「さぁ着いたで♪ここがおんぼろやけどあったかい我が家や!」
野中「このご時世屋根と寝る所があれば立派よ♪」
羽賀「いやいやあったかくないし寧ろすきま風だらけで寒いし…
屋根だって壊れてるから雨風凌ぎ切れてないよ!」
尾形「あかねちんそれは言わない約束よ!」
羽賀「www」
尾形「お約束はこんくらいにして中入ってや♪」
野中「お邪魔しま〜す♪
手土産とか用意してないけどよかったらこれ…」
チェルはカバンの中からチョコを取り出した
羽賀「あっチヨコレイトだ!!
あかね最近全然食べてないや…チェルちゃんありがとう♪」
尾形「そう言えば最近あんまり進駐軍の奴等配ってへんなぁ…」
野中「米兵達女の人襲ったりカタギの人に無茶したりヤクザに物資横流ししたりで色々問題起こしてるから控えてるらしいよ」
あかねちんが畳も床板も無い部屋の真ん中の地面で火を起こしその中にお芋さんを入れた…
そして3人はその周りにござを敷き腰を下ろした…
羽賀「あかねお芋焼くの上手なんだよ♪
ねっはーちん!」
尾形「せやで!あかねちんの焼くお芋さんは日本一や♪」
野中「お芋さんは良いよね!
焼いても炊いても吹かしても揚げても何でもイケて冷めても大丈夫!
それとなんといっても腹持ちが良い!」
尾形「それな!」
羽賀「だけどお芋さん食べるとおなら出るよねw」
尾形「それがちょっとたまに傷や♪
ウチらレディやからおならプーは恥ずかしいねんなw」
野中「なんかこういうの楽しい…一家団欒って感じ!
家族とか友達って良いね!」
尾形「うんええもんやで!ホンマにええもんや…」
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