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お芋さんから始まる小説スレ
12
:
第7話 道端で歌っていた娘。 (後編)
:2015/11/16(月) 20:21:42
【はーちんの回想】
ウチは大阪の空襲で両親亡くして同じ様な孤児達とつるんでかっぱらいやらかつあげやら一杯悪さしとった
ほんで戦争が終わって暫くして仲間に儲け話があるからと誘われてなけなしの銭払ろうて東京へ来たら騙されてもうた…
なんなやけくそになってもうて「もうなんもかんもどうでもええわ!死んだろか!」と思うて死に場所探してぶらついとった時にあかねちんが道端で歌っとたんや…『東京キッド』を
別にひばりより上手いとかいう訳や無いんやけどなんやよう解らんのやけど涙が止まらへんかった!
次の日もその次の日もその場所に行くとあかねちんは歌っとった
後で聞くとあかねちんはあちこちの道端で歌を歌ってそれを見た人に食べ物や小銭やらを貰うてなんとか食い繋いどったらしい
あかねちんに魅了されてなんとなしにその場所に通って何日かした時にヤー公が歌っているあかねちんにいちゃもん付けてきた
これはアカンと思って咄嗟に声が出た
「お巡りや!お巡りが来たで〜!!」
ヤー公は辺りを見回し一瞬怪訝に思いながらもその場を立ち去った
そしたらあかねちんがウチに声を掛けてきた…
「助けてくれてありがとう♪わたしあかねちん!あなたのお名前は?」
「ウチは尾形春水!はーちんでええよ♪」
「はーちん!お友達になろう♪」
笑顔で話掛けてきたあかねちんを見た時運命を感じたんや!ウチがあかねちんを守っていくんや!!って…
これからもどんな事があってもずっとあかねちんはウチが絶対守ってみせたる!と心に誓い眠りに着くはーちんであった…
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