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お芋さんから始まる小説スレ

15第10話 令嬢な娘。 (後編):2015/11/20(金) 19:50:13
結局はーちんはフクちゃんを排除する手立ては無かった
ほぼ売り上げの無いまま夕暮れ時になりおやっさんがやって来た…
あり得ない商品の売れ残りっぷりを見て一瞬戸惑うおやっさん
そして少し間を置き鋭い怒声が鳴り響く

親父「おいはーちんてめえこの野郎こりゃどういう事だッ!!」
尾形「す、す、すんません…」
親父「すんませんじゃねぇよバカ野郎!どういう事だって聞いてんだ!この野郎!!」

はーちんはおやっさんの余りの迫力にビビりながらもフクちゃんを指差しながら…

尾形「あ、あ、あ、あい、アイツが…」

おやっさんはゆっくりとフクちゃんに歩み寄る
フクちゃんを守ろうとりほりほが前に出ようとするがそれを諌めおやっさんと向かい合うフクちゃん

親父「おいお嬢ちゃん随分と垢抜けた格好だけどなんの用だい?
買い物に来たってんじゃねえだろ?」
譜久村「えぇ…ここにわたくしが欲しい品物はございませんわ!
そちらにいる尾形春水さん…はーちんにご用件がございますの」
親父「だからそのご用件とやらがなんだっての!舐めてんのか?」

思わず声を荒らげるおやっさん

譜久村「まぁそう興奮せずに落ち着きなさってご主人♪
あなたのご不満はお店の売り上げがいつもより少ない事ですね?
それでしたらわたくしがその分を補填してお支払いしますわ♪
それでよろしいかしら?」

少し考え込むおやっさん…

親父「まぁいいだろう…それで手を打ってやる」
尾形「それでしたらウチは明日も来てよろしいんでっしゃろか?」
親父「あぁ…いいだろう!だがはーちん!今日は水に流してやるが次はねぇぞ!
お前は売り上げがいいから雇われていて売り上げが少ねぇなら用無しって事を忘れるな!」
尾形「はい…」

フクちゃんが補填分の金をおやっさんに支払う

その間売れ残りの商品をおやっさんのトラックを積み込むはーちん
そこへ…

羽賀「ちょっと遅いから迎えに来たよはーちん♪」


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