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お芋さんから始まる小説スレ

10第5話 道端で歌っていた娘。 (前編):2015/11/14(土) 21:04:58
長い1日が終わり帰途に着くはーちん!2人の我が家は屋根もぼろぼろで畳も無いあばら家だ
家に戻るとあかねちんがお芋さんを焼きながら待っていた

羽賀「はーちんお帰り♪」
尾形「ただいまあかねちん♪」
羽賀「お芋さんもうすぐ焼けるからちょっと待ってね」
尾形「うん!ありがとさんやで♪」

はーちんはあかねちんがお芋さんを焼いてる間に今日起きた事をあかねちんに話し始めた
女衒のだーいしの事、MPの手入れにあった事、チェルに助けてもらった事…
お芋さんが焼けて食べている間も話は続きあかねちんは黙って聞いていた
はーちんが話を終えるとあかねちんは思い詰めた様に口を開いた

羽賀「はーちん!やっぱりわたしも働くよ!はーちんばっかりにそんな危ない仕事させられないよ!」
尾形「アカン!それはアカン!危ないからこそあかねちんにはさせられへんのや!」
羽賀「でも…」
尾形「でももヘチマもあらへん!
ウチは今あかねちんだけが生き甲斐なんや!
身寄りもおらんとこないな世の中で生きてく中であかねちんだけが光なんや!」
羽賀「そう言ってくれるのはわたしも嬉しいけど…」
尾形「ウチは大阪おった時からこんなん馴れとる!危ない目にもぎょうさん遭うとるしどうすればええか心得とる!!
でもあかねちんは…なっ!解ってんか!」
羽賀「うん…」
尾形「ほなこの話は終わりや!
あっ!せや!ウチ手入れの後どさくさ紛れにリンゴパクっとったんや!
一緒に食べよ♪1人1つあるで!」
羽賀「凄いよはーちん!」
尾形「いや凄いんはチェルや!
チェルがおらんかったら厄介な事になっとったわ…
なんもお礼出来んかったからいつかチェルをこの家に招待したいんや!
こないなあばら家やけどお礼したいんや!」
羽賀「わたしもチェルちゃんに逢いたいな…紹介してね♪」
尾形「勿論や…さっリンゴさん食べよか!」
羽賀「うん♪」

リンゴにむしゃぶりつく2人…
(中編へ続く)


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