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小説 タイムパラドックス娘。

3かたるパフェ:2015/06/19(金) 03:10:28
タイムパラドックス娘。



年配の女性とわかれたあかねは
「あのお婆さんは痴呆が出てるのかなぁ?でも喋り方はちゃんとしてたし・・・」と不思議に思った。
少しばかり休もうとベンチに座ると 中年のいかにも冴えない男性があかねに声をかけてきた。
「コラッ 斎藤!!まーたこんなとこでだらけておって社会のテスト0点は親に言うからなっ!!だらけてばかりやから0点とるんじゃろうが!!!」とあかねに向かい怒鳴った。
あかねはその中年男性の怒鳴り声に人生最大級に驚いた。
中年男性は眼鏡をかけていて 眼鏡の中からあかねを見詰めた。
あかね「だ・・誰ですか???」
中年男性「惚けんな!!斎藤!!〇〇中学の社会科の長谷川を知らんのかぁ??ゴラっ!!先週も学校ずっと休みやがって こんなとこで喫煙でもしとるんじゃろう?」
眼鏡の下からあかねをずっと見詰める長谷川は
「あっ・・これはこれは失礼しました・・人違いでした・・似た教え子がいまして 汗」と言って勘違いに気がついた。
長谷川は広島のある中学の社会科教師であかねを斎藤と名乗る教え子と勘違いしたのだ。
勘違いする程 酷い近眼だった。
あかね「あのぅ 誠に申し訳ございませんが 社会科の教師ですよねぇ?あのぅ社会科の歴史の教科書を御持ちですか?」
長谷川「はぁ 持ちょるがぁ何か?」
あかね「それを見せてもらえませんか?」
長谷川は分かったとばかりに鞄から山川出版の教科書をあかねに見せた。
あかねは必死な形相で教科書を捲った。
長谷川「あんたはうちのクラスの超バカ斎藤と違い勉強熱心じゃね!修道中学か?広島学院中学じゃろ?教科書の見方が違う」
あかねは長谷川の声が耳に入っていない。
教科書を捲り1600年徳川家康関ヶ原で討ち死にの文字を目にするあかね。
あかね「や・・やはり・・・」
あかねは更に教科書を捲った。
豊臣秀正三代目関白と真田幸信大老云々かんぬん


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