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お芋さんから始まる小説スレ

20第15話 モノマネをする娘。 (前編):2015/11/26(木) 21:56:32
はーちん&あかねちんの我が家から上野動物園迄は歩いて15分程の距離だ
あかねちん初めての動物園に少し興奮気味で早足になっていた

尾形「そないに慌てんでも動物達は逃げへんでw!」
羽賀「そうかな…でも急に具合が悪くなったり死んじゃったりとかあるかも…」
尾形「縁起でもない事言うたらアカン!大丈夫や!
動物達は人間よりよっぽど丈夫に出来とるさかいに簡単に死んだりせぇへん!
あんまり慌ててあかねちんが転んで具合悪うなったりしたらかなわんでぇ
だからほら!」

はーちんが手を差しだしあかねちんが握り手を繋いで歩いた

尾形「あかねちんはどの動物がお目当てや?」
羽賀「やっぱりインディラさんだよ♪」
尾形「ゾウさんか…ウチもどれ位でかいんか興味あるわ!
インディラが来てもう1年か…
戦争終わって5年も経っとるんやな…」

そんな他愛もない話をしていると動物園に着いた
無料開放しているとはいえ平日の午前中なので客は疎らだ

尾形「あかねちん何から見る?」
羽賀「ライオンから♪」
尾形「ゾウからやないんや!あかねちんは好きなモノは最後に残しとく性格やな♪」

2人は案内図に従いライオンの檻に向かう

羽賀「ライオン結構でっかいね…
こんなのに襲われたらひとたまりもないよね!!」
尾形「大丈夫や大丈夫で!鉄の檻に囲われてるんやから襲ってこん!
所詮獣や!人間様には敵わへんのや♪」

はーちん檻に近付きアカンベーやお尻ペンペンのポーズを取りライオンを挑発した
するとライオン君がマジギレしてはーちんに向かって突進し檻に激突
すざましい衝撃音と共にライオンの咆哮が園内に鳴り響く
はーちん完全にビビって悲鳴を上げその場でへたり込む…そして一言

尾形「なっ余裕やろ♪」
羽賀「はーちん『キャ〜〜!!』言うて腰抜かしてビックリしてますやん…」
尾形「ちょっとヘタな大阪弁使わんといて!」

園内放送「(ピンポンパンポ〜ン♪)お客様に申し上げます!
園内の動物に対する挑発行為はくれぐれもご遠慮下さい!
お客様の挑発行為によりお客様ご自身に被害があった場合一切保障いたしかねます!!」

思わず顔を見合せ爆笑する2人

尾形「次いってみよう♪」

偶然通り掛かったいかりや長介が2人の一連の流れを見ていてはーちんのこの「次いってみよう♪」というフレーズは使えると思い『全員集合』で使用したのはそれから数十年の後である(適当)


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