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お芋さんから始まる小説スレ

13第8話 令嬢な娘。 (前編):2015/11/17(火) 18:54:30
次の朝靴磨きの仕事を終え闇市の店番へと向かうはーちん

(おやっさん怒っとるかもな〜…
昨日手入れがあったんはもう知っとるやろうしリンゴはパクったけど後は全部MPに没収されてまったからな〜
下手したらクビや…いや恐らくクビやなどないしよ…)

いつもの場所に行くと親父がいつもの様に品物を並べていた

尾形「おやっさんおはようさんです!昨日は…」
親父「見張りの奴から成り行きは聞いてる!いいから早く品物並べるの手伝え!」
尾形「はい!(ついとる♪クビは無さそうや!)」

店を開ける支度を整え帰ろうとする親父に改めて高価な品物を持って逃げられなかった事を詫びるはーちん

親父「バカ野郎!てめえなんぞに始めから期待してねえよ!
詫びる気持ちがあるならもっと売り上げ良くする方法でも考えろ!
じゃあ後頼んだぞ!」
尾形「はい!お疲れさんです!」

親父を見送ると店の前に如何にもお嬢様然とした少女が立っていた

尾形「なんやあんた…こんな所に買い物来る様な奴でも無いやろ!退いてんか?」
譜久村「わたしは譜久村聖!フクちゃんって呼んで♪」
尾形「ウチはそんな事訊いとらん!邪魔やから退いてくれ言うとんのや!!」
譜久村「まぁそんな事言わずに…
わたくしはあなたに用があるからここに来たの!聞いてよ♪」
尾形「喧しわい!ウチはあんたみたいなどっかの令嬢みたいなの相手にしてる暇無いんや!早よう去ねや!」
譜久村「だからあなたに良い話を持って来たの!
絶対悪い様にはしないからお願いよ!わたしの話を聞いてって!」

尾形(この女『絶対悪い様にはしないから』言うたな!
ウチが大阪出る時もツレだった奴にそう言われて騙されたんや!
信用出来る訳あらへん!絶対口聞いたらん!)

はーちんは店の奥の方に引っ込んで頑として口を聞かない姿勢を見せた


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